山歩人・吉克の山楽日記

北海道の“山”を中心にオールシーズン山歩(散歩)する・・・単独登山多し、山をテーマに限定した時々気まぐれ日記です!

余別岳一等△BC⛷&積丹岳BC・・・迷霧~遭難死に想う

2023年03月14日 | BC⛷スキー&冬山

積丹岳からの余別岳⛷

余別岳からの積丹岳⛷

積丹半島の先端部に1000級の山5座ある。余別岳1297.7m一等▲積丹岳1255.4m三等▲珊内岳1091.2m三等▲ポンネアンチシ山1145m赤石山1000m※通称

積丹半島の山々は日本海に面し、気象条件が厳しく晴天予報でも目まぐるしく変わる場合がある

積丹岳登山口最終除雪地点…ため池まで除雪しとらん7:00に出発…ちと遅め…反省夏山用の休憩所…屋根にどっさり快晴予報だったが685pまでどんより久しぶりの積丹岳登山道は長く感じる…BC⛷会話しながら登りたいものだ

826p辺りから晴れてくる美しい景観広がる風と雪の造形美積丹岳手前のピークに近づく一面の雲海に惚れ惚れしてTime Stops…右:泥ノ木山顔を出す

山頂近くの斜面風速やや強し…もう少し積丹岳1255.4m▲三等三角点「点名:積丹岳」荘厳たる余別岳藪漕ぎ斜面は雪で覆われ嬉しいが…ガリガリスキーアイゼン必須昼にはハイマツダケカンバが目覚めそう近いようでなかなか届かない余別岳やっと余別岳ポロ・エプイ=大きな・凸山の意の積丹岳が見事な山容積丹半島最高峰余別岳1297.7m▲一等三角点「点名:余別岳」

日本海見えるポンネアンチシ山を経て周遊したかったが…ガス迷霧上がってきて即止めたコルまで余別岳斜面滑走…ガリガリで怖かった雲上の冬の楽園のようだ…ヒマラヤの山みたい…コルでランチタイムある程度気候が安定していても積丹は厳しい気象だ自撮り中ハイマツ帯に落っこちるガス沸いてくる余別岳また来るね~

標識しか見えなくなった…何も見えなくて冬ガスで視界が狭まる…本当に見えなくて…少しずつ方向を修正しながら滑走したやっとスノーシューの爪痕が~ここまで来りゃ~余裕のよっちゃん標高差約1000mの滑降を…やや楽しめて下山…次回は北尾根ルートかな

7:00-15:00※休憩時間計40分含む

この山に登る時には思い出す積丹岳遭難救助事件・・・

積丹岳の遭難死に想う・・・

積丹岳で2009年2月にスノーボードで入山して遭難死した男性の親が、道警の救助に過失があったとして道に慰謝料など計約8600万円の支払いを求めた訴訟があった。最高裁は、道の上告を退けた。道警山岳遭難救助隊の過失を認め、道に約1800万円の支払いを命じた救助隊は、遭難した男性を発見したが、両脇を抱えて歩く際に雪庇を踏み抜き滑落。その後、救助用ソリに乗せ急斜面を引き上げ、疲労が激しい隊員を交代させるなどのため、ソリを一時的にロープでハイマツに結び付けた際にソリが滑落男性は翌日発見され凍死。札幌地裁は、救助隊員が雪庇を踏み抜いたことを過失と認めた。ソリを固定した際に抜けやすい結び方だった点などに過失があったと判断。その男性についても、悪天候になると知りながら不十分な装備で登山を続けたと指摘していた。男性の親は、「息子の無念も晴れることはない。道警は決定を受け止め、道民の信頼に応えられる頼もしい救助隊に生まれ変わって欲しい」とコメント

訴訟担当の道警関係者は「結果的に生存救助できなかったが、隊員は過酷な気象状況の中、自身も滑落し、命の危険にさらされながら活動を行った」とコメント。道は「遭難救助は任意の活動警察の業務と定めた法令はない」とした上で「遭難は自己責任善意で命懸けで救出に向かった者に対し、救出できなかったから賠償せよというのは許されない」と反論していた。

積丹岳では、2007年にもスノーモービルが雪崩に巻き込まれ、4人が死亡している。

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判決は荒れた冬山の過酷さを知らない素人感覚によるものだ救助隊の今後の活動を萎縮させてしまう積丹岳は日本海に飛び出した半島の山。荒天時の強風はヒマラヤにも匹敵当時は地吹雪でホワイトアウト状態。こういう時は大体の進行方向を決め、少しずつ修正しながら歩くが、思い通りに進むのは難しい

判決は救助隊が下山時に雪庇を踏み抜いた点を過失と認定。雪庇には細心の注意を払うべきだが、荒天の中で遭難者を抱え行動していた状況を考えると、救助隊を責めるのは酷だ 悪天候の場合は捜索を見合わせることがあるのに、この時は男性が弱っていることを知り正義感で出動。命懸けの行動に対して過失を指摘するのは、揚げ足取りのようなもの。

ただ、道警の山岳救助のあり方にも課題がある。ヘリを使った救助では成功した実績が多くあるが、地上からの捜索となると迅速性に欠ける。遭難者は一刻も早く助けに来てほしいのに、情報収集や救助方針の策定などに時間をかけ過ぎている。一昔前は地元の山岳会が活躍する場面もあったが、高齢化が進み今は警察が頼り。迅速性を高める工夫が必要。救助隊を専門部隊化するべきだとの意見もあるが、広い道内では、一定の訓練を受けた警察官が日常業務を兼務しながら、各地で遭難事案に対応する方が効率的と考えることもできる。

登山は自己責任が大前提特に大事なのは悪天予報の場合、どこで引き返すべきかの判断判断の誤りは、命取りになりかねない。最近は多くの人が気軽に山に入る。遭難防止は警察ではなく、山に遊びに行く側の問題。天候の変化に敏感になるなど、リスク回避を常に意識して欲しい。

🕶本当にそのとおりです

余市町にある山岡家で…熟成味噌ラーメン食べて恵庭温泉ラ・フォーレ440円で行水夜のフライトに間に合った・・・


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