節句人形シーズン中は、多くの方にご来店いただき、まことにありがとうございます。
来シーズンは、皆様から頂いた声を反映させ、よりご満足いただける商品・サービスとなるよう、努めていこうと思います。
お客様の笑顔が、吉村唐木店、そして僕の原動力です。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
さて、端午の節句が終わり、吉村唐木店の店内は夏バージョンに模様替えとなりました。
店頭の展示の様子 お香や色紙額など
季節のタペストリーや色紙類
季節の掛軸、花台、人形など
季節の掛軸
掛軸と囲碁将棋用品 紫陽花はまさに旬
獅子頭や風呂先屏風、神棚など
掛軸や床の間に飾る花台を中心に、季節感のある上品な展示を心がけました。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
毎年夏は暑いものです。
文系の僕は自然の摂理には詳しくありませんが、三十数年の経験則がそれを教えてくれています。
しかし、今夏の暑さは異常ではないでしょうか。
アスファルト舗装された道を歩いていると、強い日差しに加え、足元から熱気がもうもうと立ち上ってくるのを感じます。
まるで自分が、鉄板の上で太陽に調理されているかのようです。
道端で太陽に毒づいている青年(中年?)がいたら、それは僕かもしれません。
モウ、カンベンシテオクレ
暑さのせいで、いつもより攻撃的になっている僕が、今日ご紹介するのは名号掛軸です。
名号とは、仏や菩薩の名のこと。
これを唱えることに意義があり、功徳を授かるとされています。
浄土真宗の名号は「南無阿弥陀仏」
六字であることから、六字名号とも呼ばれています。
法事の際、あるいはお盆の時期に、故人を偲んで床の間にお掛けする、節目の大切なお軸です。
↑ 店内の六字名号展示の様子です。
禅宗(南無釈迦牟尼佛)は事前にご連絡いただければ、種類豊富にご用意いたします。
お坊さんから書家さんまで、価格や書体も様々に取り揃えています。
また、書を吟味し、表装を厳選し、良い品をサービス価格で提供できるよう、努力しております。
故人への感謝を込める大切な掛軸のお求めは、創業102年、信頼と実績の吉村唐木店をお選びください。
ご相談もお気軽にお寄せください。
ご来店いただくのが一番ですが、電話は勿論、簡単なことでしたら、ブログのコメント欄もご利用ください。
皆さんのご来店ご質問を、心よりお待ちしております。
毎日のように、太陽に美味しく調理されている管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
昨日は大雨に見舞われたものの、空っ梅雨の富山県。
雨は無いのですが、湿度の高さに辟易してしまう毎日です。
早く秋が来ないかなぁ。
今の時期に心配されるのが、掛軸のシミやカビ。
空気中の湿気を紙が吸収してしまい、シミが出来たり、カビが増殖してしまうのです。
大切にしている掛軸が傷んでしまうのはとても悲しいですよね。
販売している僕も悲しい・・・。
そこで今日は、梅雨や湿度から掛軸を守る秘策
を皆さんに伝授いたします。
心して読むべし。 掛軸は晴れて乾燥した日に掛け替えるべし。
こうすることで、湿気を含んだまま箱に入ることを防げます。
これは、ひな人形を片付ける際にも同じことが言えます。
除湿器を使うのもです(ただし、乾燥しすぎにはご注意を…)。
収納場所や環境に気を付けるべし。
収納には、温度変化や湿気が少なく、風通しの良い場所が最適です。
押し入れ等に収納する際は、できるだけ上の段(天袋など)に収納してください。
除湿には、ホームセンターなどに売っている除湿用品が有効ですよ。
吉村唐木店御用達(?)の 水とりぞうさん 掛軸は桐箱に入れるべし。
桐箱は防湿性・防水性・防虫性に優れた、いわば、掛軸の守り神です。
0.5寸(約1.5cm)ごとにサイズがあるので、お手持ちの軸に合わせて選べます。
サイズを測る際は、軸先から軸先までの長さを測ってください。
価格はサイズごとに異なりますが、2尺(約60cm)までは、並桐箱で¥3900です。 桐箱には防虫香を入れるべし。
除湿効果はあまり期待できませんが、これからの時期に増える虫食いなどの虫害を予防できます。
桐箱1つに1個ずつ、1年を目安に取り換えられると良いと思います。
10個入り、100個入りの箱もあります。当店では1個(¥216)から販売しています。 困ったら吉村唐木店に相談するべし。
分からないことは、吉村唐木店にご相談ください。
未熟も未熟、半熟なわたくしめが対応させていただきます。
緊張せずにお気軽にどうぞ。
また、傷んでしまった掛軸の修理も承っております。
こちらも、まずはご相談くださいませ。
梅雨ではなく、世間の荒波から身を守る術を教えてほしい管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
紫陽花が花開き、梅の実が色づきはじめる頃、24節句の1つ芒種(ぼうしゅ)を迎えます。
今年の芒種は6月6日(期間は6日~20日まで)。
「芒」は稲の先端にある尖った部分のことで、芒種とは稲や麦の種まきに適した時期という意味があります。
風に揺れる美しい緑の水田を見る度、農家さんのご苦労に頭が下がります。
そして、収穫の秋、新米で作ったホカホカのおにぎりへと思いを馳せるのです。
新米おにぎり良いなぁ・・・。
風雅なブログにするつもりが、深夜に書いていると(現在午前0時)、どうしても食欲に負けてしまいます。
しかし、深夜の暴飲暴食は美容の敵、大敵ですよ奥さん!
