ひりつく夜の音

 

たまたま入ったカフェで

美味しいサンドイッチとコーヒーに巡り合った時

んん？何これ？いけるやん！　ラッキー♪　みたいな

心で小さくガッツポーズするような本でした＾＾

 

まず

本のジャケットがいいです。

実はジャケ買いならぬ、ジャケ借り。

ベタにクラリネットではなくてよかった。

 

デキシーランドジャズのクラリネット奏者の下山

ほとんど仕事のない４７歳の楽しみは

週に一度のファミレス朝食バイキング。

この描写に３ページ強・・

あと、ちくわサンドなる珍妙な食べ物について

２ページ弱・・

このあたり実感こもり過ぎて面白すぎ。

節約のため、豆腐の入ったプラケースの

水まで飲んでしまう下山・・

ほとんど崇め奉り候（笑）

 

映画「マザーウォーター」の

もたいまさこさんを

ちょっと思い浮かべてしまった。

 

豆腐つながり。。

 

あちらは手造り豆腐をスプーンですくい

ちょこっと醤油もたらしてたっけ。

もたいさん作るかき揚げも美味しそうだったし

こばやしさん作るサンドイッチも・・

思わず、超熟かい！とつっこみたくなったけれど・・

脱線はこのくらいで（笑）

 

本にもどって・・え～と、はい、

とにかくセンテンスが短くて、テンポがよく

ムフ！ププ！と笑うこと数知れず。

 

ですが、軽いだけではありません。

 

ある人との出会いがきっかけで

再びクラリネットに目覚めるまでの

ストーリーは熱くワクワクさせられました。

 

この著者のほかの本も読んでみたいなあ。。

という気にさせられる力がある一冊ですね。