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アニメ 咲 -Saki- 第19局 「友達」
花が咲くのは一輪ではない。
蕾があればあるほど咲き乱れる。
美しき花を何度も咲かせた宮永咲。
その花は清澄高校を全国へと羽ばたかせる手向けの花束なのでしょう。
麻雀は楽しい!
その楽しさが周囲の心に伝わり、勝負がついても清々しい気持ちにさせる。
両親の死をきっかけに心を閉ざしては、心の中に棲みついた魔物に弄ばれてしまった少女、天江衣。
麻雀の楽しさを知った時、即ち友達が身近な所にいたことに気付いた時。
その少女の瞳からは慈愛の涙があふれ出す。
また麻雀を打とうよ…。
戦ってこそ芽生える友情。
麻雀は友情のきっかけに過ぎない。
そこからいかに友情を育んで行くのかが大切なのである。
と、予め分ってはいても清澄高校の、咲の逆転優勝は素晴らしかったですね。
全国大会ではこれ以上のありえないアガリの連続が見られるのかも。
《画像キャプチャ&コメント》
①衣の為に友達を調達
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衣の両親の死因は、衣に会いたいと思ったが為に巻き込まれた事故。
間接的となってしまった状況だけに、悲しみ以上の自責の念と孤独感に襲われる。
透華はそんな衣の為にと、麻雀の相手(遊び友達)という存在を連れてくる。
が、自ら望んだ人間関係でないが故か、衣の心は晴れる事が無かった。
自分から麻雀を取ってしまえば何の価値もないと蔑んで…。
②繋がりのある者なぞに負けるか
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衣の負の思念が停電をも引き起こす。
これほど強烈な衣は見たことがないと、衣をよく知る透華でさえこの様子。
透華がいくら衣を案じていようとも、その気持ちは衣には届いていなかった。
一の言うよう、衣の心は空に浮かぶ満月のように孤独のまま。
③少女の放つ青白き光は満月のごとく
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それは麻雀を打つ者の闘気なのか、それとも負の思念が生み出した禍々しいオーラなのか。
その青き光は衣が崇められる満月のような存在であることを誇示するかのよう。
衣とお前たちでは次元が違うのだと。
④光を見た咲は
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これまで衣の闘気に当てられてはすぐに萎縮していた咲。
しかし今の咲は怯えるどころか微笑んでいる。
強い相手と戦えると思うと胸が躍る。
かえて咲の闘志に火を点けたようだ。
⑤停電リアクション
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突然の停電で暗いのが怖い…。
一番怖がったのは和で、透華も結構怖いらしい。
で靖子は暗くなると即寝てしまうという、超古代人属性。
実況はここで起きろ!と靖子を引っ叩くべきw
⑥まだ諦めるには早いにゃー
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まだ敗退と決まった訳じゃないと、逆転劇の青写真を描く華菜。
あのコーチもその様子に意外性を見たようだが…。
結局華菜のポジティブ打ちも虚しく、四度目のハイテイが衣に光臨。
華菜と同様、ゆみも決して諦めていない。
この親番でアガリ続ければ逆転出来る。
智美達の鶴賀勢はゆみならきっとやってくれるだろうと、ひたすら信じて待つ。
諦めていないのは咲も…と、デジタル派の和でさえ信じたくなる咲が起こす奇跡に、清澄勢の期待がかかる。
⑦振り込まないアガらせない
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華菜が今出来ることはテンパイの流局を30回続ける事だと、精神的にきつい筈の打ち方を執念でこなそうとしていた。
そんな時に限って役満ツモが…。
子の立場で役満でアガっても逆転が出来ない故、華菜はこの役満を捨てる。
その間、咲の手牌には筒子が少しずつ増えて行くが、まだ誰も警戒していなかった。
⑧想定外
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五萬じゃない!?
いつもの自分なら「五萬」が来る筈なのに…と、衣は一筒を引いて驚愕。
清澄に掴まされた!
