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西やん中洲にいます。

西やん67歳、ameba blogに引越しました。

何もない日513 【止まらない。ブーメラン。】

2025-04-12 19:45:27 | 何もない日
こんばんは。

博多は数時間前から雨です。
この雨が徐々に東に進んでいくと思うのですが、天気の急変にはお気をつけ下さい。

【止まらない】
昨日、『国債』について書きましたが。
今日の「JIJI.COM(時事通史者)」のニュースより
『「米国売り」止まらず 相互関税停止でも 国債・ドル離れ進む』

トランプが9日に発行されたばかりの「相互関税」の内、「全ての国に10%」という部分と、「中国に対する追加関税」を除いた大部分を「90日間停止」しました。

その要因として、「株式」(株安)、「為替」(ドル安)、「国債」(金利上昇)があり、特に、「国債」の価格低下による長期金利の急騰があって、このまま収束しなければ「米国債の地位が揺らぐ」事態になる状況を招いたからですが。

ロイター通信によると、10年債利回りの週間の上昇幅は2001年以来24年振りの大きさであり、30年債も上がり方が激しく、1987年以来38年振りの上げ幅を記録したとのことです。

つまり、「相互関税」の措置を「90日間停止」と発表しても、一向に市場は改善していない状況とのこと。

中国は、報復関税を125%まで引き上げ、「アメリカが更に報復しても、もう付き合わない」と相手にしないとしていますが、この「アメリカ国債の安値」は、「中国が欧州に多額の国債を保有しており」、「直近の(米国債の)売りは主に欧州由来だと分析されている」とのこと。『米国債の売り』で対抗しているのかも知れません。また、(影響ははかり知れませんが)中国政府は「アメリカ映画」の取り扱いを徐々に減らし、他国の映画にするとも発表しています。じわりじわりと反撃しているのでしょうね。

さて、トランプはどうするのでしょうか。
見る限りは、中国の方が「大人の対応」というか「冷静な対応」に見えます。

【ブーメラン】
今日の「読売新聞オンライン」のニュースで。
『DOGE率いるマスク氏、強引な手法がブーメランに…宇宙関連予算の削減検討がスペースX直撃懸念「困ったものだ」』

トランプ政権に参画し、「政府効率化省(DOGE)」を率いて、連邦政府職員の強硬な削減(解雇)や、政府組織の解体、効率化(弱体化)を進めているイーロン・マスクですが。

ドイツやイタリヤで「極右政党支持」を打ち出し、集会にメッセージを送ったことなどからヨーロッパで「テスラの不買運動」や、「テスラ離れ」を引き起こし、テスラ車の販売台数が急落しています。

アメリカ国内でも、DEGEでの強硬な削減手法や発言に対する反発から「テスラ車不買運動」などにより販売台数を落としています。

鳴り物入りの「サイバートラック」はさっぱり売れず。
「テスラ車」といえぞも、海外から部品を調達し、その部品に関税を掛けられている訳で、「テルラは自動車メーカではなく、組み立てや」だと言った政権の上級顧問に対して「バカだ」といら立ちを見せています。

そして、イーロン・マスクのもうひとつの柱となる企業である「スペースX」に関連して、マスクが「困ったものだ」とXでつぶやいたとのこと。

報道では、「政府効率化」の一環として、NASAが管轄する宇宙科学・探査衛星の26年度予算案は、約39億ドル(約5600億円)で、前年度から半減するみとおしであるということです。

マスクの「スペースX社」は、NASAからの「ファルコン9ロケット」による打ち上げを受注して成り立っている関係で、NASAの予算削減は、「スペースX」事業の先細りを意味しているとのこと。経営を直撃することが懸念されているとのことです。

マスクは「残念ながらスペースXは主要な請負事業者なので、NASAの予算の議論には参加できない」と悔しさをにじませたとのこと。
つまり、『強烈なブーメラン』が返ってきた状況。

マスクは、トランプ政権に関わったことなどで、テスラの経営にも悪い影響を出し、自身が行っている「政府効率化」の一環で、「スペースX」事業にも黄色ランプが点灯してきてしまったということ。

残念。ですね。

さて、本当にアメリカはどうなるのでしょう。
友好国、同盟国に対してまで「強気」に「非難したり」、「誹謗中傷」したり、「高関税」をかけたりして、これまで築かれてきた『仲間』(友好関係)をずたずたにしてしまった、ここ数か月ですが。

アメリカは「信頼するに当たらない」と、すでに見放されています。
トランプ政権のおかげで、各国やEU、各企業は、「アメリカなしでも成り立つ」方法を本気で模索する方向に動き始めました。
少なくとも4年間、トランプのアメリカと付き合わないといけないと思ったら、アメリカ以外に活路を見出し、アメリカの動きに惑わされずにするのが得策です。

そう思わせてしまった、ここ数か月。
アメリカ国民は、選挙でトランプを選んだ人は、今、どう思っているのでしょうね。

元に戻すのは大変ですよ。

では、また。


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