今宮祐貴 〜活動日記passion 〜

相模原市議会議員 passion for the best

淵野辺駅南口周辺再整備問題・パブリックコメント

2018-05-31 00:19:02 | 日記
 ついに出ました。パブリックコメントの結果。先ほど、すべての意見に目を通してみましたが反対意見が多いという印象でした。
 鹿沼公園は幼少の頃、本当によく遊びに行った公園でとても好きでした。中でも交通公園は特にお気に入りでした。

 

 さて、この度のパブコメの件数は914件と前後のパブコメの件数と比較してもその関心の高さが伺えます。また、「意見公募手続制度の制定状況に関する調査結果」総務省自治行政局行政経営支援室 平成27年3月によれば、平成25年度の一年間の全指定都市の提出意見数は25,879件ですから、これを単純に指定都市の総数20で割ると約1,300件。ちなみに相模原は指定都市の中で人口は下から数えて3番目。これを加味しないで、単純に各指定都市に出される一年間のパブコメの件数を1,300として見ても、この914件という数字は大きいです。ちなみに、相模原市の平成28年度の件数は、リニア関連の件数が全体を押し上げたものの1,127件。やはりこの914件は突出しています。

 

 さて、上述した調査結果によれば指定都市はすべて意見公募手続が制定済みです。また、指定都市の制定形式は条例で定めているのが45%です。相模原は条例ではなく、要項として制定されています。そして、指定都市のうち、「住民の用に供される施設建設等に関わる計画等の策定又は変更」を対象案件にしているのは、45%(9都市)で半数割れです。

 国の行政機関の意見公募手続(行政手続法第39条)は、命令等の制定の民主化という観点から、パブリックコメントの手続きを導入したものです。つまり、命令等を制定する際に国民の声を聞いて、それを考慮しながら最終的な決定を行うという制度です。地方公共団体の意見公募手続(パブリックコメント手続)はそれとは違いますが、しかしその精神は、「市民の声を聞きながら、市民にとって大事なことを決めていく」という民主的なものであるはずです。この集められた914件の声を十分に考慮して最終的な決定をして欲しいなと一市民として思います。