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西やん66歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1263 【オーバーツーリズム】

2024-06-24 21:57:44 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今日は、帰りも雨には降られませんでした。
今日は落ち着いて仕事ができた方だとは思いますが、Aさんが質問にこられたり、K部長が私が担当しているやっかいなシステムの解析資料の進捗を聞きにこられたりはありありました。
基本、今日も含め当面定時には帰れるかな、と思っています。

【オーバーツーリズム】
今ちょうど、NHKの『ニュースウォッチ9』で、日本人と外国人での価格設定を変える『二重価格』についての話題が出ていました。

『二重価格』を導入することにはいろいろ理由はあると思いますが、外国人観光客向けに英語などを話せるスタッフを雇用したり、日本人に対応するのとは違い『手間』がかかることがあげられます。

事例で出ていた日本料理店では、一番安いコース料理は日本人のみ注文でき、外国人については数割高い価格設定のコース料理としているとのことでした。
その理由の中で、外国人は「コース料理」ではあるものの個別の要望を出されるとのこと。宗教的な理由や、ベジタリアンなどの趣向によるものかも知れません。日本人にその様な理由があれば、おそらく来ないでしょうね。

そういう意味では、『二重価格』も致し方ないと思います。
番組で30人の外国人に『二重価格』について聞いたところ、半数が「賛成」し、半数が「反対」でした。

姫路城でも、入場料を、外国人は日本人の4倍でしたか、それくらいの価格設定を検討しているとのニュースがあったと思います。

『オーバーツーリズム』の問題はいろいろありますが。
一つが、ホテル、旅館などの宿泊料の高騰です。
来日観光客が増えると、宿泊するホテルや旅館の需要が増え、おのずと宿泊料が高騰します。
そうなると、出張などビジネルで訪れる人が、これまで宿泊できた金額で宿泊できなくなったり、場合によっては空きがなかったりということが考えられます。受験シーズンなども大変でしょう。早くから予約しておかないと受験で泊まれないなどということも考えられます。

何年か前に、九州大学の入試の日程と、コンサートが2つ重なり、受験生の宿泊先の確保ができないという事態が起こったことがありました。
企業だったか、宿泊できる施設を提供したりしてカバーしていたと思いますが。
福岡でもそうですが、大小多くのホテルの建設が行われています。
それでも不足する時期があるのだと思います。

今月19日に、『F1  スペイングランプリ』が開催されたそうですが、その際に、地元の500人くらいが『観光客は帰れ』とデモをしたとのことです。
観光客が増加することで、住民の生活が侵害される事態になっているのでしょう。

別の記事では、今週末に決勝レースを迎える『F1  オーストリアグランプリ』の開催地近辺のホテル宿泊代が『暴騰』しているとのことで、周辺の普通のホテルが「1泊50万円超え」だそうです。
そのレースには、ファンが30万人ほど訪れることと、関連イベントも盛況だからだそうですが、ちょっと行きすぎの様な。

別のニュースでは、スペイン・バルセロナの市長が、バルセロナの2028年までに、観光客向けの短期賃貸アパート約1万戸の認可を取り消し、市民の賃貸物件として市場に流通させると発表したとのことです。
短期の観光客向けアパートとして賃貸にした方が収入が増えるということで、増加し、その反動で一般市民が賃貸や住宅購入をする時の価格が高騰し、住まいを借りたり、購入したりできなくなっている住民も出てきているとのこと。
ただ、地元の観光アパート協会は反対しているとのことですが。

観光が盛んになり、来訪者が増えるのは、商売の面ではいい訳ですが、観光と関係のない住民にまで影響が出てくると、それは問題になります。
『二重価格』で、入場を抑制するのも一つの手でしょう。

今日は、1ドル160円台に近づいたようで、円安が継続しています。
これは、外国からの観光客誘致ではいい訳ですが、増えれば、それに対する対応が必要となり、そこにはコストがかかります。なので、値上げされます。
円安は、資源を外国に依存している日本では、エネルギー価格の高騰につながり、それは、いろいろな製品、商品の製造・輸送原価にも影響するため、値上げが続いています。

日銀も、そろそろ「利上げ」を実際に行わないと、「円安」はおさまらない気がします。「利上げ」もいろいろ影響はありますが、あまりにもアメリカなどと「利率の差」がありすぎます。多少は是正しないと。

いろんな問題、からんでいますね。

では、また。



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