手術日

１１月９日（金）
いよいよ待ちに待った手術日です。どうかキレイなおっぱいが出来ますように…。
朝は禁食。飲水は８時半までなので、後で喉が渇かないようにと結構水分摂ってました（実はこれがいけなかった…）
８時４０分くらいから最初の手術の方が準備を始めて、私までドキドキ；
その方が手術室に行かれてしばらくしてからsatake先生が部屋に入ってきました。
今日退院される方のところに行って少し様子を見た後にこちらに来て、「マーキング消えてないかな」とちょっと確認して「うん。消えてないね」と言って帰っていきました。
最初の方の手術中では…。と思ったけど、まだ麻酔中なのかも＾＾；

「最初の方の手術が早めに終わったので、そろそろ準備を」と看護師さんに言われて、弾性ストッキングはいて手術着に着替えました。
その頃退院する方と入れ替わるようにまた新しい入院患者さんがいらして。
挨拶がてら話をすると、その方は二期再建で、今回はエキスパンダー挿入手術をして２～３年後にsatake先生の自家組織による再建手術を受けるそう。
そうと聞いたら「お見せしましょう」と頼まれてもないのに再建胸を公開ｗ
すっかり脱ぐのがクセになってるなー。

最初の手術の方がベッドごと病室に戻ってきて、しばらくしてから看護師さんが来て「では行きましょう」
５階から４階の手術室まで歩きました。
手術室の前で少し待機。中から呼ばれて入ると、麻酔科の先生と看護師さんが３人ほどいて名前の確認等。
ここで一気に緊張して、心臓バクバク。
そのままいくつかある手術部屋の一つに入ると見慣れた（？）小さい手術台が置いてある。
いよいよだ…。
手術着を一瞬脱いで、台の上に仰向けで寝ると手術着を上からかけられました。
点滴用の留置針を腕に刺されて（涙）「まず吐き気止めの点滴を入れます」「手が痺れてないですか？」と聞かれて「大丈夫です」と。
もう早く寝たい；；と思ったところに麻酔の点滴が入ってすぐに意識がなくなりました。
硬膜外麻酔がないから、１年前より寝るまでが早かった。

目が覚めたのはやはりあっという間。
２時間かからずに終わってました。
喉の奥のチューブをそのときに取り出したそうなのだけど全く記憶にない。
そして起きた瞬間にソケイ部と両方の乳頭あたりがヒリヒリと痛い(TдT)
更に…尿意が('Д')
歩いていいのは３時間後。そこまで我慢するのはとても無理(´Д｀;)ヾ
看護師さんに言うと「では病室で」と言われ、手術台からベッドに移動して病室に戻りました。
病室に戻ると、看護師さんがベッドに寝ている私のお尻の下あたりにトレイを置いて、「はい。いいですよ～」
…って言われてもこの状態じゃ；
看護師さんもわかってるらしく「なかなか出ないですよね。ゆっくりでいいですよ」と言ってくれて。
なんとかお腹に力を入れて搾り出しました。いったん出始めるとけっこう出た(^_^;)ちょっと恥ずかしかった…(;´д⊂)
その後は頭がぼーっとしたまま寝たり起きたり。
３時間もたつと術後の傷の痛みも大分治まって、意識もはっきり。
去年のような貧血もなく楽々歩けます。飲水もOK。去年は術後しばらく水分禁止で辛かったなあ…。
そういえば、今回全く気持ち悪くならなかった＾＾。吐き気止め効きました。

夕方K先生が回診に来て一通り傷の様子を見ました。
そのときに一緒に胸を見ると、真ん中に穴の開いた厚手のスポンジのようなもので両乳頭を覆って、その上にさらに穴の開いていないスポンジをかぶせている状態。中はどうなってるんだろう。
ソケイ部は透明なビニールのようなもので覆われていて、よく見るとけっこう出血してる；
おへその周りは黒い糸で縫ってありました。
なんだかおっぱい一つ作るのに色んなところに傷が出来てしまったなあ。と思ったりもしましたが(-_-)
こればかりは仕方ない…。
スポンジでよく見えなかったけれど、外側の肉が取れた再建側の胸はけっこういい形かも。
健側は、けっこう吊りあがったかなーと思って見たらなんかイマイチ上がってないような；
もちろん、脂肪も足して頂いて前よりは全然吊りあがってはいるのですが。（ちなみにわき腹の肉は使ってませんでした。残念。）
ｋ先生によると、胸の脂肪が柔らかすぎて（年のせいもあってと言われました…）どうしても下垂してしまうとのこと(i-i)
後日脂肪を足す修正手術も出来ることは出来ますが、保険の範囲でできるかはsatake先生に聞いてみてくださいと。保険外だとすごい金額なんだろうな…。

