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Windows Embedded Standard 7 - 4 -

2010-06-10 01:31:25 | Windows Embedded関連
早くもWindows embedded Standard 7の製品評価版が

ダウンロードできるようになったということで、

タイトルから「RC for」を外しました(笑)。


RC版の時にダウンロードできた

CTP2 Labを基に、WES7を使った開発手順について

記載していきます。



■ユーティリティ(IBW)イメージの作成

WES7から導入された新しい機能として、

IBWを使ったウィザードによるOSイメージの構築・インストール機能があります。

これまでWES2009だと、開発用PCでイメージをビルドしてから、

ターゲット用HDDにコピーして・・・と、いろいろ手間がかかりましたが、

IBWを使うとターゲットデバイス上で、OSイメージ構成の設定から全てできてしまいます。


WES7の評価版をダウンロードすると、

ISO形式のIBWイメージが一緒にダウンロードできますが、

ICEというツールでIBWイメージが作成できてしまいます。

ここでは、USBフラッシュメモリにIBWイメージを作る手順について説明します。


①4GB以上のUSBフラッシュメモリを用意。

②開発用PCにUSBを挿す。

③開発用PCでコマンドプロンプト(管理者権限で)を起動し、
 diskpartコマンドを実行する。

④USBメモリのフォーマットやブート可能なようにアクティブ設定を行う。
 以下はdiskpartでのコマンドの例。
 USBメモリを一度全てクリアして、NTFSのパーティションを一つ作る。

 select disk xxx
 clean
 create part pri
 select part
 format fs=ntfs quick
 active
 assign
 exit

⑤ICEを起動し、メニューの
  Tools -> Create Media -> Create IBW Image with Full ...
 を選択。
 以下のような画面が表示される。



⑥⑤の画面の
 「Select the desired distribution share」を設定する。
 隣のボタンをクリックして、Toolkitのインストールフォルダ内にある、
 DSフォルダを選択する。



 なお、64bit CPU(x64)用のIBWイメージを作成する場合は、
 「DS64」フォルダを選択し、
 ⑤の画面の「Target Architecture」は「x64」を選択する。

⑦⑤の画面の「Select the target folder fot the image」に
 IBWイメージの保存先を設定する。
 ここではUSBフラッシュメモリのドライブを指定している。

⑧⑤の画面の「OK」をクリックすると、
 後は自動的に⑦で指定した保存先にIBWイメージが格納される。



次回は、ここで作成したIBWイメージを使用して、
ターゲットデバイスにWES 7を展開してみます。