豊かになれる仕事、貧しいままの仕事:久保雅文
1時間で気がつく21世紀の賢い生き方
要約
〇仕事とは、生活の手段に過ぎない
① 一つの時代が壊れていく音は、着実に大きくなっている。
② なぜ、こんな時代に、サラリーマンが、なぜ武装しないのか?
③ 世間では、「趣味を生かした農業をしよう」とか、「理想的な快適環境を手に入れるためには、多少の収入ダウンは我慢しよう」などと、とんでもないことを言っている雑誌の記事や意見が溢れている。
④ しかし、サラリーマンは無知なわけではなく、会社と給料が安泰に見えるうちは危機が迫っている「実感」がまったくないのだろう。
⑤ 給与も雇用も、永遠に続くと錯覚し、会社が傾き始めて、また、今のようにリストラの嵐が吹き荒れて初めて、慌てる人が大半なのだろう。
⑥ その点、肉屋のおじいちゃんや八百屋のおばちゃんのほうが、自分のお金で仕入れて、自分の体を使ってモノを売ってお金を稼いでいる分、様々な危機に対する予知能力、処理能力に長けているのだ。
⑦ 仕事とは、あくまで生活の手段であって、目的ではない。
⑧ 手段なのだから、その手段が適正かどうか吟味しなければならない。
⑨ 定年まで貧しいままであるなら、手段が正しくないことになる。
●あなたは、今、豊かですか?
〇何のために、仕事をしているのだろう?
① 何のために仕事をするのか?
② お金なんか興味がない、という人がよくいるが、それならなぜ、毎日毎日、働き続けるのか?物事の真実を直視したくないからではないか?
③ お金を稼ぐ=仕事をすること=手段
④ 豊かな生活=目的
⑤ 仕事という手段には興味がなくても、目的にはみんな興味があるはずだ。
⑥ 目的(豊かな生活)重視で物事を考えていって、手段を組み立てていかなければならない。
⑦ 自分はこういう生活を送りたいから、こういう仕事をする、が正当な考え方。
⑧ こういう仕事をしたいから、生活はこんな悲惨なものになってしまう、は逆転した考え方だ。
⑨ つまり、手段の好き嫌いで、容易さでなく、目的に対する興味(どいう生活をしたいのか)で手段を選ぶべきだ。
〇資本主義社会の、本質は何か?
① 資本を投下する人と、時間を提供する人の最大の違いとは?
② 資本主義社会のでは、一握りの資本家がいて、時間を提供している労働者が大多数の社会で成り立っている。
③ 資本家=富の配分が大きい
④ 労働者=自分の時間を売る
〇同じことをしても、こんなに差がつくわけ
① 人気の屋台で一番儲かるのは誰?
② 架空のたこ焼き屋台で考える。1日の売上=5万円、1月の経費抜き利益=80万円、年収=1000万円。
③ この1000万円を手にするのは誰か?それは、屋台を購入し、原材料を購入した自営業者である=小さいながらも資本家
④ 労働者(アルバイト)として屋台に雇われた場合を考える。1日の報酬=高々1万円、月収=20万円、年収=240万円。これが純粋な労働者の実像だ。
⑤ もう一つの道、資本はすべて出し、アルバイトを雇う場合を考える。年間の利益1000万円からアルバイトの賃金240万円を差し引き、年間760万円の収入。自営業の年収が多いように感じるが、自営業者の方は、年中、働きづくめ。しかし、オーナーは、一つのたこ焼きさえ焼かない。自由時間が圧倒的に多い。
⑥ そういう意味で、効率的に、一番稼いでいる、儲かっているのはオーナーだ。さらに、オーナーは自分の時間を費やさないので、店舗をさらに出店できる。ますます収入が多くなる。10店舗出店すれば、7600万円にもなる。
⑦ このように、オーナーというポジションに立てば、自分はまったく労働しなくても、このような収入を手にすることが出来る。
⑧ これが資本主義社会の厳然とした現実である。
⑨ アルバイト=純然たる労働者、自営業者=資本家兼労働者、オーナー=資本家
〇持てる者と持たざる者の差は、どこで生まれる?
① 頑張って働いても、「利」が増えないわけ。
② 「お金=豊かさを生むシステム」の差は、一体、どこで生まれるのか?
