作家の林雄介のgooブログです

農林水産省の元キャリア官僚、今は作家。

学ぶべき著名人を絞るのが効率的なやり方です。(*^_^*)

2016-07-31 22:36:05 | 勉強・受験・学習・スキルアップの部屋。
いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

本というのは、1年間に2人、ドラッカーでも、ガルブレイスでも誰でもいいのですが、著者を絞って、ドラッカーならドラッカーばかり読む。ただ、これ早稲田大学にいた時のやり方なので、普通の公立図書館でドラッカーを全冊揃えている図書館ないと思うんですね。
中央図書館と政経の学部図書館、両方使うと、ない本ないんですよ。あと新宿区立図書館と文京区立図書館。2区立図書館と早稲田大学の図書館があってやれたことなので、全冊は読めないと思います…。

本代って学者の書籍代は年間100万単位でかかるから、大学が負担してくれないと作家が学者と同じ資料を買えませんから、地方で仕事なんか無理ですよ。学者が地方の大学に赴任嫌がるのは地方大学は本がないから。
普通に流通している本なら個人で買えますが、流通していない本だと100万、200万する研究書なんか個人で買うの無理ですよ。

地方の図書館は、漫画喫茶化してますしね…。

普通の本は新刊で買うかブックオフで買えばいい。個人で買うのが無理な本を本来、図書館は置くべきなのです。

話を戻しますが、著名な学者や識者に絞って、読む。そうすると覚えます。で、変えていく。偏らないように、集中して読む著者の本を増やしていく。

なぜ、本を読むのか?しつこいですが、人間は同じようなことをやらかすから、中国の歴史というのは、ほとんどの国にあてはまるんです。中国は満州はいらんが、絶対に内陸部は侵略したら駄目とか、あるんですよ。満州国は中国は気にしていなかったが、内陸部を攻めたのは反発を買った。
しかし、中国は気にしていないんですよ。中国は攻めたり、攻められたりの歴史だから、気にしないんですよ。

中国文化、中国の歴史を知れば、中国なんかちょろい国ですよ。日本人の理屈で中国人と交渉なんかできませんよ。中国の聖人賢者、兵法書に忠実に中国は交渉しなきゃいけないんですが、日本人、中国文化や東洋思想を学ばない。これは明治維新と欧米礼賛の弊害です。

林雄介with,you。

読書の思い出3。(*^_^*)独学の奨め。

2016-07-31 12:18:37 | 勉強・受験・学習・スキルアップの部屋。
いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

私自身が本を書きはじめて、特に地方国立大の読者ができて、何を大学時代に学んだんだ?という人が多い。ゼミの教授も東大、京大あたりだから、無能ではないはずなんですけどね。

それで、ある時、早稲田から私立の有名大学に移った教授が、もう後継者は育てられないから、研究に専念すると言われましてね。研究室の先輩もマーチで教えるときは、かなり手加減しないと学生が理解できないから、気をつけるように助言してきました。

マーチで、手加減しないと理解できないという話は、相当、ショックでした。しかし、やはり母校より格下の大学だと偏差値60以上でも、帝大や一橋や中央が限度らしくて、関西だと同志社ですかね?自前の教授が少ないところだと、手加減して教えている。

それが、本を書きはじめてからわかったことです。そうすると、読者は独学するしかないんですよ。東大でも、研究室に残らない人には、そんなに難しいことは教えない。
官僚というのは専門職ではないから、東大の修士ぐらいの学力しかない。学者ではないから。

つまり、それより難しいことは、独学でやるしかないんですよ。

最初に学問体系作った人は、独学でしょう?ケインズでも、マルクスでも独学。あとを継いだら学派にならないから独学です。

儒教でも、陽明学派は、独学ですよ。最初に言い出したのが王陽明だから。もちろん、儒教の基礎があって学派作ったんですけどね。

そうしたら、結局、基礎的な知識があれば、あとは独学に皆さんもなると思うんですよ。

林雄介with,you。

Google+、Facebookについて。(*^_^*)

2016-07-31 10:42:38 | 人間関係・ストレスケア・健康の部屋。
いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

9月以降の話になりますが、スマホから投稿可能なら、更新しますが、どうするかわかりません。
ノートに記事を書き留めておき、数日に1回、まとめて更新の形になると思います。

ちなみにブログ検索はチェックして、ノートにメモしています。blogとSNSでコメントをご遠慮頂いていますから、blogに検索されたものは、時間が、おそらく、2月以上かかりますが、回答はしていきます。

