夢実現研究会2009

団塊世代の生き方を考えよう。

経済的自立:起業:学習塾

2009-03-16 13:20:15 | 経済的自立:起業
誰も教えてくれない学習塾の始め方・儲け方:一之瀬学

<<要約>>

第1章いま、なぜ学習塾が注目されているか
〇なぜ、学校教育にゆとりが消えたか
〇親も子どもの訴える学力低下
〇学校週5日制時代の塾の役割は何か
〇かつては塾が庶民の学校だった
〇生徒や親はやる気のある先生に教わりたがっている
〇いま、なぜ塾が注目されるのか
① 学校の先生より塾の先生がわかりやすい。なぜか?
② よい教師とは、一人一人能力が違う生徒それぞれに対応できる教師
③ 塾は、理解させて、成績を上げられなければ見捨てられてしまう。よっていい加減な教え方はしない。


第2章小さな学習塾の立ち上げ方
〇開業資金はそれほど必要ない
〇規模別・開業費別に見た塾の種類
〇手軽にできる自宅兼用塾の魅力
〇まずは小規模塾から始めよう
〇経営のコツを掴んだら中規模塾を目指そう
〇塾の指導内容で4つに分類できる
① 補習塾→目的:学校の勉強についていける。指導内容:学校の授業の疑問点を解消する。
② 進学塾→目的:希望の学校に合格させる。指導内容:応用力の養成
③ 総合塾
④ 個別指導塾→指導内容:一人一人の実力に応じて指導していく。

〇なぜ、いま個別指導が増えているか
① 個別指導には利点が多いから
② 利点→「教室を細分化できるので静かな教室が実現」「学生バイトで対応できる:人件費節約」「月謝も高く設定できる」「自分の子供だけ教えてくれる、という印象を親に与えられる」

〇どんなスタイルの塾にするか→理想の塾をつくろう
① 何を教えたいのか?
② どう教えたいのか?
③ どんな塾にしたいのか?
④ 生徒にどう接したいのか?
⑤ 親とどう接したいのか?

〇塾の指導理念・方針を明確にする
① どんな塾なのか、これをわかりやすい言葉でアピールしていこう。
② 指導内容の具体例→学校の補習と目的校への進学のための指導とをバランスよく行い、学校の成績を良くし、志望校への合格を確実にします。
③ 指導方法の具体例→全員がわかるまで、とことん教えるスーパー指導法

〇すぐにぶつかる塾経営の壁とは何か
① 初めはほとんど人が集まらないのが普通だ。
② 1人、2人で始めるのが普通だ。
③ しかし、肝心な事は、心を込めて全力で、夢中で指導する事。
④ すると、子どもが塾を好きになり、それが口コミで伝わる。

〇開塾半年が勝負、子どもにはここが見られている
① 子どもは急所をしっかり見ている。
② 順調に行かなくても、決して先生が腐らないこと。先生が元気がなく、暗い顔をしていたら生徒は嫌になる。
③ 今ここに通ってくれている生徒にこそ、最大の満足感を与え、この塾に通ったことが心から良かった、と思ってもらえるように指導する。このことが何より大切だ。
④ そこのところを、子どもは純粋な目で、しっかり見極めてくる。
⑤ この先生は、本当に信用できる人か?
⑥ この塾に通っていて本当に、自分がプラスになるか?
⑦ 一所懸命指導しているか?
⑧ 授業の準備はしっかりやっているか?
⑨ 子どもたちに中途半端は通用しない。塾は子どもたちに選ばれる存在であり、それが学校と同じでは駄目なのだ。
⑩ 塾はあらゆる面で学校より上でなくてはいけない。教え方も何もかも。
⑪ 勉強だけでなく、思春期の子どもが抱く悩みに相談にのるなど、徹底的に子どもの見方にならなくてはならない。

〇塾成功方程式=子ども成績が上がれば生徒数はどんどん増える

〇子どもが作る塾
① 確実に実績を上げる
② 生徒数の増加
③ それにつれて指導スタイルを変更
④ 子どものニーズに合わせた対応をしていく
⑤ 子どもに耳を傾ける
⑥ 総合塾スタイルになっていく

〇商売成功の鉄則
① その商売に対する専門知識があるか?
② 専門知識を深める努力をしているか?
③ 仕事のネタとなる情報を絶えず求める努力をしているか?
④ もっといい商売のやり方を自分の商売に合うように取り入れれるか?

〇学校と同じことをやっていては駄目
① 黒板を使った学校と同じスタイルではなく、自分の指導スタイルを確立しよう。
② なぜなら、塾を必要としているのは勉強できない子、学校の授業についていけない子、どうしても理解できない子だから。
③ 学校と同じスタイルでは意味がない。

〇なぜ、個別指導スタイルの塾が繁盛しているか
〇自分の塾ならではの売りがないと長続きしない
① PCや教育ソフトをどう使ったら魅力のある指導ができるか?
② 指導の基本は、先生対生徒のパーソナル・コミュニケーション

〇こっそり教える支持される指導法のヒント
① 一斉授業法と個別指導法をうまく組み合わせると効率的な塾運営ができる。
〇塾もラーメン屋と同じで仕込みの時間が必要だ
① 仕込み時間に時間をかけて、丁寧に下ごしらえをするほど指導はスムーズに運ぶ。
② 毎日、新鮮な材料で作らなければ、いいスープが作れないように、教材も作れない。
③ 一人一人に対応した授業をします、という宣言をしたなら、生徒一人一人の個性に合わせた授業をするということ=個別の学力を把握すること=そのレベルに合わせた教材を用意する=きめ細やかな指導の実現
④ これを怠れば、あっという間に信用を失う。

