真昼の月

創作?現実? ちょっとHな虚実不明のお話です。
女の子の本音・・・覗いてみませんか?

Heaven's Gate 予告編

2005-11-19 01:30:18 | オリジナル小説
天国へと続く門には2つの岐路があるという。
一方はそのまま天国へ、もう一方は地獄へと続く道。

だが、誰に分かるのだろう? どちらが天国でどちらか地獄か。
”楽園”という言葉がある。 楽しくて浮かれ暮らせる場所が天国なのだろうか?
美しい景色、柔らかな音曲、穏やかな気候、心優しい人々、そんな人達に囲まれて、神の恩恵を受けながら暮らす事が天国なのだろうか?
僕には分からない。

もし、あの時彼女が「一緒に堕ちてくれ」と言ったなら、いや、言わなかったとしても、僕は彼女と共に堕ちていく事をこそ望んでいた。
もしもそれが地獄だというのなら、地獄とはなんと甘美で、なんと狂おしく、そして至高の喜びを与えてくれる場所なのだろうか。

確かに彼女は天使だった。 そして他の者達は彼女を悪魔だと言う。
悪魔も元は天使だった事を忘れていないかい?
誰もが、彼女本人さえも彼女を「悪魔」と呼ぶのなら、僕は彼女を「堕天使」と呼ぼう。
地上を愚かに這い回る僕のために、天界から堕ちてくれたのだと思えば、その邪悪ささせも限りなくいとおしい。

Heaven's Gate・・・いつかはくぐる場所なのだろうか? それとももう通ってしまった場所なのだろうか?
だが僕は、未だにどちらへの選択もしてはいない。
愚かに揺れる魂を抱えながら、まだ僕は地上を彷徨い続けている。。。

2 コメント

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いいですね。。。 (Westie)
2005-11-19 01:52:00
こんばんは。(^^)



新作ですか?



雰囲気のある文章ですね。

たのしみです。(^^)

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お楽しみにぃ♪ (yurika)
2005-11-19 20:14:14
こんばんはー、Westieさん(^^)



新作、やっと始動の予感です(^^;

ボチボチ書いていきますので、宜しくお願いしますm(__)m
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