この声、売ります!!!

吹き替えをメインに、声のお仕事に奮闘中!日々七転八倒のたうち回りまくるチキンハート声優丸山雪野の徒然日記。

鍼治療、はじめました。

2018年03月23日 | 日々のこと
春物アウターを買いに行って、
冬物スカートをセール価格で買ってきました丸山です。

早く冬にならないかな…
冬は寒さに負けてスカートなんてはかないのにな…
あほなのかな…

痙攣性発声障害と診断されてほぼ二年。
現場に復帰して一年ちょっと。

初期治療がよかったことと、
事務所の皆さんにも理解を得てもらいながらで、
「おとといきやがれ!」と言われることなく収録にのぞめています。

病気の発症をお伝えした馴染みのディレクターさんに、
「まだ完治じゃないんですか?わかりませんでしたけどね」
とおっしゃって頂けたときは、
ほんとに涙が出ました。

通っていた病院では声帯はもう問題なく動いているとお墨付きを得られて、
現場に復帰することになったわけですが…

医学的にOKなのと、
機微を求めるプロ(の端くれ)の実感とには、
やっぱりズレはあるわけで…

神経と筋肉の病気で、
治療で有名な医院でもまだ治験を行うくらいに、
治療法がまだ確立していないこの病。

ひとつの手として鍼治療があると、
早くに知ってはいたけれど…

鍼ってねー
勝手にこわいイメージがあってねー

ただリハ後や収録後には首肩周りに尋常でない張りが毎回現れるので、
それをとるだけでも意味があるかもと初めて行ってみました!

楽器演奏者の局所性ジストニアで有名な先生。
声優相手は初めてだというおはなしでしたが、
声楽家の方の治療はされてるそうで、休業中のバンドのボーカルの方とも繋がってらっしゃるよう。

効果いかんよりもまず、
医学的には問題なくても実演家としてのつらさがあることを、
理解してくださっていることが何よりありがたい。

わかってもらえる、それだけでこんなに救われるなら、
もっと早くに行くんだった…

施術後数日が経ちますが、
声を使ったあとのひきつりが減ったような気がします。
まだまだ始めたばかりでこれからだけれど。

先日とあるお仕事の関係者の集まりで、
初めてお会いすることができた制作サイドの方から「ずっと気になっていました、謝りたかった」
と声をかけていただきました。

引き金になった仕事ではあったけれど、
いつかはなったかもしれないこの病気。
二年近くも気にして下さってたことが申し訳ないしありがたかったです。

気にかけてくださってる方もいるし、
知っていて使って下さる方もいる、
知らずに使ってOKを出して下さる方もいる。

病気はつらいけれど、
ありがたいし、恵まれているなぁと思いました。
自分のためにも、そういった方にいい仕事で応えるためにも、
今よりいい状態に、病気以前よりもいいものを出せるように、
あがいてみようと思います。






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