日本シリーズ、観てますか?
「タイガースがでない日シリに興味ない!」という皆さんも多くいるでしょうね。
私は今年は興味があったので、結構マジで観てます。(笑)
何に興味があったか?
私が持っている、タイガースが目指して欲しい方向性を、ファイターズが持っていると思っていまして・・・・
逆なんですよね、カープとは・・・・
私が描く理想とは・・・・。
後ほど書きます。
このシリーズ・・・・
勝敗もそうですが、「どんな野球を展開してくれるのか?」という興味。
「どんな結果を生み出してくれるのか?」という興味。
ここまで5戦して、ファイターズが王手。
シリーズの流れとして、木曜日の5戦目が私に言わせれば「天王山」です。
極端に言えば、この試合を制した方が、日本一になる確率が極端にあがると思っていました。
だから・・・・緒方監督は、エースのジャクソン投手を中4日で持ってきたのだと思います。
王手をかけて広島に帰れば、地元の応援を受け、間違いなく一つは勝てる。
一方、CSで打たれた加藤投手を、この超重要な試合に先発させた栗山監督の頭の中には
「とりあえず、左腕の加藤投手でいけるとこまでいく・・・・」
「やばいと思ったら、メンドーサ投手にスイッチする」と計算していたはずです。
全員でこの試合をとって、広島で優勝。
ある意味、“とんでもない勝負師”だと私は感じています、栗山監督は。
この試合に勝てた要因は、まず・・・・「メンドーサ投手の力投」だと誰もが考えているでしょう。
単純に、無失点に抑えるだけではなく、ほぼ完璧にカープ打線を沈黙させたこと。
あれだけ、チェンジアップに翻弄されてたカープ打線を観れば、よほど腕が振れていたのでしょう。
そして、シュートでしょうか?これにまったく対応できなかったカープ打線。
“次の1点”を、岡選手の犠牲フライでようやく取れたファイターズと、
満塁のチャンスを、無得点に終わったカープの攻撃が、後に響いてきます。
ファイターズ打線・・・・
私は、よい状態だと思っていますが、苦戦している理由は、石原捕手だと感じています。
彼の頭脳、経験がさえ、その配球に各投手が応えているということ。
岡田投手に関しては、あまり細かいことを要求せず、ほぼ真ん中に構えて・・・・
「とにかく思い切って腕を振って投げてこい!」という考えが見て取れました。
緒方監督も、彼だけは代えられない状態だと思います。
そう、彼には容易に代打を出せない・・・・チャンスで松山選手を使えない。
ファイターズのキャプテン大野捕手は、わりと見え見えの配球をします。
基本に忠実といえばいいのかもしれませんが、「老獪さ」はない・・・・。
市川選手がマスクをかぶった方が、カープは苦労していると感じますがいかがかな?
元ジャイアンツの選手ですので、報知Sに寄稿している阿部慎之助選手の記事を見ても、
結構親交があるようで・・・・阿部選手のアドバイスも入っているかも知れませんね。
市川選手は、ワンバウンドのセーブも頑張っていますので、投手の信頼がある方だと思います。
先に書きましたが、メンドーサ投手の力投を支えた市川捕手もまた、陰のヒーローでしょう。
送りバント3つ・・・・これも評価しましょう!
