どうも、お久しぶりのスタジオが、
有線から無線に変わっていて衝撃の丸山です。
大人数の現場では、
今活躍中の若手の方々にお会いすることが多いのですが、
その殆どがもはや有線の現場を知らないとな…ぐふぅ。
有線、無線、とは。
外画の吹替現場では、
原音を聞きながら収録するのですが、
それを個々人のラジオで拾う場合が無線、
機材に繋がれたヘッドフォンから聞くのが有線。
有線の場合ヘッドフォンの数が限られるので、
出番のない間はずっと音を聞いてられないし、
受け渡しでこんがらがったコードを合間合間にさばいたり…
なかなかスリルのある現場となるのです。
とは言え、
わたしも二ヶ所くらいしか現場で経験してこなかったのですが、
今回のスタジオと、もうひとつも、無線に切り替わり、
今はあるのかどうかもわかりません
(ナレーションブースなどは有線が普通ですけどね)。
仕事を始めた頃は、
事前に渡される映像もVHSとDVDが半々…
とまではいかなかったけれど、まだまだVHSのことがありました。
怖くて今でもテレビデオが捨てられません。
アニメのお仕事を多くされている方からは、
更にその次の段階の映像入手方法をお聞きして驚愕したり。
どんどん時代は流れていくのですねぇ。
とは言え、
先輩方は事前に映像を見ることなく、
現場でせーので皆でチェックして、
それから収録、なんて作業をしていた頃も…
そんな大先輩や、そんな時代を知らない新人さん達とが、
ひとつの世界の中を生きられるこの仕事は、
やっぱり面白い。そう思います。
芝居の世界では大大大先輩と、
声の世界で逆転して出会うなんていう不思議さも。
長年参加している語りの会で繋がりのある役者さんと、
今回声の仕事で初めてご一緒することができました。
不思議だねぇ、縁だねぇ。
打ち上げでは、お互い「あの人にはナイショだよ」なんて秘密を誓いあったり。
ははは。悪いことはしてませんけどね。
いやほんとに。
続けてきたからこそ見える、見ることができたことの多さに、
ありがたみを感じた現場でした。
楽しかった、嬉しかった。
また今回の現場の皆さんに会えますように。