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葛飾柴又で、「寅さん記念館」、「山田洋次ミュージアム」に行ってみた。

2016年03月14日 | 旅行

3月12日(日)東京で用事があったので、
ついでに、前日の11日に「葛飾柴又」に行ってみた。

これまで訪れたことがなかったので、少しだけ期待をしている。

昼頃に羽田に着いたのだが、空港では食事をすることができず、
今晩泊まる品川で簡単なランチを済ませた後、経路などを調べて、

2時過ぎに、どうにか「柴又駅」前に立つことができた。
さすが!寅さんの地元。


寅さんの足を触って、近くで宝くじを買うと御利益があるとのこと。



「ほんまかいな?」。ほんのちょっと心が動きそうだったけど、
私は宝くじは買わずに先へと進んだ。



平日のこの時間ではあるが、けっこう人が多い。



寅さんシリーズで何度となく撮影された「団子屋」さん。



少し歩くと「帝釈天」が見えてくる。



寺好きの私としては、この景色に心が躍る!


境内に入って、振り返るとこんな感じ。



すぐにこんなのに目がいく。



そして、5~6分歩いていくと、「江戸川」に出る。



そしてここは、有名な「矢切の渡し」



営業しているのは、土日だけだそうだ。



広い河原では、鳥が舞っていた。
ムクドリとスズメ


ネコヤナギが芽吹いている。



そして、ここが行ってみたかったところ。



そう!「寅さん記念館」。



実際の撮影に使われた「くるまや」のセット。



再現されたタコ社長の「朝日印刷所」



最近、「寅さん」はBS放送で再放送されたのをほとんど見た。



昭和30年代の帝釈天の参道も再現されている。



駅員が切符を切っていた時代の駅舎の再現も!



私の子どもの時はこんな感じだったね。


鈍行列車の向かい合わせの客車の再現。
座ってみたが、懐かしい!


「寅さん、いま どこを旅してますか?」



時間を作って来て良かった!


ついでに、隣にある「山田洋次ミュージアム」にも行ってみた。



これがまた良かった。

山田洋次の作品で「寅さん」以外に好きなのは、
「藤沢周平原作の「時代劇3部作」。


「藤沢周平さんが描き続けたかったのは『つましさ』だと思います。
庄内藩とか会津藩の侍たちは、貧乏を自慢したといわれている。
貧しいということは、身の回りが清潔だということなんですね。
藤沢さんは、つましくいきる日本人が好きだったのだと思います。」


それと「学校シリーズ」


「映画監督であるからには、自分の作る映画には責任を持つ、
見た人の心に暖かいものが残せるかどうか、
消えようとしている残り火がポット赤く燃え出すような作品を
作ることができるかどうか、それこそがぼくの“一分”です」

最近の「東京家族」


「地域のあり方、家族のあり方を含めて、「暮らし」というものが
一体どういうものであるべきか、そのモデルをぼくたちは
取り戻さなきゃいけなんじゃないか」


それと、3月11日にこの「山田洋次ミュージアム」訪れることができ、
この監督の「人間」へのこだわりと深いまなざしにふれて、心があつくなった。



2011年3月11日

「その日、ぼくたちスタッフは映画「東京物語」のクランクインを控えて、
準備の真っ最中だった。

大地震、津波に引き続き原発のメルトダウンという悲劇が起きて、
このまま何食わぬ顔で映画を作るわけにはいかないと思い、
会社と話し合ってクランクインの延期を決めた。

その後、寅さん映画上映等の機会を通して被災地には何度も足を運んだが、
すさまじい光景を目にし、恐ろしい体験をした人々の話を聞き、
ただただ溜息をつくばかりだった」


この日は、品川の某ホテルに宿泊したのだが、
夜景がきれいだったのでパチリ。


そしてまた、新しい一日が始まった。



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