最近のblogの文章を見ていただけばわかるとは思いますが、頭があまり動いていません。やはり自律神経が少しおかしいようです。

ですから、大量の文章を以前のように書くことは、しばらく難しいと思います。

自分でも、支離滅裂ほどではない駄文が増え、悲しく思いますが、頭がまわらないのです。

しかし、ひょっとしたら、頭がまわっていない今の状態の方が難しいことを書けないので、むしろ皆さんにとってわかりやすいのではないか?と思ったりもします。

林雄介with,you。

読書の思い出2。(*^_^*)大学時代に学んだこと。

2016-07-30 19:43:31 | 勉強・受験・学習・スキルアップの部屋。
いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

ゼミの大塚教授というのは、一橋学派の大川一司の最後の直弟子。もう1つの一橋学派の流れは、都留重人→伊東光晴ですね。経済白書や計量経済学の日本成長論、日本政府のケインズ政策はこの流れで戦後来たわけです。

大塚教授というのが変わった方で、勉強より農作業、開発途上国にいってスラムみてこいと…。ですから、山形県で農作業してきましたね。勉強は教えてくれませんでしたけどね。教えてくれないから、自分で教授の論文を集めて研究したんです。

学者というのは、自分の下請けを弟子にやらせて、学派をでかくしていく。ですから、一橋学派は主流派なんですが、経済成長論で、日本人が幸せになったのか?。

伊東光晴さんでも、大塚教授でも、数式を使った経済学が本業なんです。大川一司は日本の計量経済学、統計学を確立した学派だから、数字をひたすら計算していき、モデルを作っていく。

しかし、そういう学者として世に認められ食っていく方法を教えて貰えなかった。じゃあ、なぜ、学者として食っていく方法を教えてくれなかったのか?

論文集は、主流派のマクロ・モデルしか大塚教授もないんですよ。1つは大川一司さんに押しつけられた。大川さんのお弟子さんはみんな大川流をコピーさせられた。ですから、大川流の大塚流のコピーに学生をしたくなかったんでしょうね。院生にも教えなかった。学者はいますけれど、みんな勝手な学派を離れた研究者です。しかし学派を離れたらポストがないから、別の学派で博士号をとって教授に皆さんなったんですけどね…。

結局、自分で考えなさいねという、ある意味、相当、無責任なゼミでしたから、今だと意識高い系。意識高すぎて日本にいない人多いし外交官多いんですけどね。ゼミも変なのしかいなかったですね。類友。

そういう縁があって、人は育つんだろうなあと思うのです。

林雄介with,you。

読書の思い出、国富論。(*^_^*)意識の壁を破る。

2016-07-30 19:41:00 | 勉強・受験・学習・スキルアップの部屋。
いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

以前、書いた記憶もありますが、大学1年生の時にYさんという東京外大の教授がおられて、ゼミのような授業を受けていました。有名な社会学者なんですけれども、パーソンズのシステム論を学んだんですね。

非常に優秀な社会学者なんですけれど、3年生の時に、Tさんという社会学会長の授業も取りました。私はいろんな分野の学会長の授業が大学院でも多かったですね、偶然。

大学1年の時に、アダム・スミスの国富論を読むといいとY教授に言われまして、その時に、「国富論というのは、勉強するものじゃなくてね、簡単な本だから夜、寝る前に寝床に入って、寝ながら読みなさい。」と言われました。これが大きな助言になりましてね、もしも、「国富論というのは経済学のルーツだから精読しなさい」と言われたら、精読したかもしれない。しかし、読めなかったかもしれないですね。
私はばか正直ですから、もちろん、優秀な先生しか授業取ってませんよ。有名な教授はたいしたことがない人も多いんだけれど、学者として優秀な人はたいしたことがありますから。

左派系社会学者としては、日本第一で共産党が理論的バックボーンにしていたんだけれど、共産党の矛盾をついたら、赤旗とかで敵認定して、裏切りものにされた人なんで、共産党大嫌いな人でしたけどね。まともにマルクス研究している学者で共産党支持者なんかいませんよ。マルクス研究したら共産党の矛盾が見えますから。

それはさておき、国富論は寝床で読めるという意識の壁が大学1年で壊れたわけです。国富論も長いんですよ。国富論より長いの資本論だけですから、マルサスやリカードはもっと短い。ケインズは量ありますけどね。

ローマ法をやった時に、ロックかな?法哲学も、パンフみたいな薄い本だから、さっと読んどいてと言われました。たまたまそういう教授が多かったというか外部講師に金かけてますからね。

続く。

林雄介with,you。

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