夢子のひぐらし日記

心にとまったシーン、季節の花々や風景などデジカメ写真を交えて綴ります。

(写真の無断転用を禁じます)

アピール宣言

2012年02月19日 | 日記
 
『原発廃炉・暮らしと健康を守る郡山市民の会』アピール宣言

小さなシャベルで砂山をつくる子どもたち、駆け回る子に『危ないよ』と声をかけるお母さん。

そんな当たり前の姿が消えた3月11日。

あの日から、私たちは大きく変わりました。

見えない放射能の恐怖に悩み苦しみながら、安心して暮らせる故郷郡山を、

安心して生産することができる大地を、

何よりも安心して子育てができる故郷を取り戻そうと手をつなぎだしました。

学校、家庭、道路から、そして、農地、山林、川から放射能をなくそう、

子どもたちが元気に遊べる場所をつくりだそう、

健康チェックも食べ物検査も、誰もが、いつでも、どこでもできるようにと力を合わせはじめました。

遅々として進まない対策に怒りをこめて、東京電力と政府にまっとうな責任を果たせと迫る郡山市民の声。

この声がさらに強く大きく広がるように私たちは呼びかけます。

私たちが安心して暮らしていくために求めるのは、

1. 原発の全廃炉と再生可能な新エネルギー開発への転換
2. 国の責任で最終処分場を決め、徹底した速やかな除染
3. 水と食料品の検査をいつでもどこでも依頼できる体制
4. 放射能被害からいのちと健康を守る医療制度の確立
5. 放射能汚染がもたらした全ての被害への賠償

家族が一緒に暮らせ、子どもたちが外で元気に遊びまわる当たり前の幸せを取り戻すために、

生き方も、考え方もちがう私たちが、つどい、学び、共に力を合わせる共同の場、市民の会。

さあ、あなたもご一緒に。

2012年2月19日 『原発廃炉・暮らしと健康を守る郡山市民の会』結成のつどいから

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前福島県知事 佐藤栄佐久氏の基調講演のあと、若いお母さんたちの不安な訴えと願いを聞きました。

全員で、美しい福島に戻ることを願い、文部省唱歌『ふるさと』を歌いました。

あの日から、もうすぐ一年…

きょうも、緊急地震速報が鳴り響き身構えました。



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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの時 (kiki)
2012-02-19 22:52:34
夢子さん、こんばんわ。

あの時までは当たり前であったことがすっかり出来なくなってしまいました。
これはとても悲しいことですね。
わたしもまだあの時を引きずったままです。

『原発廃炉・暮らしと健康を守る郡山市民の会』の結成、頼もしいですね。
なかなか難しい問題ばかりですけど一歩一歩乗り越えていきたいです。

いまさらどうしようもないですが、地震国で神の火は使うべきではなかった。
日本は戦争中あれほどの原子の苦しみを味わったのに。

特に若いお母さんと小さな子供さんには気の毒です。
この現状では避難先があれば一時離れるのがいいと思いますが、生活とかいろいろありますから、すべての方がそう出来ないのが厳しいところです。
一人一人の自覚が力 (空)
2012-02-20 03:51:26
本当に、いろんな講演を聴く度に、講師の方々が必ずと言うほど仰有います、一人一人が声を挙げてそして、諦めずに続けて下さい!と(^_^)v

決して忘れない、諦めない、許さない、粘り強く行きましょう!
僕たちも連帯していきます (やまがっこう)
2012-02-20 06:20:29
夢子さん こんにちわ

今回の原発事故、原子力災害の実態は、全世界の皆さんに知っていただきたいです。

原発立地県で津波被害が起きると、どんなに悲惨な結果をまねくかも含めて。

全原発の廃炉に向けて、訴えて行かなければならないと思いますので、僕も『原発廃炉・暮らしと健康を守る郡山市民の会』の皆さんと連帯したいです!!!

双葉郡という郷土が失われるという、あってはならない事態が現実に起きているのです。

双葉郡の半分以上のエリアには、今後何十年にもわたって住むことも立ち入ることもできないでしょう。

この現実を忘れることなく、二度と過ちを繰り返さないためにも、いろんな形で訴えたいですね。
Unknown (みつばち)
2012-02-20 09:48:11
震災から間もなく一年になろうとしていますね。
アピール宣言、読ませて頂きました。
一年にもなろうとしているのに、遅々として進まない復興。
被災地方々のの不安や不満、怒りの声が政府の耳には現実感を伴って届いていないように思えます。
汚染の心配から福島を離れた人、離れたくとも離れられず心配の尽きない日々を送る方々。
子育て中の若いご夫婦は、成長して、もし病気が出たら子供にどう償えばいいのかと言う声も聞かれます。
償うのは親御さんではないのに。
瓦礫の問題もそうですね。

