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ワンオフ製作、各種金属加工 ヨシダマシンの製作事例、過去ブログ記事です。

サイレンサーの変更

2014-02-03 21:04:00 | ワンオフパーツ集
 

 いつもお世話になってる、K氏からマフラーを交換したいとのご相談。

 車両はカワサキW400なのですが、このシリーズの純正マフラーは、エキパイとサイレンサーが溶接で一体の構造になってるので、サイレンサーだけをスリップオンというわけには行きません。

 
 今回は、K氏自らドナーとなる純正マフラーを入手、ウチに直送。

 ドナーのマフラーのエキパイ部分を躊躇なく切断しスリップオン可能なエキパイに作り替えました。

 国産車はエキパイ管が2重構造(2本のパイプで構成されてる)のため、切ってそのままだと中の管が遊んでしまうので、カラーを作りはめ込んでスポット溶接で固定。

 んで、肝心のサイレンサーはというと・・

 ウチにあったトライアンフのサイレンサーをご所望されるのでした。あぁ・・こうして手持ちの部品が消えていく・・。

 

 程度はあまり良くはないものの、磨けば光るでK氏自ら磨き作業。

 


 ドナーより切断製作したエキパイと、トラのサイレンサーを組むべくジョイントを製作。ステップ下でクランプでジョイントしました。

 

 当然のことながら、取り付けのバランスを考えると、取り付けステーは製作することになります。

 

 純正の形状もキャプトンタイプ、今回変えたトライアンフのマフラーも形状的には似ているので、見た目、あんまりやった感がないですが、なんの異違和感なく取り付ける事ができました。

 一体構造のマフラーでも状況次第ではサイレンサーを変えることも可能な場合もありますのでご相談いただければと思います。

飾りナットの製作

2013-03-29 14:40:00 | ワンオフパーツ集

 

 すっかりブログ記事を書かずに放置しておりました。

 忙しいと、ついサボり気味になってしまっていかんです。また少しづつではありますが製作した物など紹介していきます。

 今回は、飾りナットを製作できませんかとご相談を受け製作しました。

 見本になる飾りナットを持参していただいて、細かな寸法を決めてからの製作になります。

 

 見本となるナットは鋳物?だと思われますが、今回はアルミ材からの削り出しです。
 
 見える範囲ではありますが、オーナー様のご希望もあり、簡易的ではありますがバフがけまでしてピカピカにしておきました。

 

 裏側は削ったまんま。
 簡易バフでも磨くとキレイになるのがわかるかな?

 
 どんな物でもそうですが、採寸し製図してから製作します。
 また、製作にかかる時間で費用を計算するので、小物でも費用はかかってしまいます。

 もし、市販品で売られているものがあるのであれば、費用だけで見れば市販品の方が安価だとお思います。

 市販品に満足できなかったり、既に廃盤になってたりなんて場合には削って作ることもできますので一度ご相談くださいませ。



食器の製作

2012-12-21 14:25:00 | ワンオフパーツ集

 

 とある、レストランのオーナー様からのご依頼で、食器の製作ご相談頂いて製作しました。
 お皿とかではなく、お菓子専用の物が欲しいとの事で、大体のイメージを伺い製作となりました。




 

 

 2種類製作させてもらいました。

 一つは棒状のお菓子をのせるそう、もう一つは串がついたお菓子を立たせられるよにするそうで、食器としては無いのだそうです。

 FAXと電話でのやり取りで、実際にのせるお菓子や串の太さがどんなもんかわからずだったのですが、完成品をお店に納品し、実際にお菓子のせたらバッチリだったようで、見た目も気に入ってくれたようで一安心。

 名古屋中心部のとあるフランス料理店にいくと、この器でお菓子が運ばれてくるかも。

 ウチで削って作れる物であればバイク、車に関係なく広く対応しています。
 こんなのが欲しいんだけどといった大雑把なお話でもかまいませんので、気になることがあればご相談くださいませ。
 

点火ピックアップローターの複製

2012-09-20 21:27:00 | ワンオフパーツ集


 モトグッチV40タルガという珍しいバイクのオーナー様から、点火ピックアップのローターの修理、または複製ができないかとご相談。

 画像が悪く見にくいけど、上が今回複製したピックアップローター。下が破損してしまったオリジナルの部品。

 ピックアップローターの先端部分が5mmほど欠けてしまっている。なぜ、こうなってしまったかはオーナー様にもわからず。

 部品として入手ができれば、その方が良いのですが・・。
 結果的に製作となりました。
 

 




 

 破損したオリジナルの部品に溶接で肉盛りして修正できればと思ったものの、どうも鋳物っぽい。
 溶接しても溶接したキワから、また破損しそうな感じだったので修理ではなく、複製製作することになりました。
 
 

 とはいえ、先端部分が欠損しているので、本来のあるべき姿(寸法)がわかんないんですよね・・。
 組み合う点火ピックアップとのクリアランスもわかんないし・・。点火ピックアップの方から逆算して、なんとか製図。
 
 

 小さな部品ですが、先端突起部分も削り込みなので、案外太い丸棒から削りだしています。 

 

 裏側には、ずれないように切り欠きがあります。
 先端部分との角度がずれてしまうと、点火時期がずれてしまうので、角度がずれないように加工しています。

 

 完成品をオーナー様へ発送して、しばらくしてから無事に組み付けできて、調子よく動きましたとご連絡いただきました。
 
 心配していたクリアランスも、予想的中ドンピシャでした。 
 このままでも問題無さそうですが、この後、もうほんの少しクリアランスを拡げたいということで、オーナー様自身で調整しますとの事。

 小さな部品ですが、無いとエンジンかからない大事な部品。無事に複製、復活できて良かったです。  
  
 

ホイールバランサー用冶具追加工

2012-06-08 17:11:00 | ワンオフパーツ集

 

 BMWにお乗りのオーナー様からのご相談。

 タイヤ交換後のバランス取りをすべく、バランサーを購入したら、アダプターがホイールに合わず、使えないのでアダプターに追加工できないかということでした。

 ホイールと加工対象のアダプターをお持込いただいて、加工の見学しながらの即日仕上げです。

 加工前の写真撮るの忘れてたので、上の画像は加工後です。


 

 当初、メールでのお問合せで、おおよそ寸法はお知らせいただいていましたが、ホイール持込いただいたので、寸法測りつつオーナー様のご希望を聞き相談しながら、細かい寸法を決めてから加工です。

 

 ホイールをお持込いただいたおかげで、ガタもなく加工でき、きちんとホイールのはまります。
 後少しオーナー様が自身で加工して使うとの事なのでウチでの加工はここまで。


 加工しなければならない状況になるには、当然理由があると思うんです。なんで加工が必要になったかがわかるだけでも、随分話が早くなります。

 状況を把握した上で、こうしたら、ああしたら、なんてご提案する事はよくあります。頂いたご指示どおりで加工したら、費用が高くなる事もあるので、必要なところさえきちんとできれば、費用もおさえられます。

 追加工や、組み合わせがある場合は、お電話、メールの文面だけでは、ご依頼主様の意図するところがわからない事が多いんです。

 画像添付頂ければ多少違うのですが、一番は現物を見て判断する事ができればベストかと思います。