というわけで、皆様にも胃ではなく目で楽しんで頂きましょう。
吉村唐木店の初夏の展示の様子がこちらです。
掛軸は山水等の年中掛けの他、初夏から夏の花鳥画を展示しております。
また、写真には写っていませんが、越前焼の素敵な花器が入荷致しました。
その他にも、おすすめの品がありますので、後日改めてご紹介させていただきたいと思います。
さてと、書くことも無くなったから、最近マイブームのアイスクリーム牧場ミルクを食べて寝よう。
汝の敵を赦せ、たとえ美容の敵でも、僕はアイスなら喜んで赦します。
おやすみなさい。
尚、吉村唐木店ホームページはこちらからどうぞ。
9月になりました。
ようやく秋の入り口に立ったばかりとはいえ、陽射しも和らぎ、随分と過ごしやすくなりました。
これから始まる秋の夜長、心地よい夜風に吹かれながら、好きな本をゆっくり楽しみたいものです。
さて、秋支度を始めたのは北風や太陽ばかりではありません。
吉村唐木店も、秋の掛軸やタペストリーに展示替えしました。
秋の掛軸、奥入瀬・秋草・ザクロ・桔梗etc
秋の掛軸、紅葉・虫の行列
例年より多めに秋の掛軸を取り揃えました。
ほくのお薦めは・・・、後日改めてご紹介するので、お楽しみに。
秋~冬のタペストリー
手軽に飾れるタペストリー。
月見ウサギや新柄のハロウィンなどが人気のようです。
季節外の商品でも、お気軽にお尋ねください。
世界に四季のある国は数多くあります。
しかし、掛軸を飾り、花を活け、季節を楽しもうとする文化が、とくに日本には根づいているように思います。
そのお手伝いを、ぜひ吉村唐木店にさせてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
夜風に吹かれすぎて風邪気味な管理人のお店、吉村唐木店ホームページもよろしくです。
酷暑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか?
僕はと言えば、強い日差しを避けて、木陰を探して歩く日々を送っております。
北陸地方の梅雨明けはまだのようですが、これ以上暑くならないよう、天にも祈りたい気持ちです。
そんな中、店先では夏をものともせずに、蓮(ハス)が可憐な花を咲かせています。
珍しいのか、立ち止まってご覧になる方が結構いらっしゃいます。
蓮の花言葉は「清らかな心」「休養」「雄弁」「離れゆく愛」など。
「清らかな心」は、泥水を吸い上げながらも美しい花を咲かせることから
「雄弁」は、雄弁で知られるエジプトの神オシリスに捧げられたことに由来するようです。
また、極楽浄土に咲く花としても知られ、古くから人々に慈しまれてきました。
故人を偲ぶお盆もまもなくです。
当店では六字名号(南無阿弥陀仏)の掛軸を多数ご用意しております。
名号掛軸の他、仏間額(無量寿)もご用意しております。
店頭のショーウインドウには、蓮の花と名号掛軸を掛けています。
光の反射で見にくくなっており、申し訳ありません。
お盆には名号掛軸を掛けて、ご家族皆様で故人を偲ばれてはいかがでしょうか?