今朝の朝日新聞に掲載されていた短歌です。
「ランドセル負いたる遺体抱きしめて自衛隊員泥沼の中」
毎週月曜日に短歌が掲載されていますが、震災を詠む短歌が載らない時はありません。
読むたびに涙がこぼれます。
泣くだけでは何も解決しないのですけれど。。。

ほとんど話題にならないのですが、実は栃木も風評被害に悩まされているのですよ。
私の住む市でも政府援助で除染の該当市ですし、出荷停止になる産物も出ています。

子や孫、そのまた次の。。未来永劫安心して暮らせる日本を取り戻すために、忘れない、諦めない、声に出す、そんな事を思いました。
kikiさんへ (夢子)
2012-02-21 23:02:50
 kikiさん、こんばんは。
そう、あの日から生活は一変してしまいましたよね。
平穏で当たり前の生活が奪われてしまったのですから…
核害の街で生きなければならない心理的影響は計り知れません。
地震国・津波国でありながら、原発を甘く見ていた政府や東電…
収束もしていないのに収束宣言をする首相…

市民が立ち上がり、ひとりひとりの声を一つにして解決を迫っていくしかありません。
明るい未来のために諦めず頑張りましょう。
空さんへ (夢子)
2012-02-23 20:01:44
 空さん、こんばんは。
おっしゃる通りです。
決して忘れない、諦めない、許さない。
大切なことですね。
一人一人の力を合わせれば大きな力になります。
正義の大きな力は、願いを叶えるでしょう。

やまがっこうさんへ (夢子)
2012-02-23 21:28:47
 やまがっこうさん、こんばんは。
もうすぐ一年なんですね。
本当に悪夢のようです…
巨大地震だけでも恐怖なのに、津波で命を奪われてしまった人々。
そして、そのあと想像もつかなかった放射能問題に苦しめられることになりました。
苦しみ・怒り・悲しみを乗り越え、脱原発運動とともに健全な暮らしを取り戻す努力をしたいものです。
何十年かかろうと頑張らなければなりませんね。
みつばちさんへ (夢子)
2012-02-28 00:08:36
 みつばちさん、こんばんは。
忙しい一週間が終わりました。
お返事が遅くなりすみません。

>「ランドセル負いたる遺体抱きしめて自衛隊員泥沼の中」

ご紹介頂いた短歌は、涙があふれてしまいますね。
なんと悲しい…なんという惨状でしょうか…

もうすぐ一年。
子育て中の若いお母さんたちの不安・心配はいかばかりでしょうか。
安心できる環境で育てたいと思っても、事情で避難出来ない家庭も多く、悩みは尽きないことと思います。
償いは罪を犯した者の責任なのに…

栃木も風評被害があるのですね。
風評か実害か、判断に悩むところです。
信頼できる検査をしてほしいのに、地元の野菜には何の表示もなく…
山のように並んでいます。
生産者救済のために基準を甘くされては困ります。
基準を超えるなら政府が買い取って賠償すべきでしょう。
地元の野菜に目が行かないのは、内部被ばくを押さえたい消費者の自己防衛なのだと思います。
散々、騙され続けてきたので、信頼できないのは確かです。

日脚も伸びて春の足音が聞こえてきそうです。
またうれしい春がやってきますね♪
夢子さん、こんにちは^^ (tae)
2012-03-04 23:27:44
あれから1年・・・
先日、家を流された従妹からはがきが届き、
石巻の復興事業も少しづつ、具体化されてきてる・・・という内容に、少し、ほっとしました。
原発の問題、
いつも鉛のように胸にどーんと重くのしかかっています。
先日、民間の原発事故調査の結果が公表され、テレビで見てましたが、東電、そして、政府の事故に対しての対応には、唖然とし、怒りがこみあげてきました。

「神様は乗り越えられない試練は与えない」
という言葉をよく聞きます。
でもそれは一人では無理なこと、
皆で、手を携えあわなきゃ試練を乗り越えることはできません。

福島だけでなく日本全国原発事故の危険は
有るのです。

脱原発、そして福島の健全な生活を取り戻すために、お互いに頑張りましょう!!
県民集会に行くつもりです(^^)v (空)
2012-03-09 21:03:18
天気がいまいち心配ですが、開成山球場の県民集会に是非とも参加したいと思っています。たかが数、されど数ですよね(*^_^*)
蟻の気持ちになって「蟻だって獅子を倒せる!」ことを訴えたいから(`ヘ´)