吉村唐木店の事件簿

掛軸・天神様・雛人形・五月人形の専門店、
吉村唐木店(富山県富山市)公式ブログです。
徒然なるままに書いています。

管理人をおそった悲劇と年末年始の営業について

2010-12-27 18:53:51 | Weblog

比較的暖かい日が多く、秋の余韻を楽しんでいた富山県ですが、ここ数日の寒波で、急に真冬がやってきたようです。
おかげで、力仕事が苦手な僕も(なにか、得意なことがあるのかという批判は左に受け流します)、日々、雪かきに汗を流しています。

体温が低く血行の悪い男ですので、こう寒くなると悩まされるのが「しもやけ」。
今日早速、毎年愛用の「メンソレータム(軟膏)」を手に入れてきました。

僕の血行は軟膏で促進するとしても、寒空の下で、お客さんの来店を促進する特効薬はなかなかありません。
とりあえず、招き猫に頼ろうかなぁ。


 和紙で出来た招き猫です
 いらっしゃいませー (ちなみに10500円)


招き猫の元気に力をもらって、実は皆さんに告白しなければいけないことがあります。
当店において、ブログの更新に支障をきたす重大な事件が発生していたのです。


それは・・・  


 デジタルカメラ(通称ミドリ君)が失踪いたしました!

というわけで、新入荷商品などの写真を撮ることができません。
なお、心当たりの方はご連絡ください(笑)。


では最後に、今更ながら年末年始の営業についてご案内いたします。

12月31日 10時~15時
1月1日(土) お休み
1月2日(日) お休み
1月3日(月) お休み
1月4日(火) お休み
1月5日(水) 通常通り営業

お掃除の際に壊れたり不足していた神棚用品、とってもかわいい干支小物は、ぜひ当店でお買い求めください。
本年あとわずかになりましたが、皆様のご来店を心よりお待ちしています


長崎帰りの男

2010-12-09 18:36:39 | Weblog
立て続けにブログを更新するつもりでしたが、間が空いてしまいました。
旅の疲れが残っていたから・・・と言い訳したいのですが、単に忘れていただけです。

晴天が続いていた長崎の旅でしたが、最終日だけは雨、それも結構激しい雨に見舞われました。
左右の手でビニール傘とトランクケースを持ち、名産品を探して市内を巡る僕。
ちゃんぽん麺の製麺所を探しては迷子になり、路面電車の降車駅を間違え(2回目)、なんとか辿り着いたカステラ屋では売り切れを宣告されました。

そんな・・・


最終日の昼食は長崎で食べる予定でしたが、時間切れで無し。

もう駄目だよ、パトラッシュ・・・


羽田空港で、「千疋屋総本店」のマスクメロンジュースとフルーツサンドイッチを堪能したことを内緒にすれば、きっと同情してもらえるはずです



そんなこんなで、なんとか富山に帰還いたしました。
長崎帰りの男が持ち帰ってきた、鬼店長への貢ぎ物がこちら。



これは、ごく一部です。
大半は到着直後に、鬼店長及びその一味の者の手によって消費されてしまいました。

手前中央にあるのが製麺所で買ったちゃんぽん麺10人分。
食べきれない分を冷凍していたのですが、これを使って、ちゃんぽん麺を作ってみました。



手作りちゃんぽん麺。

肉団子はもちろん手作り、いろんな野菜を入れたので栄養バランスもよさそうです。
飾りつけに盛ったねぎが、少し出しゃばりすぎていますが、「出る杭は打たない」のが僕の流儀。
お店と同じ味とはいかないですが、美味しかったです。

美味しいものは、人を(とくに僕を)幸せにしますね。


最後は食べ物で締めくくった、今回の長崎の旅。
4日間あまりのこの旅で、僕が一番感じたのは、長崎という都市の持つ多様な貌(かお)です。

街中に西洋建築が溶け込む、かつての貿易都市としての貌
平和公園や原爆資料館を持つ、平和都市としての貌
ちゃんぽん麺やトルコライスがうまい、グルメ都市としての貌
斜面に多くの家が立ち並ぶ、斜め都市(?)としての貌

発展し賑わう駅や大きな商店街から一歩外れると、江戸創業の老舗などがひょっこりと現れ、キリスト教関連の史跡が多い土地柄なのに、多種多彩な宗派の寺院か並ぶ地域がある。
こんな街で散歩するのが、楽しくないわけありません!

