今宮祐貴 〜活動日記passion 〜

相模原市議会議員 passion for the best

住宅デーに参加してきました🏡

2018-06-10 22:05:59 | 活動
 今日は神奈川土建さんの「住宅デー」が市内11カ所で開催されました。私は千代田6丁目ふれあい広場と山王自治会の会場に自転車で行き参加してきました🚲

 
 
 住まいの無料なんでも相談をはじめ、ミニ縁日(焼きそばやポップコーン)、子ども工作教室、お花プレゼントなどなど楽しいイベントが盛りだくさんでした。私も体験工作を見学させていただいたり、焼きそばを食べたり、とても楽しかったです。また、とても多くの方々と交流をさせていただきました。ありがとうございました。

 

 ところで、「住宅」ということで一年間に新設される住宅の戸数(新設住宅着工戸数)を調べてみました。国土交通省総合政策局建設経済統計調査室の2017年の調査によりますと、2017年は約95万戸の住宅がつくられています。下図(資料7-5)参照

 

 私が生まれたのは1984年ですが、1980〜1990年代には年間約120〜170万戸で推移していました。2000年代に入るとリーマンショック後には上図で分かるように2008年に約108万戸だったのが、2009年には約77万戸に激減しています。これだけをみますと、景気回復が遅れていることや賃金がなかなか伸びないこと、人口減少などに理由を求めたくなりますが、一方でリフォームの受注高は堅調地合いだったり(下図、国交省 総合政策局作成 参照)、中古マンションの売買成約件数が伸びているなど、他の要因も大きいようです。住宅ということでいえば、全国に約820万戸あると言われている空き家対策にも気を配る必要があるでしょう。

 

 平成以降、新設住宅着工戸数が最も大きかったのは22年前、1996年の約163万戸です。1996年以降は大きなトレンドは下落基調で、現在の約95万戸という水準は、その当時の6割程度の水準です。その1996年付近に何があったかとといえば労働者派遣法が1999年に小渕内閣で改正され、派遣業種の原則自由化がされ(この辺りから人材派遣業者が増える)、以後規制緩和の影響で非正規雇用者数がその後の20数年間で約900万人から約2000万人(2017年)に倍増しました。現在においては非正規雇用者数は増加の一途で、実質賃金は軟調地合い。やはり、住宅一つをみましても政治の影響は大きいように思います。上述した他の要因もありますが、不安定雇用を解消し、賃金を上げることができれば、新設住宅着工戸数の増加に寄与するのではないかと思います。一方、これからの時代は、リフォームや中古住宅、そして空き家対策等様々な可能性を追求していくことも重要だと考えます。

 
 

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