【総選挙】投票の仕方～「あなたの２票は日本を変える」～その２

さて、【その２】では少々違った観点から投票という行為を考えます。

”小選挙区で「野党Ｂ」に投票すると、現政権に利することになる”という悩みは多くの人が持っている悩みですが、本当にそうでしょうか？ということを考えるのが、このエントリーの課題です。

例えばの例ですが、「神奈川１４区」という選挙区があります。
ここは典型的な例で、最大与党Ａ、最大野党Ａ、「たしかな野党Ｂ」の３人が立候補しています。

ところが、この選挙区の最大野党Ａの候補者、もともと自民党なんです。ちょっと前までは、自由党に所属していました。しかも、自由党では副党首クラスの重鎮。ですから、この選挙区で最も自民党的な「保守系」といえば最大野党Ａのことをいうんです。つまり、最大与党Ａが勝とうが最大野党Ａが勝とうが同じような政治家が当選するわけです。そして、実はこのパターンの選挙区が最も多いんです。

この様な選挙区の場合、「憲法９条を守りたい」「消費税増税に反対」という人は

小選挙区：「たしかな野党Ｂの候補者」（候補者名）
比例代表：「たしかな野党Ｂ」（政党名）

というパターンをとりましょう。どっちに入れても同じならば、同類項Ａの与野党どっちが勝っても小泉さんのやっていることを支持してしまうことになるからです。「投票」は意思表示でもあるわけです。議席に結びつくかどうかだけで考えない方がいいと思います。
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