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名もなき花の 紅雲町珈琲屋こよみ 3

2020-11-02 | 読む

 

小蔵屋を営むお草は、新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、

萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、その娘のミナホのことが気にかかっている。

15年前のある<事件>をキッカケに、3人の関係はぎくしゃくしているらしいのだ。

止まってしまった彼らの時計の針を、お草は動かすことができるのか。好評シリーズの第3弾。

 

 

以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。

 

我らがお草さん、またまた大活躍です^^

 

しかし、ややこしいのが「15年まえのある事件」

ラストでようやく事件の全貌が明らかになるのですが、

小さな諍いや想いや感情のすれ違いが、だんだん大きくなり

たくさんのものを巻き込んでにっちもさっちもいかなくなる・・あ~がんじがらめ

ってこういうことなのねー。

 

事件にかかわる4人のうち誰かひとり、もう少し早い段階で、えいやっ!って

腹くくれば何とかなったんじゃないかとも思うけれど・・。

外野は言うや易いが行うは難しというところでしょうね。

 

お草さんの友達の由紀乃さん、病気のあと身体に麻痺が少しあって

でも、身の回りのことは何とかできる女性なんですが、

彼女を美容院に連れていく算段をするお草さんに、やんわり断りを入れる由紀乃さん・・

 

このあたりのやりとりは、私自身母を施設にいれる前、介護していた時に経験したことと

そっくりそのまま。

 

家族がしてあげたいことと本人が望むことは違うということ

本人の思いに寄り添うことが一番大事なんですね。

 

 

 

 

 

 

 



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