〇生徒はやめたくなればさっさとやめて行く→やめていくのはこんなとき
① 徹底指導をしますという宣伝文句がそうでなく、期待を裏切ったとき
② こんな程度でいいか、という考えで指導している先生の本心を見抜いたとき
③ 自分の能力に合った教え方をしてくれてないと感じたとき
④ 質問にキチンと答えてくれなかったとき
⑤ テキストなどをやたらと売りつけられたとき
⑥ 生徒と親に対する接し方が違う、先生の裏表性を見抜いたとき

〇新しい塾のスタイルは自分で作るものだ
① 時代が変われば、子どもや親のニーズも変わる、それに応じて変えていかなくてはならない。
② これからは片手間で生徒を集められるなど絶対にあり得ないと肝に銘ずべきだ。
③ 不況と少子化という状況。しかも、塾に通う生徒も親も年々賢くなってきている。
④ 小さくてもいい、熱く心を燃やして、自分だけの理想の塾を作る。そうすれば結果として、子どもに選ばれる塾になる。


第3章誰も教えてくれない塾経営成功の鉄則集
〇教室は目の付く所に開け
〇看板は明るく、キャラクター入り
〇教室に必要なもの
① 本当に必要なものから揃えよ
② 生徒数が増えるの従って徐々に揃える。

〇教室はできるだけシンプル、清潔に
① 清潔な教室
② 整理整頓されている教室

〇先生は必ず、背広を着ろ
〇塾は遅くとも昼には開けろ
〇テキストは塾専門用教材を使え
〇教材選びで基準にすべきことはこれ
〇すぐに使えるお奨め教材はこれ
〇地元の教材販売会社は使うな
〇オリジナル教材を簡単に作る方法
① オンデマンド出版でオリジナルテキストを作る
② 見本テキストで内容を選んで、好きな部数だけオリジナルテキストを作る。
③ 書名も自由につけられる。
④ 生徒のレベル別に、基礎・標準・応用といったオリジナルテキストが作れる。

〇直伝、絶対に理解させる授業のテクニック
① 黒板指導→個別指導→確認テスト
② この3つをうまく組み合わせる。

〇講師採用のノウハウ
〇塾長が表に出なくなったらお終いだ
〇月謝の決め方がポイントだ
① 地域で一番はやっている塾より若干低めに設定する。
② とりあえず生徒を集めることに知恵を絞る。
③ 生徒を集めた後が実質的な勝負となる。惹きつける魅力をいかに打ち出すかが、勝負だ。

〇あきれた親の言動に負けるな
① 大切なことは、親よりも子どもたちとの信頼関係を堅固なものにすること。
② 子どもたちとの信頼関係があれば、親がなんていおうが子どもはついてくる。

〇塾を軌道に乗せる1・2・3
〇法則1→塾を始めて1年間は絶対休むな:労働時間は無限で、とにかく仕事に励む。それが創業一年目だ。教材を徹底的に研究し、塾独自の指導法を実践の中で作り上げていく。
〇法則2→初めの2年間は収入はないものと思え:2年間は教育実習期間と考えるべき。こんな未熟な指導で月謝をもらっていいのだろうか、と考えるべき。
〇法則3→3年間は絶対やめるな:開塾三年で、初めて小さな信用を築くことができる。この三年を乗り切った者だけが軌道に乗せることができる。


第4章生徒を獲得するための1年間の仕事の進め方
〇1年の計は4月にあり
① スタートダッシュで他塾を引き離せ。
② 3月、4月に生徒を集められなかったら、その一年は終わりだ。

〇新年度生徒募集に向けた準備は5ヶ月前までに終わらせよ
〇生徒募集と必要な書類とその作り方
〇早め早めの準備と指導が成功させる
〇学校より早めに教科書を進める
① できない教科に対する不安を抱えている子どもが多い。
② その不安を取り除くために、学校より一歩先にいく授業が大切。
③ これだけで子どもは安心するものだ。

〇テストの前には早めに問題を反復練習させる
〇夏期講習や冬期講習も早めの準備が成功の秘訣
〇受験に向けた個別面談も学校より早く
〇塾に満たすべく基準がある
① 一旦始めたら、すべては自分の責任だと自覚すべし。
② 信頼されるのは何をしたらいいか、何をすべきか、を自分の頭で考えること。
③ 生徒が集まらないときは、足元を見つめなおすことから始めること。

〇塾にやれることはまだまだある
① 塾に求められることは何か?
② どすれば付加価値をつけられるか考えよう。
③ 塾→PC教室、作文教室、理科の実験室、体験塾(農業実習)、自然観測会

〇生徒の学び方にはいろんな選択肢が必要だ
〇塾経営の心得
① いつも笑顔で子どもを迎えよ
② できないから塾に来ていることを忘れない
③ 怒るより、褒めて励ませ
④ 子どもたちの味方になれ
⑤ 子どもと親の視線で塾を見よ
⑥ お金を追うな
⑦ ワクワクする塾作りを目指せ
⑧ 夢を語れ
⑨ 他塾と比べるな
⑩ 講師と教室は清潔にしろ
⑪ もう一つの母校とせよ
⑫ 学校を超えろ
⑬ ともに歩み対話の指導を実践せよ



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