③ 資本主義=お金を出す人が偉い、のシステムが今も揺らいでいないからだ。
④ いくら不眠不休で家庭を犠牲にして頑張って働いたとしても、自分が資本をまったく出していなかったら、利益は少ない、あるいはない。それが資本主義のルールである。
⑤ 一つの商品のヒットで、企業は何百億円の利益につながることもある。しかし、あなたが、それを開発したとしても、サラリーマンという立場なら、せいぜいボーナスが上がるか、一つ上のポストをもらうくらいだろう。あなたは資本投下をなんらしていないので、今の収入に甘んじなければならないのは当然の帰結だ。
⑥ 結論→資本主義社会で豊かになる仕事=出資を伴う自営業以上
〇高額所得者番付の正しい読み方とは?
① 日本のトップ級の持てる者は、所得番付を見ればわかる。
② 株や土地の売却で所得を得た株・土地長者、消費者金融やパチンコ店経営などが目立つ一方、サラリーマンは極僅かだ。
③ ほとんどが、オーナーか、それに準ずる人たちだ。
〇時間とサービスを提供した見返り率は?
① 自分がまったく資本を出していないばかりに、労働者は労働して売り上げた分の2割程度しか、手に出来ないだろう。
② これはしかたないことだ。資本家が労働力を買っていることと、働ける場を整えているからだ。その場がなければ何も生み出せない。
〇自由と安全について考えてみよう
① あなたがライオンなら、次のどちらで生きることを選ぶか?→「アフリカの広大な草原」「上野動物園」
② 普通の人は、アフリカの草原、と答えるだろう。しかし、現実はどうなのだろう?
③ 草原は自由な快適空間だ。しかし、つねに餌の心配が付きまとう。実際、ライオンは、5日も6日も餌にありつかない日があるのだという。つまり、生命の危険と、つねに隣り合わせなのだ。自由でかつ、安全というものはない。
④ 上野動物園では、狭い空間ではあるが、餌の心配はいらない。完全な安全地帯である。
⑤ 人間社会も同じだ。サラリーマンなら会社という後ろ盾があるので、当面のお金の心配はいらない。しかし、そこには純然たる自由はない。
⑥ 自営業なら、誰にも束縛されない代わり、つねにお金の心配が付きまとう。
〇理想をイメージするだけで、努力と言えるか?
① 努力とは、何かを動かすことで始まる。
② まずは動かす、心を動かし、手を動かし、口を動かし、体を動かす。
③ 一歩動きださなけらば、努力は始まらない。
〇職業に貴賎なし、されど生活には貴賎あり
① 手段より目的の大切さ
② 表面的には、よく見える仕事が、実は豊かになれる仕事ではないことが多い。
③ 今後はやるものに目をつけなければ、事業では成功できない。今後はやるということは、今は流行していない、今の常識ではないということだ。マクドナルド、コンビニ、カラオケBOXなど。
④ 仕事とは、生活のための手段だ。したがって、生活を豊かにすることを優先的に考えなければならない。仕事を好き嫌いで選んでは、目的の好みの生活は手に入らない。
⑤ もし、あなたが2時間以内に、東京から福岡に行かなければならないというとき、どうするか?飛行機が嫌だ、と言って手段の好き嫌いを優先させれば、時間どおりに福岡に到着するという目的は達成することができない。
⑥ 仕事と生活の関係もこれと同じ。豊かな生活を望むなら、仕事に好き嫌いを持ち込んではいけない。
〇21世紀のわが国の姿
① 21世紀のわが国は、10%の豊かな人間と90%の貧乏な人間に分かれるという。
② 現在の日本の状況は、家計にたとえると、年収が500万円(税収50兆円)しかないのに、生活費に800万円(国家予算80兆円)も使っている。そして、借金総額が7000万円(700兆円)にもなる。
③ さらに問題なのは、借金の度合いだ。債務残高/GDPは日本は140%で、OECDの加盟国30カ国中、最悪だ。
④ アメリカでさえ、58%、ロシアが経済破綻していた当時でも50%。
⑤ これは、サラリーマンなら、とっくの昔に破産しているはず。国だから大丈夫と言えるか?答えは明らかだ。なのに、年金があるから大丈夫だという人が少なくない。
〇「貧しさ」から脱出するステップとは?
① 一足飛びは駄目、段階を踏むことが大切。
② 社長=経営者=資本家になることが究極の形だが、順序を踏む必要があるし、踏まざるを得ない。
③ 適正なステップは、副業→自営業者→オーナー
〇固定観念からの脱却
① サラリーマンが安全で一番いいという考え
② しかし、サラリーマンはどこで働いているか?経営者が不安定なら、労働者はもっと不安定ではないか?