６時頃夕食が出て、お腹が空いていたので完食。
この頃にはなんだかすっかり元気に。
術後ずっと続いている点滴がなければ病人じゃないみたいｗ
この日病室には一緒に手術した方と、今日入院した方の３人しかいなくて、手術内容はそれぞれ違っても同じsatake先生の患者同士。カーテン全開にして３人で色々な話をして楽しく過ごしました。
同室がいい人達に当たって本当ラッキーでした＾＾。

入院（乳頭乳輪形成手術）

１１月８日（木）
今日から南部病院に入院です。
１時からの入院の前に、市大センター病院でsatake先生の診察です。（９時半予約）
車で余裕を持って早めに家を出たのに、道が混んでいて到着は９時半ギリギリ；
まあでも、いつもけっこう待たされるしな～。って思って、受付した後にカルテ開示の手続きをしに１階フロアまで行きました。
最近、再建仲間がカルテ開示をしたという話を聞いて、それって何？と聞くと、コピー代だけで手術時の詳しい内容がわかるというもの。
それは見たい！と思って、１年前の同時再建手術のカルテ開示をお願いしました。
「それでは少々そちらでお待ちください」と言われて椅子で待っているとすかさずポケベルの音が。
今日は随分早い(・・;)
「すみません；呼ばれてしまったので」と、手続きは後回しにして形成外科の中待合室に急ぎました。
しばらくしてから名前を呼ばれて、服を脱いで待機。
さらにしばらくしてからsatake先生が来て、真剣な顔でマーキングです。
今回の手術は左乳頭乳輪の作成と、左乳房の外側に少しはみ出している脂肪を吸引して右乳房上部に足す。さらに右乳房の吊り上げです。
「脂肪が足りなければ、このわき腹の肉を使いましょう」と、両わき腹もマーキング。
「なるべくそこ使ってください」と言ったら笑ってました。
それと、前から気になっていたおへそ部分。１年前の手術時に作ってもらったおへそがちょっと内側が盛り上がっていて出ベソっぽくなってる。
「このおへそって直せるんでしょうか」と聞くと、先生はおへそを縦につまんで「こんな感じで縫いましょう」と、一緒にやってもらえることに。
「体調は大丈夫ですか」と聞かれ、「大丈夫です」と答える。（二日酔い以外は(^_^;)。前日も飲んでました…。）
最後に何枚か写真を撮って１０時４０分に診察終了。
カルテ開示の手続きして会計を済ませて南部病院に急ぎました。

…それほど急ぐ必要もなく、１１時ちょっと過ぎには病院に到着。
近くの高島屋でお昼食べて、ぶらぶらとウインドーショッピング。
スリッパ持ってくるの忘れてた！と慌ててダイエーで購入；
そうこうしているうちに時間が来て、１時ちょっと前に受付をしました。
エレベーターで５階に行ってそこでまた受付を済ますとティールームで待っていてくださいと言われ、しばらく待つともう一組そこで待っていたご家族と一緒に呼ばれました。
身長・体重をはかった後、病棟の案内がてら部屋まで移動。５人部屋でした。
窓側のベッドに案内されてラッキー。
すでに入院している方が二人、お一人はその日が退院でしたが、二人ともsatake先生の患者さん。
一緒に入院した方も、乳房修正手術で明日手術です。ここはsatake部屋なのね。
９時からその方の手術で、終わってから私。だいたい１１時半くらい。

ベッドごとにカード式テレビがついていて、１０００円で８００時間見られるとのこと。
もちろんイヤホン使用です。
冷蔵庫はティールームに１つ（遠い…）。名前・病室番号・日付を書いて入れます。

４時半から入浴。しばらく入れないから念入りに。

夕方麻酔科医の説明があり、１年前の手術で麻酔が覚めたときにものすごく気持ち悪くなったと話すと、「大丈夫です。吐き気止めの薬を最初に点滴で入れて、その後に麻酔を入れますから。今回は気持ち悪くなることはないです」とはっきり言ってくれました。よかった～。
６時頃に夕飯が出て、これで明日の夕飯まで禁食です。
水は明日朝８時半まで飲んでいいとのこと。
９時過ぎに消灯。でも眠れないだろうな…と思ったら案の定(⊃д⊂)
さっぱり眠れませんでした。
まあでも、明日麻酔で寝るからいいか。と開き直って読書灯つけてずっと本読んでました。
お隣のベッドが空いてて良かった＾＾；

