先週の英彦山のオオヤマレンゲで、
早春から初夏にかけての、例年の山の花めぐりがひと段落。
梅雨の真っただ中だし、これから、夏の南アルプス遠征に向けて鍛錬を始めるか?
などと考えてもいたが、
そうだ!「ササユリ」なら今では? と思った。
(つまり、ササユリがおいらを呼んでいる!かな)
しかし、大崩や行縢山は少し遅いか、雨模様には遠くて辛い。
そうしてみると、いつも見ている「登吾留ブログ」で昨年紹介されていた、
山口の「弟見山」(おととみやま)周辺ならこのような天気でも行けるのでは?
ということで、早速いつもの仲間にメールをした。
『22日の日曜日、山口の弟見山周辺に「ササユリ」を見に行きましょう。』
SさんとKからは、快諾の返事。もう一人からは、
「私がいけない時にいい企画ですね!」との文言が返ってきた……。
まぁ、それはそれとして、早速計画を練った。
この梅雨空なので、莇ヶ岳から弟見山の縦走はやめて、
仏峠からの往復とした。そして、急遽Aさんも参加することになり、
メンバーは4人。
しかし、前日の天気予報では、朝は雨だが9時過ぎには止むとのこと。
どうなるか?少し心配ではあるが、取り敢えず行くことにした。
5:10 自宅を出て、KとAさん、Sさんを拾って、
6:00 太宰府インターから高速に乗る。
早朝ということで、Sさんが準備してくれた
「ロールパンサンド」とコーヒーをいただきながら、
今年の前半の花たちとの出合いを振り返って、話が弾む。
(感謝!いつもありがとうございます)
美東サービスエリアで休憩し、鹿野インターで高速を下り、
国道315号を益田方面に走り、9:15 には登山口である仏峠に着いた。
車を止めるところがないので、路肩に止めた。
しかし、ここは本州なのだ。クマに注意の看板が!カナディアンロッキーを思い出す。
9:30 準備をして、登り始める。最初から結構な急登!
息を切らせながら登っていると、
島根側の山の斜面の植林が、雨に濡れてとても美しい!
「登吾留ブログ」の記事では、
第1番目のササユリの出迎えから、第2番目の… 3番目のササユリ などと
紹介されていたものだから、私たちもついつい数えてしまった。
これは2番目のササユリ。喜びの余り、ついこんな写真を取ってしまった。
(ササユリが小さくて見えん!)とのお叱りを受けそうだが、それは後ほど。
登り始めた9時半までは、高速の途中でも、下りてからもしっかりと雨が降っていた。
しかし、神の御心か、はたまた、仏のご慈悲か、ピタッと雨が止んだ。
誰かさんの行いがいいのかも、と、話を振ったが誰の同意もなかった。
話は変わるが、雨上りの新緑はとてもきれいだ!
心が洗われる感じ!(ほんまかいな?)
5番目のササユリ。ヤマツツジとのコラボだ!
「これは?」と思って、帰ってから調べると「コアジサイ」のようだ。
この登山路は、秋もとてもいいだろうな!などと思いながら、急登は続く!
お待たせしました、6番目のお出迎えのササユリ!斜めから。
失礼して、前から。
そしてきれいな横顔を!
10;55 兄見山に着く。
何か手書きで少し寂しいかな。
と思ったら、こちらにもあった。
「登山と写真を楽しむ会」なんてあるんだ!
7番目のササユリのお出迎え!
こちらは姉妹かな。
急登の中、本当にササユリがところどころで出迎えてくれてるみたいだ。
雨は止んでいるが、山全体がガスっている。
九州でもよく見るギンリョウソウだが、こちらのは少し背が高い。
8番目のお出迎えはいくつものササユリ。
登山路の脇に、本当にひとつひとつが艶やかに咲いている。
「うぅーん!これはこれは!」
花咲く前の純真な乙女とでもいおうか‼
またまた、パチリ!
傘は何の役にも立たなかった!
11:20 弟見山頂上に到着。
ここから、莇ヶ岳への稜線の途中まで足を延ばした。
そこはまるで「ササユリ」のプロムナードだった。
ピンクの色が強いササユリ。
真横からもとても美しい!
「お!ヤマボウシだ」
こちらには、乙女とのコラボ。
ナルコユリ?形が少し違うかな?
ここは記念にもう一枚!
一番の別嬪さんを!
縦走路はこんな状態。
近づいてみる。まだまだこれからという花も多い!
最後にお別れの一枚。「ありがとう、とてもいい日になりました。また来るよ!」
13:39 滑りそうな斜面を慎重に下り、仏峠に無事着いた。
温泉に行く途中で見かけた。アジサイ2枚。
今日の温泉は、柚木慈生温泉。
源泉かけ流しの鄙びた絶品の温泉だった。私的には、名湯の上位に入れたい。
梅雨の合間の中で、初めてのササユリと最高の出会いができた。
大満足の一日となった。
さぁ、いよいよ夏山に向けた鍛錬の時が始まる。
最後の調整は、やはり、久住6山制覇コースかな?
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