③ 業績が上がった場合は、オーナーにはそれに見合った莫大な収入を手に出来るが、サラリーマンは大して給料は上がらないはずだ。
④ 国の状況をみると、未来は暗い。サラリーマンは座して死を待つだけか?どうしたら未来を切り開いていけるか?それを考えるべき。
〇ステップアップの順序を知っていますか?
① 豊かさを決定付けるのは、業種ではなく職種:労働者→自営業→オーナー
② 資本家と労働者、両方の立場をまず経験しよう。
③ オーナー業として成功するには、その業種に精通していなければならない。
④ オーナーとして成功するには、その業種で仕事をしていくうえで、自分がプレイヤーとして優れ、その方法を伝授できることが不可欠だ。
⑤ したがって、労働者がいきなり何かに出資してオーナーになるのは無理がある。
⑥ まず、自分のお金を出資し、自分の体を使って働く。そして自営業者として、ある程度成功を収めてから、社員を雇い、店を増やし、オーナーへの道へ歩むことだ。
⑦ まず、最初に考えに入れるのがFC。しかし、メリットとデメリットをしっかり分析すべきだ。
⑧ メリット→本部が一括仕入れをやるので、仕入れ価格が抑えられること、ノウハウの提供。
⑨ デメリット→多額な資本を必要とすること、さらに、同じFC系列の店舗が増えていくことだ。
⑩ 次に検討すべきは、FCの発展型システムのネットワーク・ビジネス。
〇株主投資
① 未公開株に投資すること→いきなり労働者が資本家になるようなものだ。たいがいは、うまくいかない。しかし、偶然にうまくいってしまった場合、二度と同じ金は稼げない。
② 宝くじが当って不幸になる最大の理由→その金をもう一度稼ぐことができないこと。
〇投資には、2種類ある。
① 投資するまでが勝負?してからが勝負?
② 投資=「投資するまでが勝負の投資」+「投資してからが勝負の投資」
③ 前者の投資は、同日同時刻に同じ投資をした人は、半年後、全員が同じ結果となる。投資後に努力の入る余地がないからだ。
④ 後者の投資は、自営業としての投資だ。その後の努力次第で、結果は大いに変わる。労働者が投資すべきは、こういう投資だ。
⑤ 学問に王道なし、と同じで、ビジネスにも王道はない。地道な努力が必要だ。
〇豊かになれる仕事をするために不可欠な3条件
① よき師を見つけること。
② つねに学ぶ姿勢を続けること。他人以上の努力をすること。
1時間で気がつく21世紀の賢い生き方
要約
〇仕事とは、生活の手段に過ぎない
① 一つの時代が壊れていく音は、着実に大きくなっている。
② なぜ、こんな時代に、サラリーマンが、なぜ武装しないのか?
③ 世間では、「趣味を生かした農業をしよう」とか、「理想的な快適環境を手に入れるためには、多少の収入ダウンは我慢しよう」などと、とんでもないことを言っている雑誌の記事や意見が溢れている。
④ しかし、サラリーマンは無知なわけではなく、会社と給料が安泰に見えるうちは危機が迫っている「実感」がまったくないのだろう。
⑤ 給与も雇用も、永遠に続くと錯覚し、会社が傾き始めて、また、今のようにリストラの嵐が吹き荒れて初めて、慌てる人が大半なのだろう。
⑥ その点、肉屋のおじいちゃんや八百屋のおばちゃんのほうが、自分のお金で仕入れて、自分の体を使ってモノを売ってお金を稼いでいる分、様々な危機に対する予知能力、処理能力に長けているのだ。
⑦ 仕事とは、あくまで生活の手段であって、目的ではない。
⑧ 手段なのだから、その手段が適正かどうか吟味しなければならない。
⑨ 定年まで貧しいままであるなら、手段が正しくないことになる。
●あなたは、今、豊かですか?
〇何のために、仕事をしているのだろう?
① 何のために仕事をするのか?
② お金なんか興味がない、という人がよくいるが、それならなぜ、毎日毎日、働き続けるのか?物事の真実を直視したくないからではないか?
③ お金を稼ぐ=仕事をすること=手段
④ 豊かな生活=目的
⑤ 仕事という手段には興味がなくても、目的にはみんな興味があるはずだ。
⑥ 目的(豊かな生活)重視で物事を考えていって、手段を組み立てていかなければならない。
⑦ 自分はこういう生活を送りたいから、こういう仕事をする、が正当な考え方。
⑧ こういう仕事をしたいから、生活はこんな悲惨なものになってしまう、は逆転した考え方だ。
⑨ つまり、手段の好き嫌いで、容易さでなく、目的に対する興味(どいう生活をしたいのか)で手段を選ぶべきだ。
〇資本主義社会の、本質は何か?
