今日紹介するのは、長野県は木曽上松にある越前屋です。
登山帰りに利用しました。19号線沿いに有ります。
名物 寿命そばの看板が目印です。
駐車場は、お店の横に有ります。
寿命そば、寝覚そばとか意味不明な言葉が並んでいます。
早速帰宅後調べてみたら興味深いことが分かりました。
「「寝覚蕎麦」は、別名「寿命蕎麦」ともいわれ、竜宮城から帰った浦島太郎が、この付近で玉手箱を開けたという伝説からきている。
そばは細く長くの縁起であるが、「寝覚ノ床」近くに「臨川寺」という寺があり、境内に芭蕉や子規などの蕎麦を詠んだ句碑や、古来の歌人たちの歌碑が多くある。
麺類店は、この「臨川寺」の向いにある寛永初年創業の老舗「越前屋」が名高く、ここに立ち寄った十返舎一九が、細く白いそばを「そば白く薬味は青くいれものは赤いせいろに黄なる黒もじ」と詠んで賞賛したことでも知られている。」参考文献蕎麦辞典
このお店有名なお店の様です。
メニューです。
登山後で腹が減っていたのでミニ天丼+もりそば1枚 1,600円を注文しました。
卓上には、2種類の七味唐辛子が置いて有りました。
待つ事10分程できました。
ミニ天丼、盛りそば、ポテトサラダ、昆布の煮物、漬物とデザートのヨーグルトです。
松本市、大町市のそば粉は中心のみを挽いた白い蕎麦。
そばつゆは北海道の利尻昆布に鹿児島の鰹節を使った辛汁だそうです。
江戸時代からこだわり続ける蕎麦を頂きます。
白い蕎麦と言われていますが、思った程は白くない感じで見た目通り、艶やかでもっちりとした弾力のある蕎麦でした。
394年前にこの蕎麦が食べられていたんだと思いながら噛み締めました。
甘みを控えた辛汁も蕎麦によく合っています。地元で食べる味とは一線を画す味でした。
ミニ天丼は、2尾の海老とシシトウ、ナス天です。
こちらのタレは甘めで衣に染みたしっとりタイプの天丼。
ご飯の量も多すぎず適量で美味しく頂けました。
小鉢がいろいろついているのは嬉しいですね。箸休めになります。
そば湯は、食べ終わる頃に運ばれてきました。
白濁した蕎麦湯で、辛汁に溶かしてサッパリと頂きました。
美味しかったです。
越前屋という屋号で越前そばが食べられるお店かと思っていましたが、全く違う由緒あるお店で食事が出来て良かったです。
長野県木曽郡上松町大字小川見帰2379
目覚の床は有名な所だったのですね。
知りませんでした。電車でも通ってみたいです。