分からないことも、お気軽に問い合わせください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
蓮の花に一時の涼を感じる管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
今日は春分の日。
春の訪れを太陽も祝福してくれているのでしょう。
爽やかな陽気に誘われて、冬眠中の生き物たちも目を覚ましそうです。
活動的な虫たちと違い、ナマケモノの僕。
日当たりの良い公園のベンチにでも出掛けて、文庫本片手に昼寝を楽しみたい・・・。
しかし、今は五月人形の最盛期。
心を入れ替えて、広報活動に勤しみたいと思います。
前回、当店自慢の鎧兜をご紹介しましたが、今日は節句にちなんだ掛軸をご紹介します。
場所を取らず出し入れが容易なことから、五月人形の代わりに掛軸をお求めになる方もいらっしゃいます。
堀高泉『菖蒲』尺五立
爽やかで品のある菖蒲は、尚武とも言われ、五月人形の後ろ飾りに最適です。
季節の軸としてもどうぞ。
高木梅荘『鍾馗』尺五立
凛々しい立ち姿の鍾馗さん、学業成就を願って飾られる方も多いです。
恩田三澄『吉祥瀧登り鯉』尺五立
瀧登り鯉は出世鯉とも呼ばれ、子供の夢の成就を願う掛軸です。
夏向きの画題でもあり、節句の後も長く飾っていただけます。
岩本青陵『兜』尺八横
裂地に上合金欄を用い、品のある掛軸に仕上げました。
兜の軸では一押しです。五月人形の代わりとしてもどうぞ。
この他にも、節句物では武者や鯉のぼりの掛け軸をご用意しています。
お気軽にどうぞ。
強い(?)意志で春の陽気に抗った管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。
日が暮れると、鈴虫の鳴き声が聞こえるようになりました。
店の庭に腰を下ろし、優しい音を愛でていると、自然と心も休まります。
鈴虫は、古今より人々に愛されてきたのでしょう。
『源氏物語』38帖に「鈴虫」という巻があります。
巻名は以下の両首から。
「おほかたの秋をば憂しと知りにしをふり捨てがたき鈴虫のこえ」(女三宮)
「心もて草の宿りを厭へどもなほ鈴虫の声ぞふりせぬ」(源氏)
今日はそんな鈴虫の鳴く頃に、自信を持ってお勧めできる掛軸のご案内です。
東京都知事賞などを受賞した遠田一成先生の「秋草」尺五立です。
掛軸「秋草」尺五立
秋草拡大画像
広い余白をとったのびやかな構図の下、優しい色彩とタッチで秋草が描かれています。
正絹裂地の表装と合わせ、とても上品な掛軸となりました。
通常の尺五立よりやや幅広の為、大きな床の間をお持ちのお客様にもお勧めできます。
店のショーウインドーに飾っておりますので、ぜひご覧ください。
同じ作者の掛軸「山葡萄に栗鼠」もいかがでしょうか?
掛軸「山葡萄に栗鼠」尺八横
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
秋を愛する管理人のお店、吉村唐木店ホームへージ もよろしくです。
全国300人の当ブログ読者の皆様、こんにちは。
楽しみにしていただいているのに、ブログ更新の間隔が開いてしまい、申し訳ありません。
馬力の低いエンジンではありますが、しっかり掛けていきますので、よろしくお願いします。
さて、本日ご紹介するのは、秋向きの掛け軸です。
掛軸に携わって約100年の吉村唐木店が太鼓判を押す、今秋一押しの逸品
です。
遠田一成 「山葡萄と栗鼠(リス)」(尺八横)
【作者略歴】
昭和37年新潟県出身。
石 正雄氏に師事。
東京都知事賞・京都府知事賞など多数受賞。
旬を迎える山葡萄がたわわに実る様子が絶妙な色彩で描かれています。
掛軸では、動物よりも鳥が描かれることが多いのですが、葡萄の芳醇な香りに誘われて、珍しくリスがやって来ました。
優しい雰囲気の絵に合わせて、上品な正絹裂地で表装しております。
干からびかけていた僕の心も、まんまと射抜かれてしまう可愛さ・・・。
絵にも裂地にもこだわりぬいた、本当にお勧めできる掛軸です。
山葡萄にかじりつく食いしん坊のリスと共に、皆様のご来店をお待ちしております。
リスに倣って昼食は果物(イチジク)だった管理人のお店、吉村唐木店ホームページもよろしくです。
NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「まれ」。
毎朝、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?
今日放送された第129話は、主人公の希(まれ)と圭太夫妻に待望の双子が誕生するという、喜びと希望に満ちた内容でした。
そんな、感動も絶頂に達した双子の命名の場面で、僕の目は点になってしまいました。
披露された命名掛軸が、当店で取り扱っているものと一緒だったからです。
それがこちら
無地で柔らかい色彩のため、洋室にも似合います。
誕生や初節句のお祝いにお使いください。
命名掛軸 無地 ¥1900(税込)
本格的な掛軸調(3段表装)の命名掛軸もご用意しています。
高級感ある仕様のため、贈り物に最適です。
命名掛軸 洛彩 ¥2800(税込)
色はそれぞれ赤・青の2色展開。
命名は一生のものです。
ぜひ、ご家族の直筆で世界に一つだけの命名軸をお作り下さい。
素晴らしいお客様に恵まれている管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。