招待してくれた○○君、ありがとう。
今度は僕が招待できるように、焦らずのんびり頑張るよ。
( ^^)/\(^^ )


長崎もいいけれど富山にきたら寄ってね、管理人のお店、吉村唐木店ホームページは こちら 

長崎は今日も晴れだった②

2010-12-01 17:31:57 | Weblog


<前回のあらすじ>
長崎の友人の結婚式に招待された管理人は、仕事を放り出し、温暖な長崎へと旅立った。
1000万ドルの夜景に見とれ、長崎名物ちゃんぽんに舌鼓を打つと、ホテルのベットに孤独な独り身を横たえたのであった・・・


夜が明けました。

ホテルで迎える最初の朝は、なんだか他人の家(まぁ実際、他人の家ですが)みたいに落ち着きません。
窓を開け新鮮な空気を吸い込むと、朝食を食べにレストランへ向かいます。
ちなみに朝食は、子供と子供みたいな大人が喜ぶ、バイキング形式。
俄然、闘志が湧いてきます。

それで取ったのがコレ↓

 カステラ、野菜サラダとウインナー、カットフルーツ、野菜ジュース

カステラのおかげで、自分が遠い異邦の地、長崎にいることを実感させられます。
朝は沢山食べられないので、野菜や果物を中心に選択。
大好きなトマトジュースが無かったので、にんじん野菜ジュースで我慢することになりました。

シャワーをして、身支度を整えると、いよいよ結婚式に出発!


しかし、三度のご飯と同じくらい、寄り道大好きな僕です。
すんなりと結婚式場へいけるわけもありません。
ホテル近くの英国領事館跡でこんなアーチを見つけました。

  
            旧長崎英国領事館                     領事館の小径

領事館の小径(こみち)なんて洒落たネーミングも、長崎なら似合いますね。
事になったつもりで、この小道を散歩。
しばらく辺りをぶらぶらすると、異国情緒ある町並みが見えてきます。

 

こんな風景がすぐに広がるところが長崎の凄いところ。
ついでに、長崎水辺の森公園にも寄り道。

 

周囲では、カップルや家族連れが芝生に寝そべったり、弁当を広げたりと思い思いの時間を過ごしています。
つられて僕も、近くを通る船や遠景を眺めながら、しばらく時間を忘れて ボーッ としました。
すぐそばには、現代的なデザインの美術館があり、デートには最適な場所。
地元の人に愛されている、とても素敵な公園でした。


あまりにゆっくりしすぎて、結婚式の時間が迫ってきたので、慌てて結婚式場に向かいます。

うわあっ!       

何とか間に合った結婚式は、参列者の僕らまでが幸せになれる、とても素敵な式でした。
新郎は、大学時代同じサークールに所属していた友人。
若いながら(僕と同い年ですが・・・)、しっかりとした信念を持ち、多様な視点と想像力を備えた立派な人です。
顔も精悍で男前、写真を紹介できなくて残念です。


この後、同じく長崎に来ていた大学時代の先輩や友人と、酒を飲み交わしました。

かんぱ~い  \( ̄ー ̄)

学生時代、あまり話す機会の無かった人とも仲良くなれ、楽しい一夜になりました。
これもきっと、結婚式が取り持ってくれた「縁」
こうした縁や出会いを大切にしながら、自分らしく生きていきたいものです。


ホテルに帰っても、僕の1日は終わりません。
長崎銘菓(?)シースケーキと紅茶で、深夜の一服(タバコは吸いません)を。

 
 柔らかなカステラ風の生地ににシロップ煮された桃が乗っています。

美味しかった。

では、また。


酒池肉林(?)、自分なりに楽しんでいる長崎の旅も次回が最終回(予定)です。
お待ちの間に、
お店ホームページもご覧ください。