吉村唐木店の事件簿

掛軸・天神様・雛人形・五月人形の専門店、
吉村唐木店(富山県富山市)公式ブログです。
徒然なるままに書いています。

お盆の振替休日のお知らせ

2018-08-30 11:52:57 | お知らせ・各種ご挨拶



日頃より吉村唐木店をご利用いただきありがとうございます。
本日は、お盆の振替休日についてご案内いたします。

誠に勝手ではありますが、
8月31日(金)・9月1日(土)の両日、
お盆の振替のため休みとさせていただきます。

いつもながら、突然の案内となってしまい申し訳ありません。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

8月も残りわずか。
頬をなでる風の心地よさに、秋の気配を感じるようになってきました。
今年の秋が、皆様にとって素晴らしいものとなりますよう、お祈りしております。


日帰り能登(参) 能登食祭市場

2018-08-10 18:40:32 | 美味礼賛・諸国漫遊(県外)

また日が空いてしまいましたが、前回の記事「日帰り能登(弐) 石川県七尾美術館」※未読の方は読むべし! の続きになります。

石川県七尾美術館にて、池田コレクションを堪能した僕が、次に向かったのが能登食祭市場
旅の醍醐味と言えば、なんといってもお土産ですよね。

能登食祭市場
能登食祭市場 多分人生で二度目の訪問

能登食祭市場は、海産物を売りにした道の駅です。
道の駅を見つけると必ず立ち寄ってしまうのが、食いしん坊の悲しい性(さが)。
岩ガキ カニ 甘海老 アワビ

しかし、この時の僕はまだ知らなかったのです。
能登食祭市場には魚ではない、伝説の三匹が待ち構えていることを・・・。


  
 
 
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カエルだ

無事カエル

なんとお腹を撫でるだけで、お金が帰ってきて若返るという、霊験あらたかなカエル様。
巷にあふれる健康食品も新興宗教もビックリです。
皆、このカエル様にひれ伏し、そして撫でるがよいぞ!


サルだ

おさるさん

頭をなでるだけで嫌なことが去るという、思慮深そうなおさる様。
こんな所で、能登を代表する賢者にお会いできるとは思いませんでした。


招き猫だ

招き猫

最後は口福招き猫様。
食に関する幸福を引き寄せてくれるという、まさに食をテーマにした道の駅の御本尊ともいうべきお方です。
しっかり手を合わせて、ご利益を分けてもらいましょう。

御本尊に見守られながら、珍しいお土産を買ってきました。

このわたの二番わた
二番わた

ナマコからとれる珍味このわた ※能登名物、ナマコの内臓の塩辛のこと
このわたを取った後に残った物を二番わたと呼んでいるようです。
クセがありますが、豆腐に乗せたり、白身魚に合えたりすると美味しいとのこと。
これは、お酒がすすむ君、間違いなしです



さて、三回に分けてお届けした、日帰り能登の旅はいかがでしたでしょうか?

若返り、悩みがなくなり、幸福に包まれた僕は、二番わたを抱いて家路につきましたとさ。
おしまい。




お盆は定休日以外休まず営業する哀れな管理人のお店 吉村唐木店ホームページ もよろしくです。



日帰り能登(弐) 石川県七尾美術館

2018-08-03 22:00:19 | 美味礼賛・諸国漫遊(県外)

日が空いてしまいましたが、前回の記事「日帰り能登(壱) 能登ミルク※未読の方は先に読むべし! の続きになります。

能登ミルクさんにて美味しいジェラートを堪能した僕が、次に向かったのは石川県七尾美術館
口で楽しんだ後は、目で楽しもうという贅沢な日帰り旅でございます。


石川県七尾美術館

企画展「池田ゴレクションの美に出会う」

同美術館は、桃山時代を代表する地元の画家・長谷川等伯(1539~1610)の作品収蔵で知られています。
訪れた日に開催されていた企画展は「池田コレクションの美と出会う」(※現在は終了しています)。
会期 6月30日~7月29日(観覧料一般350円)

池田コレクションとは、七尾市出身の実業家・池田文夫氏が蒐集した美術工芸品群のこと。
コレクション全289点のうち、工芸品や彫刻、絵画など55点が展示されていました

僕は会期末ギリギリに鑑賞したのですが、丸山応挙・英一蝶・上村松園・平櫛田中らの作品が並ぶ、見応えのある企画展でした。
残念ながら等伯作品の展示は無し、そしてこの記事を投稿した時点で企画展は終了してしまっています・・・。
見逃した方のために、一部ですが、撮影許可の出ている作品をこちらでご紹介したいと思います。


上村松園「藤娘図」
上村松園「藤娘図」(絹本) 明治~昭和期(20世紀)

歌舞伎や日本舞踊の演目としても知られる藤娘。
素朴で愛らしく、松園ならではの上品さが漂う美人画です。


英一蝶「鳩に巻藁図」
英一蝶「鳩に巻藁図」 江戸時代(17~18世紀)

軽妙洒脱な画風で知られる英一蝶(はなぶさいっちょう)の作品。
写真では分かり難いですが、鳩の表情に愛嬌があり、何とも言えない味があります。


大橋翠石「猛虎図」
大橋翠石「猛虎図」 大正~昭和期

「虎の翠石」として名高い大橋翠石の虎図。
緻密で躍動感のある虎の咆哮(ほうこう)が聞こえてくるようです。


志野菊文香合
「志野菊文香合」 桃山時代(16~17世紀)

太い線で表現された菊の文様がなんとも愛らしい香合※写真小さくてごめんなさいです。
志野焼らしい侘びの感じも出ていて、一目見て気に入りました。


近くを偶然通りがかったので、さほど期待せずに入館した美術館ですが←失礼だろ、ここはお勧めですよ。
唯一の欠点は、男性用トイレが和式しかなかったこと・・・。
外国のお客さんも多いと思うので、これは改善した方がよいのではないかと思いました。

そんな提案をしたところで、今日の記事はおしまいです。
この後、近くの道の駅・能登食祭市場へ行って来たので、それをもって日帰り能登の旅は完結となります。
どうぞ、お楽しみに。




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