とうとう「赤い鳥」に出会った！（室見川カワセミ日記92）

この冬の間には、是非とも会いたかった「赤い鳥」。


その「赤い鳥」に会える日がとうとうやって来た。

その日は、いつものように夜型勤務の先週の水曜日。

「赤い鳥」に恋い焦がれているとはいえ、新しい情報があったら、

その他の鳥さんにも、ちゃんとご挨拶をしなくていけない。


それで、南区周辺の池を回っていると、



「キンクロハジロ」がいっぱい！



初めて来たこの池には、他にも、
「ホシハジロ」や


まん丸の「カイツブリ」も



そして、何とここにも「クロツラヘラサギ」がいた。



たまには、こんな景色にも出会うんだよね！


「コガモ」を威嚇してるような「カワウ」。でも、「コガモ」はのんびりしてる！


そろそろ大野城へと行こうかと思ってると、


高い木の上のシルエットがとてもよかった。


移動して、12時過ぎにはポイントに着いた。

３時までには職場に行かなくては行けないので、使える時間は２時間余。

途中のスーパーで買った弁当を車の中で食してから、フィールでに行く。


ただ、あまりちゃんとした写真が撮れずに、
「エナガ」だろうけど、わかんねーよね。


こっちも「メジロ」だけど
上手くいかない！



この日は、すでにおなじみになったバーダーさんが一人。

挨拶がてらに状況を尋ねると、「今日はまだ出てないよ」とのこと。

そのうちに、後からお二人ほど来られて、話しながら待った。

名も知らぬ人と、「鳥」のことについていろいろと話をしながら、

「あ！今何か飛んだ？」などと時間を過ごしていると、突然！


「きたー！」

話してたものだから、慌てふためいて辺りを見回すと、


どなたかが、「ジョウビタキでは？」と声を上げる。

「違う！　「ベニマシコ！」と大きな声！

私も、５㍍くらい前の木の枝に止まったのを見る！

「赤い！」


周りで、「パシャ！パシャ！」とシャッターの連続音。

慌ててカメラを向けるが、ズームとピントに手間取る。


「動かないで！」と心の中で叫びながら、シャッターを押した！



突然のことだったので、心の準備ができていなかったが、



どうにか７日目でやっと出会った「ベニマシコ」！



まさか、こんな近くで遭遇するとは、



少しだけ枝から動くが、



人の気配が気にならないのか、



じっくりと、「どうぞ私を撮って！」と言わんばかりに、その姿を見せた。



その時は、ほんの２～３分だったかも知れない。

ブッシュの中に隠れたので、皆さん、ほっと一息。

「あ～あ、今日はいい日になりましたね！」、何て話してると、


また、その姿を現してくれた。
私のカメラはこんなのに非常に弱い！


でも、少し動いてくれたので、



また、「ベニマシコ」にカメラを向ける！



時には、じっとこっちを向くこともある！



そして、２羽同時に現れた。



この時は、コンデジで撮ってるのだが、



こんな至近距離だったら、私の一眼の３００ミリでも撮れたのに。



今更車に撮りにも行けないので、



次回ここに来ることがあれば、必ず一眼を持って行こう。



あまりの喜びで、多くの枚数をアップしてしまった。



「鳥」の世界にのめり込みだした私。

山や花の世界とは違って、「待ち」の世界。

待つことが嫌いな私ではあるが、ずいぶんと待っている。


この「待つ」ということがどのくらい続くか、神のみぞ知るかな？