今宮祐貴 〜活動日記passion 〜

相模原市議会議員 passion for the best

相模原にミサイル司令部!?

2018-10-02 20:42:23 | 活動
 みなさん、こんばんは。今日は衆議院第二会館に行き、防衛省及び外務省の職員への聞き取りに参加しました。9月29日に一般紙にも載りましたが、相模原市は9月28日、在日米軍ミサイル防衛部隊の司令部(正式名称は第38防空砲兵旅団司令部。以下「ミサイル司令部」といいます)が相模総合補給廠(相模原市中央区)に駐留する、と防衛省から情報提供があったと発表しました。その件の聞き取りです。畑野君枝衆議院議員、あさか由香選挙区予定候補、しいば寿幸比例区予定候補、藤井克彦県会議員、日本共産党相模原市議団、そして平和委員会の方々が参加しました。

 相模原市は防衛省からミサイル司令部の駐留を知らされ、それを発表したということです。この相模原に来るのかと、私はその記事を読んで非常に驚きました。ちなみに、ミサイル司令部とは迎撃ミサイルの発射命令を出すことができるところです。また、ロシアはそれに対してシステムを変えれば攻撃にも使えると指摘しています。かなり物騒な司令部には違いありません。

 

 当初、防衛省はこのミサイル司令部が来るという事実を相模原に伝えただけでした。しかし、今日の聞き取りで明らかになったのは、これはアメリカの一方的な通告によって決まったのではなく、日本政府とアメリカ側での事前協議があり、合意があって決まったということです。ですから、単に「アメリカからミサイル司令部駐留決定の連絡が来た」わけではないということです。これは考えてみれば当然のことで、日米地位協定は基地の使い方に変更がある場合、(今回でいえば、ミサイル司令部が駐留する)日米両政府の合意が必要であると定めています。つまり、事前協議が無くても大問題なのですが、今回の場合には、職員も認めていましたが、協議・合意があったのです。

 相模原市民もまさに寝耳に水の話だと思います。3年前に起きた補給廠の爆発事故に対しての回答も未だにないまま、今度は機能強化の話です。何が起きているのかと思います。加山市長もこの突然の出来事に遺憾のコメントを出しています。防衛省の職員は、防衛白書を引き合いに、日本は安全保障環境が厳しい…という苦し紛れの説明を持ち出しました。しかし、今年2018年は、史上初の南北首脳会談や米朝首脳会談が行われるなど、平和への大きなうねりが生み出され、緊張は緩和へとシフトしています。

 このミサイル司令部が相模原に来るとは簡単に言えばどういうことなのか、平和委員会の事務局長である菅沼幹夫さんにお話を伺いました。

 私「菅沼さん、このミサイル司令部が相模原に来るということの最大の問題はどこにありますか?」

 菅沼事務局長「それはね、一言で言えば、相模原に大変なことが起きているということですよ。ミサイル司令部が来れば、有事の際に必ず標的になります。攻撃を受ける可能性が高いということです」

 菅沼さんは他にも様々な問題を指摘されていました。私は相模原に生まれ育って33年になりますが、平和が実現されつつある現代に至って、相模原にまさかこんなに物騒なものが来るとは俄かに信じられませんでした。一市民として絶対に許すわけにはいきませんので、撤回を求めるべく、これからも強く反対、抗議して参ります。皆さんも是非、一緒に声をあげましょう!

 
 

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