ちむわさわさぁ

心躍ること

ヒーロー について

2006-03-17 | Book Movie Disk
[ホテルルワンダ] を見た。
最近特に多くなった『実話』映画化であることは知っていたが
特に事件についての知識は無いままに見、
見てしまったことに後悔した。
それほど衝撃的だった、ということをお解りいただきたい。

1994年事件当時、世界中でほとんど報道されることがなかったらしい。
Hutu族によるTutsi族のルワンダ大虐殺(80万人が死亡とされる)の物語。
彼らは国連に見放された。
紛争を止めに入った筈の外国部隊も、自国の観光客だけを連れ帰り次々に撤退。
理由は"アフリカンだから"
そこでHutu族でありながらTutsi族である家族や仲間を守るため孤軍奮闘する
Hotelのマネージャー役(実在の人物)を演技派ドン・チードルが好演している。

社会派、というか様々の時代背景に基づき今実際そこにある問題やら議論を訴え
考えさせるという趣旨の映画は嫌いではない。
この作品もまたそうだ。
世界が見放し、世界が損得勘定で要らないと判断した人間の命、の有様である。
「衝撃」としか言いようが無い。

Hollywood映画特有の、
アメリカ人ヒーロー役が事態を無事収拾して
昇る朝日を民衆が、キラッキラの目をウルウルさせながら見て終わる
"AMERICA万歳"映画でない事が、初めてキツイと思った。

都内でも3~4箇所しか上映が無いけど、これは必見です。

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