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壁コンセント

2005-10-24 | ステレオ
 新しいスピーカーを迎える前に、壁コンセントを換装した。

錆がひどく、コンセント内部はもとより外側まで錆が広がっていた。
更に極性も逆になっていた。

皆さんも、検電ドライバーで極性のチェックを、今一度することをお薦めします。

近所の究極のオーディオ・マニア、S井さんも、200V電源の室内配線が逆になっていたという。
普通の室内電気業者は「極性」に気を遣わない。
電気製品が「動けば」良いと考えている。
短時間に仕事を終えないと能率が上がらない。
丁寧に極性のチェックなどしていると「仕事が出来ないヤツ」と評価されるのだろうか。

オーディオを趣味とする人は、自分のシステムは自分で守るしかない。
もしくはオーディの分かる専門家に頼むしかない。(エレキングさんのような)

話は移るが、S井さんのシステムは、電柱からの配線の換装などを経て円熟期に入ったと思う。
自分で配線など、肩を壊すまで、徹底的に電源環境を構築した。
そのはあくまでも「自然」で「普通」な再生音。
しかし、力強く骨太な演奏。

一方でJAZZの原盤を探し、今までとは違った音色を発見すると実に素直に感動する。
その姿を間近で見ているとこちらも心が和む。

そのS井さん、お茶の水にある中古レコードショップの店主に試されたそうだ。
原盤と第二プレス盤と比較試聴させられて、どちらが原盤か当ててみろと。
見事に当てたのだが、その根拠に共鳴した。
「滑らかに素直だったから」と言うのだ。
第二プレスからは音質調整、刺激的に、する。
で、その結果原盤に比べて「人工的な」音になる。
そこには演奏家から離れ、作為が加わる。
そこに不自然さが生まれてしまう。

僕は録音された媒体を再生する時、音の基準をスタジオのミキサールームに合わせる。
そこには演奏家がいて、再生音を聴き納得した結果が製品になったと信じるから。
製品になる「演奏家に一番近い音」はスタジオのミキサールームの音と思う。

オーディオマニアの中には「自分の好きな様に鳴らす」人がいる。
「モニタールームの音なんか知ったこっちゃ無い」と言ってはばからない。
勿論、趣味なので構わないのだが、演奏家の思いを無視しても感動は得にくいと考える。

S井さんと僕は、入り方は違っても、目指す所は同じ。
そして「理想の再生音」を自分の中に持っていないとオーディオの進歩はない。

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