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タミフルとリレンザについて

2009年11月20日 | 新型インフルエンザ関係
※11/20更新しました。


ソースはこちら ※アメリカの情報ですので、日本とは違う可能性があります。


抗ウイルス薬とは何か?

・抗ウイルス薬は、病状を穏やかにし、早く快方に向かわせます。また、重い合併症を防ぎます。抗ウイルス薬で早く治療すればするほど治療効果が増し、患者の回復は早くなるでしょう。

・本人は病気でなくても、インフルエンザの人が身近にいる(いることになるであろう)場合は、予防のために抗ウイルス薬が使用されることもあります。予防効果はおよそ7割から9割です。

・米国では4種類の抗ウイルス薬(オセルタミビル、ザナミビル、アマンタジン、リマンタジン)が承認されています。これらの内、オセルタミビル(タミフル)とザナミビル(リレンザ)は新型インフルエンザの治療に効果があります。第5の薬、ペラミビルIVが新型インフルエンザ(疑いまたは確定)患者の治療に対し認められました。


抗ウイルス薬の一般的な情報

・オセルタミビル(タミフル)

A型とB型のインフルエンザウイルス感染の治療と予防に対し承認されています。
1歳以上の人々に対し効果があります。
カプセル型と液体型が供給されています。
よくある副作用は、嘔気嘔吐です。通常重くはならず、治療の最初の2日間に起こります。

・ザナミビル(リレンザ)

A型とB型のインフルエンザウイルス感染の治療に対し、また場合によっては予防に対して承認されています。
7歳以上の人々に対し効果があり、5歳以上の人々に対しては予防が可能です。
薬はRotadiskという名前のmedicine diskに詰められ、Diskhalerと呼ばれる器具を用いて口から吸入されます。

特に呼吸器疾患歴のある人や潜在的に呼吸器疾患がある人は、呼吸困難のリスクが増大することに注意しなければなりません。もし呼吸が困難になったら、リレンザを中止し、直ちに治療を受けなければなりません。

・アマンタジンとリマンタジンは新型インフルエンザには効果がありません。


ここからはこちら  
※アメリカの情報ですので、日本とは違う可能性があります。また医師向けの情報ですが、興味があったので訳してみました。


抗ウイルス薬を用いた治療について

2009~2010のシーズン中、米国内での抗ウイルス薬の使用は増加しているが、これらの投薬について未だ多くの誤解がある。以下のリストは、患者に抗ウイルス薬の治療が必要かどうか判断する際の鍵となる要素である。

48時間を過ぎても遅過ぎはしない

抗ウイルス薬の治療は、インフルエンザ発症後48時間以内に開始するのが最も効果的だが、研究では、入院患者の場合、48時間を超えていてもオセルタミビルでの治療は効果があると明らかにされている。外来患者、特に重症になる危険因子がある回復の方向にない患者でも、発症後48時間を過ぎた治療開始には効果がある。

多くの新型インフルエンザの患者は、抗ウイルス薬から利益を得る

新型インフルエンザの疑いまたは確定の入院患者は、ノイラミニダーゼ阻害薬である、オセルタミビルかザナミビルの抗ウイルス薬治療を受けるべきである。病状が中程度の患者で、特に重病になる危険因子を持ち悪化の方向にあると思われる患者も、ノイラミニダーゼ阻害薬から利益を得ることができる。

危険因子がないとしても、抗ウイルス薬治療の必要がないとはいえない

抗ウイルス薬が危険因子のある人や大病の人の治療に対して勧められているとしても、いくらかの危険因子のない人にとっても抗ウイルス薬からの利益はあるだろう。事実、新型インフルエンザの合併症で入院した40%の子供と20%の大人には危険因子がなかった。臨床判断は常に治療法の決定には欠かせない。

治療は検査室の確定結果が出るのを待ってはならない

抗ウイルス薬の治療は早ければ早いほど患者にとって効果は大きい。もしあなたがインフルエンザだと疑い抗ウイルス薬の治療が当然だと思えば、簡易検査の結果が陰性でも治療をすべきである。インフルエンザの迅速スクリーニング検査は間違って陰性と出ることがあり、より正確な検査結果を得るには1日以上かかるからである。



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