① 資本を投下する人と、時間を提供する人の最大の違いとは?
② 資本主義社会のでは、一握りの資本家がいて、時間を提供している労働者が大多数の社会で成り立っている。
③ 資本家=富の配分が大きい
④ 労働者=自分の時間を売る
〇同じことをしても、こんなに差がつくわけ
① 人気の屋台で一番儲かるのは誰?
② 架空のたこ焼き屋台で考える。1日の売上=5万円、1月の経費抜き利益=80万円、年収=1000万円。
③ この1000万円を手にするのは誰か?それは、屋台を購入し、原材料を購入した自営業者である=小さいながらも資本家
④ 労働者(アルバイト)として屋台に雇われた場合を考える。1日の報酬=高々1万円、月収=20万円、年収=240万円。これが純粋な労働者の実像だ。
⑤ もう一つの道、資本はすべて出し、アルバイトを雇う場合を考える。年間の利益1000万円からアルバイトの賃金240万円を差し引き、年間760万円の収入。自営業の年収が多いように感じるが、自営業者の方は、年中、働きづくめ。しかし、オーナーは、一つのたこ焼きさえ焼かない。自由時間が圧倒的に多い。
⑥ そういう意味で、効率的に、一番稼いでいる、儲かっているのはオーナーだ。さらに、オーナーは自分の時間を費やさないので、店舗をさらに出店できる。ますます収入が多くなる。10店舗出店すれば、7600万円にもなる。
⑦ このように、オーナーというポジションに立てば、自分はまったく労働しなくても、このような収入を手にすることが出来る。
⑧ これが資本主義社会の厳然とした現実である。
⑨ アルバイト=純然たる労働者、自営業者=資本家兼労働者、オーナー=資本家
〇持てる者と持たざる者の差は、どこで生まれる?
① 頑張って働いても、「利」が増えないわけ。
② 「お金=豊かさを生むシステム」の差は、一体、どこで生まれるのか?
③ 資本主義=お金を出す人が偉い、のシステムが今も揺らいでいないからだ。
④ いくら不眠不休で家庭を犠牲にして頑張って働いたとしても、自分が資本をまったく出していなかったら、利益は少ない、あるいはない。それが資本主義のルールである。
⑤ 一つの商品のヒットで、企業は何百億円の利益につながることもある。しかし、あなたが、それを開発したとしても、サラリーマンという立場なら、せいぜいボーナスが上がるか、一つ上のポストをもらうくらいだろう。あなたは資本投下をなんらしていないので、今の収入に甘んじなければならないのは当然の帰結だ。
⑥ 結論→資本主義社会で豊かになる仕事=出資を伴う自営業以上
〇高額所得者番付の正しい読み方とは?
① 日本のトップ級の持てる者は、所得番付を見ればわかる。
② 株や土地の売却で所得を得た株・土地長者、消費者金融やパチンコ店経営などが目立つ一方、サラリーマンは極僅かだ。
③ ほとんどが、オーナーか、それに準ずる人たちだ。
〇時間とサービスを提供した見返り率は?
① 自分がまったく資本を出していないばかりに、労働者は労働して売り上げた分の2割程度しか、手に出来ないだろう。
② これはしかたないことだ。資本家が労働力を買っていることと、働ける場を整えているからだ。その場がなければ何も生み出せない。
〇自由と安全について考えてみよう
① あなたがライオンなら、次のどちらで生きることを選ぶか?→「アフリカの広大な草原」「上野動物園」
② 普通の人は、アフリカの草原、と答えるだろう。しかし、現実はどうなのだろう?
③ 草原は自由な快適空間だ。しかし、つねに餌の心配が付きまとう。実際、ライオンは、5日も6日も餌にありつかない日があるのだという。つまり、生命の危険と、つねに隣り合わせなのだ。自由でかつ、安全というものはない。
④ 上野動物園では、狭い空間ではあるが、餌の心配はいらない。完全な安全地帯である。
⑤ 人間社会も同じだ。サラリーマンなら会社という後ろ盾があるので、当面のお金の心配はいらない。しかし、そこには純然たる自由はない。
⑥ 自営業なら、誰にも束縛されない代わり、つねにお金の心配が付きまとう。
〇理想をイメージするだけで、努力と言えるか?
