この声、売ります!!!

吹き替えをメインに、声のお仕事に奮闘中!日々七転八倒のたうち回りまくるチキンハート声優丸山雪野の徒然日記。

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まわるまわるよ

2016年06月19日 | お仕事・お芝居
どうも、お久しぶりのスタジオが、
有線から無線に変わっていて衝撃の丸山です。

大人数の現場では、
今活躍中の若手の方々にお会いすることが多いのですが、
その殆どがもはや有線の現場を知らないとな…ぐふぅ。

有線、無線、とは。

外画の吹替現場では、
原音を聞きながら収録するのですが、
それを個々人のラジオで拾う場合が無線、
機材に繋がれたヘッドフォンから聞くのが有線。

有線の場合ヘッドフォンの数が限られるので、
出番のない間はずっと音を聞いてられないし、
受け渡しでこんがらがったコードを合間合間にさばいたり…
なかなかスリルのある現場となるのです。

とは言え、
わたしも二ヶ所くらいしか現場で経験してこなかったのですが、
今回のスタジオと、もうひとつも、無線に切り替わり、
今はあるのかどうかもわかりません
(ナレーションブースなどは有線が普通ですけどね)。

仕事を始めた頃は、
事前に渡される映像もVHSとDVDが半々…
とまではいかなかったけれど、まだまだVHSのことがありました。
怖くて今でもテレビデオが捨てられません。

アニメのお仕事を多くされている方からは、
更にその次の段階の映像入手方法をお聞きして驚愕したり。

どんどん時代は流れていくのですねぇ。

とは言え、
先輩方は事前に映像を見ることなく、
現場でせーので皆でチェックして、
それから収録、なんて作業をしていた頃も…

そんな大先輩や、そんな時代を知らない新人さん達とが、
ひとつの世界の中を生きられるこの仕事は、
やっぱり面白い。そう思います。

芝居の世界では大大大先輩と、
声の世界で逆転して出会うなんていう不思議さも。

長年参加している語りの会で繋がりのある役者さんと、
今回声の仕事で初めてご一緒することができました。
不思議だねぇ、縁だねぇ。

打ち上げでは、お互い「あの人にはナイショだよ」なんて秘密を誓いあったり。
ははは。悪いことはしてませんけどね。
いやほんとに。

続けてきたからこそ見える、見ることができたことの多さに、
ありがたみを感じた現場でした。

楽しかった、嬉しかった。
また今回の現場の皆さんに会えますように。