タイガースの選手達と違い、この2チームはしっかり、当たり前(難しいけど)ができています。
だから、優勝できる。
こんな単純なこと、見逃してはならないのです。
そして、そのことに気づかないといけないのです。
短期決戦のバントは重要ですが、私の好みから言えば、
バントをする必要がない打線がいいのですけどね。(笑)
シリーズの話に戻しますが、「誰か、ラッキーボーイが現れるのか?」
そんな興味もありましたが、どうやら岡選手のようです。
彼は、シーズン中も高打率をマークしていましたが、
陽岱鋼選手の不調もあってこのシリーズ、攻走守に渡って力を発揮しています。
5戦目の最終回、余計な四球に始まり中島選手の内野安打が大きな「つなぎ」になりましたが、
岡選手の初球、死球・・・・・
「これでファイターズの勝ち、ここで無得点ならカープの勝ち」と私は単純に思いましたが・・・・。
中﨑投手の調子ですが・・・・
陽岱鋼選手は打ち取りましたが、かなり「暴れていた」ので、
もしシーズン中、タイガース戦ななら、「これはいける!」と思える内容でした。
私たちがよく知る「ぶーちゃん一人相撲」です(笑)
西川選手ですが・・・・
初球から打つ気だったと思います。
だから石原捕手は、外からのスライダーを要求しました。
西川選手はまっすぐ一本待ちでしょうからね。
そればボールになりました。
それがすべて・・・・
そして2球目のまっすぐを、ミスショットしなかった西川選手のすごさです。
シリーズ前、GAORAで過去の選抜の試合を再放送していたのを、がっつり観ました。
和歌山智弁学園の試合で、西川君の3塁打が決勝点になった試合・・・・
たまたま、高校生の頃の西川選手の打撃を観ていました。
当時も、「こいつは必ず、プロにいく」と思っていましたが・・・・・
そんなことがあったので、この満塁で打つと思いましたが。
ホームランは想定していませんでした。
さて・・・・
最初に書きましたが(予告しましたが)ファイターズとカープの違い。
打線だけに触れますね、今回は。
このシリーズを見ても、4番をころころ代えるカープ。
シーズン中もそうでした。
先発投手や、選手の状況を考えての起用です。
しかし、1~3番は基本的に固定でした。
特に、丸選手は文字通り「不動」でしたね。
ファイターズは・・・・
このシリーズもそうですが、1~3番を状況に応じて変更し、4番だけは「不動」です。
ここに栗山監督の大げさに言えば「哲学」があるのでしょう。
チームの中心、「4番とエースは不動」
たとえどんなに調子が悪くても・・・・
外国人選手の4番は、「緊急性があるとき」のもので、日本人選手が座り続けるものが理想。
そして、タイガースは甲子園を本拠とするわけですから、右の大砲が座るべきではないか?
それが私の理想です。
大山選手獲得の意味、絶対に他球団にとられたくない意味での1位指名だったと思っています。
中田選手って、「凄み」がある選手だと思っています。
筒香選手や、阿部選手にはない「凄み」・・・・わかります?感じます?
4番って、そういう打者の指定席だと思うのです。
今年のタイガースに、レアード選手がきたら間違いなく4番だと思います。
そんな選手が6番にいる打線ですよ・・・・
ようするに、去年までで言うとマートン選手が6番・・・・
今年なら福留選手が6番や7番に座る打線・・・・
理想ですよね?
高山選手が、後半戦は3番を打ってました。
ファイターズの西川選手にひけはとらないと思うのです、高山選手も。
彼が3番ではなくて2番を打つ・・・・
彼なら、トリプルスリーも狙える選手。
そんな選手が2番に座るって、ワクワクしませんか?
山田選手や、柳田選手・・・・かつての金本選手が2番に座る打線を組むには、
「凄み」のある4番がいなければなりません。
ファイターズに観る私の理想とは「凄みのある4番打者の存在」
抽象的な表現ですが・・・・
その上で、機動力であったり、状況判断が出来て守備に安定感がある存在が必要。
チームの「核」は「4番とエース」
「状況で代わる4番と、外国人投手のエース」
「不動の4番と絶対的な若きエース」
このチームの戦いは・・・・私は最初から、ファイターズの方が強いと思っています。
たとえ、4連勝でカープが日本一になったとしても、その考えは変わりはしません。
タイガースもそれを目指して「超変革」が始まったばかりだと信じています。
「凄みのある4番打者と、凄みのある若きエース」
ワクワクさせていただきたいものです。
いつも、読んでいただき、ありがとうございます。
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