衣には咲の手牌に自ら引いた一筒が必要である事を感覚的に把握していた。
この咲の手牌はギャラリーを驚嘆させるのには十分だった。
⑨感覚だけでは済まない初めての相手
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牌に愛されたが故に、感覚的に打てばいつもアガれた。
しかし今は予想もつかない引きが目の前に。
感覚通りに打っても負けるかもしれない相手はプロ以外では咲が初めて。
そんな咲の口から麻雀って楽しいね…と、衣と雀卓を囲って打つことが楽しいという人物がなんと目の前に。
楽しい麻雀とは感覚に頼らずに自分の考えで麻雀を打つこと。
靖子が衣に望んでいたのはそういうことだった。
咲の手牌なら振り込んでも負けは無いと感覚的に考えた衣は、感覚も選択の一つだと割り切ってあえて一筒を切る。
⑩萌ゆる種が1つさえあれば
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これで清澄はアガリの筈だと、アガるか?と衣は咲に訊ねる。
咲がロンすれば確かにアガれるが、このままでは逆転が出来ない。
咲はアガらないよとにこやかに衣の一筒を大明槓。
咲の狙いは当然嶺上開花。
この今大会のルール“大明槓の嶺上開花は責任払い”が咲にとって大いなる味方となっていた。
⑪三段砲撃 其ノ一
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一筒カン→五筒引き→
「三四五筒」+「二三四筒」+「二二二筒」+「三三筒」+「一筒カン」嶺上開花アガリ
一筒をカンしただけではロンでも嶺上開花でも衣の12000点支払止まり。
その先がまだある事は大会参加者の殆どが気付いていた。
続いて咲は二筒をアンカン。
⑫三段砲撃 其ノ二
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二筒カン→四筒引き→
「三四五筒」+「三三三筒」「四四筒」+「一筒カン」+「二筒カン」嶺上開花アガリ
参加者の誰もがその展開を期待していたのかもしれない。
二筒をアンカンし、引いた牌で再び嶺上開花。
しかもその先にも続きがあった。
⑬三段砲撃 最終撃
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感覚で打てば勝つ。
それは衣にとって抜け出せない足枷でもあった。
その拘束から抜け出したいと思いつつも、勝利の美酒に酔いしれてしまう。
そんな自分でさえ負かす相手とならば、生まれ変わって友達になれるかもしれないと…。
その期待に応えるように咲は三筒をアンカンし…。
三筒カン→五筒引き→
「四四四筒」+「五五(赤)筒」+「一筒カン」+「二筒カン」+「三筒カン」嶺上開花アガリ
清一色、対々和、三暗刻、三槓子、赤1(ドラ)、嶺上開花…数え役満の責任払いで32000点。
⑭友達とはその人に心を奪われてしまうもの
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負ける事を望む衣がここにいた。
プロと同レベルともいわれる自分が初めて知った、同年代からの敗北。
その涙は敗北の悔しさではなく、楽しいという共有を初めて得られたことによる歓喜の涙。
自分を友達のように扱ってくれる人が現われたこと。
衣にとって大きな人生の転換期が訪れた。
⑮初出場校、奇跡の快挙
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団体戦初出場で県予選突破。
全国へ行きたいという部員達の強い思いが咲に奇跡を呼んだ。
咲が牌に愛されていても、咲1人の活躍だけでは全国への道は成し得ない。
⑯試合の価値
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まさに名勝負とはこのことを指す。
白熱し面白いと思う試合ほど、また同じ相手と打ちたくなる。
自分の出せる部分を出し切ったからこそ、結果は伴わなくとも後味の良い試合となる。
まだ個人戦がある。
願わくば、再び同じ面子で打ちたいと4人とも思わずにはいられない。
⑰友達
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友達になろうよと言わなくとも、一緒に楽しいことを共有をすれば友達になったも同然。
咲の嶺上開花は衣の心に白き花々を咲かせた。
⑱祝福
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真っ先に咲を祝福したのが和だった。
麻雀スタイルが対極的で、惹かれあった2人が腕を磨き合って来たからこそ、目指していた全国への道が開かれた。
その喜ぶ姿は会場内だけに見せるのはもったいない。
⑲見守り続けて
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きっかけはどうであれ、今はこうして繋がっているじゃないか。
透華を始め、龍門渕のメンバー達はみな衣を案じ続けていた。
その思いは上手く通じず、衣の心が開かれるのを待ち続けるしかなかった。
今の衣なら彼女たちがどういう存在かが自ずと判ってくる。
透華は従姉妹だから友達じゃないのだろう?
いいえそんなことはない…。
それだけで通じ合えるのが友達の証。
20 期待されている
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今年も団体戦を敗退させたと、コーチに怯える華菜。
最後まで自分のスタイルを押し通し、諦めない闘志を見せた華菜にコーチは怒るどころかそっと励まして去って行く。
昨年には無かったもの(試合を楽しむ姿)を見たことにより、コーチは華菜を高く買ったのかもしれない。
来年の風越を引っ張って行くのは華菜こそが相応しいと。
21 まだ一緒にいられるから
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全国への道が閉ざされた鶴賀。
ゆみは桃子と一緒にいられる時間が減ってしまった事に肩を落とす。
麻雀でなくとも一緒にいてあげられるのは可能かもしれないが、麻雀こそが2人を繋ぎとめている神聖なもの。
まだ個人戦があると、桃子は残り少ないひと時を一緒に最後まで楽しく共有しようと励ますのだった。
そんな姿に智美達は…。
部員の管理とは名ばかりの単なる覗きで、脚を抱えている睦月が一番興味津々?
22 清澄の戦いはまだこれから
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あの子達と一緒に全国制覇。
久の夢は叶い、本当の夢を叶える為の戦いに向けた準備(合宿)も必要になる。
決勝戦のようなハイレベルな神経戦をこなして来た出場校が顔を揃える全国大会。
久は清澄麻雀部のバックボーンをどう構築させて行くのだろうか。