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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

清々しいカタクリの小径の中を……!(冠山~寂地山を歩く。)

2015年04月28日 | 山登り



今年は、また「カタクリ」を見たいね!といつもの山仲間と話をしていた。

ただ、九州の山で「カタクリ」が咲く山は限られている。
「目丸山」、「雁俣山」、「京ノ丈山」ぐらいだ。

私は、そのいずれにもカタクリの時期に登っているが、
まぁ、そこそこに咲いていたので、満足ではあった。

しかし、3年前に「寂地峡」から登り、寂地山の「カタクリ」を見たのだが、
あたり一面に咲き誇る「カタクリ」は、まさにプロムナードだった!

その景色を一度見てしまうと、「カタクリ」といったら、
やはり、本州まで出向きたいと思ってしまう。(なんでやねん!)

それで、最初はまだ行ったことのない島根の「船通山」に行こうかと話していたのだが、
よく調べてみると、とても福岡から日帰りでは行けないようだ。

で、先週の頭に、少しばかりの予定変更をし、
「冠山(広島県第2位)~寂地山(山口県第1位)に登りませんか?」
と、いつもの仲間にメールを打った。

そんなこともあり、最終的にはいつものYさんとKさん、そして久しぶりの
Мさんの4人で行くことになった。

ただ、問題は先週の段階で、冠山の「カタクリ」は
ネットでは、まだ蕾状態との情報が流れていたことだ。

それで、この一週間とても良い天気が続いたので、
多分咲いてるのでは?と、一抹の不安を抱えながらの出発となった。


朝の3時半に起床し、Мさん、Kさん、Yさんと拾って、

5:00 太宰府インターに入った。(近頃ではとんでもなく早い!)

あたりは真っ暗な夜明け前だったのだが、八幡あたりで日の出となった。

朝日を正面に受けながら、高速をただひた走る。

8:20 松の木峠に到着。(所要時間は、休憩も入れて自宅から4時間20分)


8:40 準備をしてから、登山口から登りはじめた。
この時はとっても元気!

最初は、キジの鳴き声を聞きながら、穏やかな登り。


しばらく歩いていくと、ミツバツツジがお出迎え。


とっても良い感じの登りだ。


と、目の前に、「シジュウカラ」が現れた。
トレミングをしたが、ちょっとイマイチだなぁ。


段々と登りが急になってくる。


ムシカリかな?


進むにつれて、ちらほらと花たちが出現してきた。
エイレンソウ


なかなかいいね!


初めてカメラに収めた、ナツトウダイ。


そして、2時間あまり登っていくと、突然この花が現れた。


2年ぶりだね!「会いたかったよ!」


先週は、この地にまだ雪が残っていたそうだ。
もうしっかりとカタクリが咲いていた。




夢中になって、カメラのシャッターを押す。


どうも一斉に咲き始めたようだ。


この花の魅力は何だろう?


カタクリの3兄弟!


どう表現したらよいのだろうか!とても素敵な花だね!


オ!これは?多分「ニシキゴロモ」だね。


こちらは、ミヤマカタバミ。



いろいろと撮っていると、「山口のおじさん」から、「まだまだ序の口だよ!」だって!
この人とは、それからもいろいろと話をすることができた。
六日市の吉賀には、今より早く咲くカタクリの大群生地があるとか、
仏峠からの弟見山もいいよとか。
そうかもね!先が楽しみだなぁ。


11:10 冠山の分岐に到着。冠山へは帰りに登ることにして、
寂地山に急ぐ。


分岐から寂地山への登山路は、素晴らしい「カタクリの小径」だった。


Yさんもはじけてこんなポーズを!


綺麗な花を見つけては、パチリとするものだから先に進めない!


12:10 そうこうするうちに、寂地山の頂上に着いた。


ここは、寂地峡から登ってきた人であふれていた。
私たちもどうにか場所を確保して、豪華なランチ。


といっても、六日市のコンビニで買ったもの。

ランチの後は、「山口のおじさん」が「是非見た方がいいよ。」
と進めてくれたので、少しだけ、寂地峡側に下りて、群生地を見に行った。


やはり、ここも「カタクリの小径」。




いろいろ角度も変えてパチリとしてみる。


カタクリは青空にも映えるね。




Mさんも激写。
この人のカメラはそれはそれは良さそうだ。

大群生地なので、わかりやすくこんなのを!


ただただ素晴らしい!


13:20 冠山に向けて来た道を戻る。


Yさんのことはあまり言えないね!私もはじけた!


何度も言うが、この小径は素晴らしい!




冠山との分岐には、14:30頃に着いたのだが、
福岡まで帰ることを考えると、往復で小一時間かかるので、
どうしようかと迷っていた。と、そこへ3人の中学生を連れた年配のおじさんが
冠山から下りてきた。話をしていると、どうも広島市内の中学の先生のようだ。

「カタクリがいっぱい咲いてますよ!」
「是非登ったがいいですよ!」
「この子たちもがんばりましたよ!」と、おっしゃる。

ならば、仕方がない!登るとしよう。

15:00 ということで、冠山に着いた。


冠山の頂上から、安芸のほうを少し望むことができたが、これは反対側。


この時期でも、少しばかりではあったが雪が残っていた。


冠山への登山路も、また「カタクリの小径」だった。




白のカタクリの見れた。








だいぶ遅くなってきた。急いで下りなくては!




このルートを選択して、大正解だった。




最後に若葉も見送ってくれた。


16:52 無事に松の木峠に帰ってきた。


六日市温泉ゆららで汗を流した後、長い帰路の途についた。

行動時間8時間半。午後11時に無事に帰り着いた。
とても疲れたけど、大満足な山行だった。


2 コメント

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初めてですね (chidori)
2015-04-28 23:13:59
気が付いたら私の読者になっていただいていました。
昨日のことは忘れるので、失礼を承知で書いてしまいました。
それにしても3人のおじさんたち。素敵です。私も自分の顔を遠慮なく出しているので、こうして実物にお会いして詠むブログはなんだかほっとしますよ。

カタクリの花ってすごい。この群生初めて見ました。
そしてアップもとても愛らしい花で、まるで私の少女時代のようです。

福岡の方ですね。私も福岡県は京都郡の出身ですから懐かしいです。先日平尾台に50数年ぶり歩いたばかりです。
私のくだらないブログにもいらしてください。
時々お邪魔しましょう。
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カタクリは最高でしたよ。 (山沢周平)
2015-04-28 23:54:29
cidoriさん、ありがとうございます。
メッセージで1回やり取りしましたね。
平尾台のオキナグサは拝見しました。
来年は平尾台にオキナグサを見に行こうかなと思ったところです。
時々覗いて見てください。
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