世之主の城跡に建立されている世之主神社は、近世になっての記録を辿れば、以下のようになります。
1代目
明治4年(1871年)に寺から神社にかわり、そのタイミングで南下の寺敷に社殿を建立。寺敷にあった禅王寺の建物をそのまま使った可能性もありますが、どのような建物であったかは不明です。恐らく2代目と同じで木造藁葺き屋根だったのでしょう。
お寺だった時代は何と呼ばれていて、僧侶などはいたのか?
情報がなく、不明な点が多いのです。
2代目
明治35年(1902年)寺敷から今の場所に移転。木造藁葺き屋根の社殿だったそうです。
この時に鳥居と参道階段ができた可能性が高い。
3代目
昭和38年(1962年)老朽化により建てなおし。建築にコンクリートを使うため、工事用のトラックなどが入れるように神社の北側に通行路を作り、丘の西側の道路を整備。
社殿後ろの木のところあたりに、Vol.258で書いた地下入口があったのかも
しれませんね。
4代目
平成30年(2018年)老朽化によりコンクリートでできた社殿へ建てなおして現在に至る。
各時代の社殿の写真があれば当時をうかがい知ることができるのですが、確認できるのは3代目の社殿からです。
2代目社殿の写真などが存在していたら奇跡です。お持ちの方がいらしたらぜひご連絡をお願いします。