① 努力とは、何かを動かすことで始まる。
② まずは動かす、心を動かし、手を動かし、口を動かし、体を動かす。
③ 一歩動きださなけらば、努力は始まらない。
〇職業に貴賎なし、されど生活には貴賎あり
① 手段より目的の大切さ
② 表面的には、よく見える仕事が、実は豊かになれる仕事ではないことが多い。
③ 今後はやるものに目をつけなければ、事業では成功できない。今後はやるということは、今は流行していない、今の常識ではないということだ。マクドナルド、コンビニ、カラオケBOXなど。
④ 仕事とは、生活のための手段だ。したがって、生活を豊かにすることを優先的に考えなければならない。仕事を好き嫌いで選んでは、目的の好みの生活は手に入らない。
⑤ もし、あなたが2時間以内に、東京から福岡に行かなければならないというとき、どうするか?飛行機が嫌だ、と言って手段の好き嫌いを優先させれば、時間どおりに福岡に到着するという目的は達成することができない。
⑥ 仕事と生活の関係もこれと同じ。豊かな生活を望むなら、仕事に好き嫌いを持ち込んではいけない。
〇21世紀のわが国の姿
① 21世紀のわが国は、10%の豊かな人間と90%の貧乏な人間に分かれるという。
② 現在の日本の状況は、家計にたとえると、年収が500万円(税収50兆円)しかないのに、生活費に800万円(国家予算80兆円)も使っている。そして、借金総額が7000万円(700兆円)にもなる。
③ さらに問題なのは、借金の度合いだ。債務残高/GDPは日本は140%で、OECDの加盟国30カ国中、最悪だ。
④ アメリカでさえ、58%、ロシアが経済破綻していた当時でも50%。
⑤ これは、サラリーマンなら、とっくの昔に破産しているはず。国だから大丈夫と言えるか?答えは明らかだ。なのに、年金があるから大丈夫だという人が少なくない。
〇「貧しさ」から脱出するステップとは?
① 一足飛びは駄目、段階を踏むことが大切。
② 社長=経営者=資本家になることが究極の形だが、順序を踏む必要があるし、踏まざるを得ない。
③ 適正なステップは、副業→自営業者→オーナー
〇固定観念からの脱却
① サラリーマンが安全で一番いいという考え
② しかし、サラリーマンはどこで働いているか?経営者が不安定なら、労働者はもっと不安定ではないか?
③ 業績が上がった場合は、オーナーにはそれに見合った莫大な収入を手に出来るが、サラリーマンは大して給料は上がらないはずだ。
④ 国の状況をみると、未来は暗い。サラリーマンは座して死を待つだけか?どうしたら未来を切り開いていけるか?それを考えるべき。
〇ステップアップの順序を知っていますか?
① 豊かさを決定付けるのは、業種ではなく職種:労働者→自営業→オーナー
② 資本家と労働者、両方の立場をまず経験しよう。
③ オーナー業として成功するには、その業種に精通していなければならない。
④ オーナーとして成功するには、その業種で仕事をしていくうえで、自分がプレイヤーとして優れ、その方法を伝授できることが不可欠だ。
⑤ したがって、労働者がいきなり何かに出資してオーナーになるのは無理がある。
⑥ まず、自分のお金を出資し、自分の体を使って働く。そして自営業者として、ある程度成功を収めてから、社員を雇い、店を増やし、オーナーへの道へ歩むことだ。
⑦ まず、最初に考えに入れるのがFC。しかし、メリットとデメリットをしっかり分析すべきだ。
⑧ メリット→本部が一括仕入れをやるので、仕入れ価格が抑えられること、ノウハウの提供。
⑨ デメリット→多額な資本を必要とすること、さらに、同じFC系列の店舗が増えていくことだ。
⑩ 次に検討すべきは、FCの発展型システムのネットワーク・ビジネス。
〇株主投資
① 未公開株に投資すること→いきなり労働者が資本家になるようなものだ。たいがいは、うまくいかない。しかし、偶然にうまくいってしまった場合、二度と同じ金は稼げない。
② 宝くじが当って不幸になる最大の理由→その金をもう一度稼ぐことができないこと。
〇投資には、2種類ある。
① 投資するまでが勝負?してからが勝負?
② 投資=「投資するまでが勝負の投資」+「投資してからが勝負の投資」
③ 前者の投資は、同日同時刻に同じ投資をした人は、半年後、全員が同じ結果となる。投資後に努力の入る余地がないからだ。
④ 後者の投資は、自営業としての投資だ。その後の努力次第で、結果は大いに変わる。労働者が投資すべきは、こういう投資だ。
⑤ 学問に王道なし、と同じで、ビジネスにも王道はない。地道な努力が必要だ。
〇豊かになれる仕事をするために不可欠な3条件
① よき師を見つけること。
② つねに学ぶ姿勢を続けること。他人以上の努力をすること。