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Blooming Diary

足跡を残してみませう

ありがとう、そしていってらっしゃい。

2009-05-19 10:26:52 | 徒然なるままに。。。
昨日の5月18日(月)、結婚して家を出るまで
ずっと一緒に暮らしていた祖父が旅立ちました。

今は部屋で安らかに眠っています。
本当に寝ているみたいな顔をしてます。

色々な出来事、思い出が頭をよぎります。
昔気質の人なので、短気でイラッとすることも多かったおじいちゃん
ですが、心根は優しくて、孫の私をとても可愛がってくれました。

学生時代など雨が降ったり、急いでいるときにはよく駅まで車で送って
もらいました。運転が荒くてドキドキすることもあったけれど

おじいちゃんとじっくり会話をすることはなかったけれど、短い会話の中に
いつも気遣いを感じました。
直感の鋭いタイプで、他人の悪口を言う事はなく、お散歩が好きで帽子をかぶって
よく犬を連れて出かけていました。
デコラティブなものが好きで、おじいちゃんの部屋はいつもにぎやかでした。
バイクが大好きで、スピード違反でおまわりさんに止められて、ヘルメットを
とったら、80歳を過ぎたおじいさんだったので、おまわりさんも違反をとらずに
気をつけて下さいね、と注意だけしたそうです。

私の旦那さんのことも気に入っていて、一緒に実家に帰ると『おう!』と手を挙げて
嬉しそうに笑ってました。
今年の始めに、市からダイヤモンド婚(結婚60周年)のお祝いを
おばあちゃんと一緒にしてもらいました。

去年、入院して手術をするときに『切腹か?』『参ったよ~』と嫌そうな顔を
していたのが印象に残っています。
今まで、大きな病気をすることのなかったおじいちゃん。
最後まで一度も痛いとかつらいとか弱音を吐く事なく、子供たち(私の両親、伯母、叔父)に
見守られて、旅立っていきました。
まだお家の近所を散歩してるかな?

お葬儀までの約1週間、お仕事をお休みするのですが、最近しんどそうにしていた
私を気遣って、最後のプレゼントをくれたのかな。と思います。
ありがとう、おじいちゃん

おじいちゃんの大好きなものと一緒に皆で旅支度はするから、道中気を付けて
いってらっしゃい。