明日から入院

１１月７日（水）
いよいよ明日から南部病院に入院です。
図書館で借りた本４冊、雑誌２冊、編み物、ドラクエ９（今頃ですが＾＾；）と娯楽準備は万端。
９時半に市大センター病院で佐武先生の診察受けて、その後南部病院で入院という流れです。
前回の同時再建手術に比べたら全然楽だろうって思い込んでて、ほとんど入院中の暇つぶしの方法だけ考えてますが。実際はどうだろう(;´д⊂)
とりあえず今の心配事は麻酔後の嗚咽感だけかな。
これが甘い考えだったかどうかは…退院後に報告します(^_^;)

再建サロンに参加（１０月）

１０月２７日（土）
久しぶりに再建サロンに参加しました。
サロンは午後３時からですが、１１時に再建仲間とファミレスで待ち合わせて３人で食事しながら情報交換など。
話がつきなくて３時間半があっと言う間で、再建サロンに少し遅刻してしまいました＾＾；
サロンは大盛況で全部で２０人以上集まっててびっくり。再建経験者と未経験者が半々くらいかな。
皆様の体験談は少し短めで残念でしたが、色々なケースを聞くことができて良かったかも。
体験談終了後に「ブログ書いてますよねｗ」とこっそりと（？）二人の方に言われて、読んでくれてるんだ～と嬉しくなりました。
再建胸の公開では、私も公開しつつ、他の方の胸も見せて頂きました。
乳頭乳輪を再建した経験者の方が２人と、再建予定が私ともう１人、後は乳頭乳輪を残したまま再建された方で、やっぱり残ってるのは羨ましいなあ～；
…いやいや；人を羨ましがっても仕方ない(⊃д⊂)
さすがに再建手術から１年以上もたつとブログネタがなくなってくるけど、１１月の乳頭乳輪手術でまたネタが山ほどできることだし、乳頭乳輪をこのブログに捧げたと思えばいいのだわ！
と、無理矢理自分を納得させることにしますｗ

口腔外科受診（南部病院）

１０月２４日（水）
乳がんとは関係がないのですが…。
半年ほど前からなんとなく歯が痛み出して、歯医者さんに行くと
「横向きで埋没している親知らずが他の歯を圧迫しています。このまま放置するとどんどん痛くなってくる可能性があるので、口腔外科を紹介するのでそこで抜いてもらったほうがいいでしょう。」と言われ。
埋没している親知らずは全部で３本。タダでさえ注射も痛いのも、ついでに歯医者も苦手な私はそう言われても決心がつかずに放置していました。
いつかは抜かなければ…と思いつつも、友人が親知らずを地元の口腔外科で抜いた際、家に帰ってからものすごい量の血が出たって話も聞いていたので余計に怖くて(⊃д⊂)
そして先月、南部病院を受診した際、待合室のイスでぼーっとしながらなんとなく電光掲示板を見てたらそこに口腔外科の紹介文が流れてきました。
途中からだったのでうろ覚えですが、なにやら「一泊入院で局所麻酔で埋没親知らずの手術ができます。痛みもなく大変好評です」みたいなことが書いてある。
痛くないの？？これはいい！とさっそくかかりつけの歯医者さんに紹介状を書いてもらいました。
予約をとって本日受診です。
「一泊入院の手術を受けたいのですが。」と先生に言うと、「レントゲンを撮ってから、一泊の対象になるかどうか判断します」と言われてレントゲン室へ。終了後、「このケースだと入院の対象になりますね」と先生に言われました。
「局所麻酔で、痛みは本当にないんですか？」と聞くと、「麻酔で意識がほとんどない状態になりますので、眠っているような感じです」ってことなので、これはラクかも。
術後はかなり顔が腫れるので、外に出るにはしばらくはマスクが必要ってことでしたが；
日にちの設定について、「１１月８日に乳頭乳輪形成手術で入院予定なんです」という話をすると、「でしたらその手術から１ヶ月は空けたほうがいいですね」と言われて、入院予定は１２月１２日。
実を言うと、１１月の末頃にやってもらえたら、高額医療制度が使えてこの手術費用がタダになるんだけどな～なんてセコいことも考えてたのですが、やっぱり無理でした＾＾；
費用は３本抜いて約４万円。
今年ギリギリになって入院が２回となんだか慌ただしいことになりましたが、これで来年は歯の痛みもなく健康的に過ごせるはず。
年女だし、なんかいいことあるかな～。