手術日

2012-11-16 21:17:43 | 日記
11月9日(金)
いよいよ待ちに待った手術日です。どうかキレイなおっぱいが出来ますように…。
朝は禁食。飲水は8時半までなので、後で喉が渇かないようにと結構水分摂ってました(実はこれがいけなかった…)
8時40分くらいから最初の手術の方が準備を始めて、私までドキドキ;
その方が手術室に行かれてしばらくしてからsatake先生が部屋に入ってきました。
今日退院される方のところに行って少し様子を見た後にこちらに来て、「マーキング消えてないかな」とちょっと確認して「うん。消えてないね」と言って帰っていきました。
最初の方の手術中では…。と思ったけど、まだ麻酔中なのかも^^;

「最初の方の手術が早めに終わったので、そろそろ準備を」と看護師さんに言われて、弾性ストッキングはいて手術着に着替えました。
その頃退院する方と入れ替わるようにまた新しい入院患者さんがいらして。
挨拶がてら話をすると、その方は二期再建で、今回はエキスパンダー挿入手術をして2~3年後にsatake先生の自家組織による再建手術を受けるそう。
そうと聞いたら「お見せしましょう」と頼まれてもないのに再建胸を公開w
すっかり脱ぐのがクセになってるなー。

最初の手術の方がベッドごと病室に戻ってきて、しばらくしてから看護師さんが来て「では行きましょう」
5階から4階の手術室まで歩きました。
手術室の前で少し待機。中から呼ばれて入ると、麻酔科の先生と看護師さんが3人ほどいて名前の確認等。
ここで一気に緊張して、心臓バクバク。
そのままいくつかある手術部屋の一つに入ると見慣れた(?)小さい手術台が置いてある。
いよいよだ…。
手術着を一瞬脱いで、台の上に仰向けで寝ると手術着を上からかけられました。
点滴用の留置針を腕に刺されて(涙)「まず吐き気止めの点滴を入れます」「手が痺れてないですか?」と聞かれて「大丈夫です」と。
もう早く寝たい;;と思ったところに麻酔の点滴が入ってすぐに意識がなくなりました。
硬膜外麻酔がないから、1年前より寝るまでが早かった。

目が覚めたのはやはりあっという間。
2時間かからずに終わってました。
喉の奥のチューブをそのときに取り出したそうなのだけど全く記憶にない。
そして起きた瞬間にソケイ部と両方の乳頭あたりがヒリヒリと痛い(TдT)
更に…尿意が('Д')
歩いていいのは3時間後。そこまで我慢するのはとても無理(´Д`;)ヾ
看護師さんに言うと「では病室で」と言われ、手術台からベッドに移動して病室に戻りました。
病室に戻ると、看護師さんがベッドに寝ている私のお尻の下あたりにトレイを置いて、「はい。いいですよ~」
…って言われてもこの状態じゃ;
看護師さんもわかってるらしく「なかなか出ないですよね。ゆっくりでいいですよ」と言ってくれて。
なんとかお腹に力を入れて搾り出しました。いったん出始めるとけっこう出た(^_^;)ちょっと恥ずかしかった…(;´д⊂)
その後は頭がぼーっとしたまま寝たり起きたり。
3時間もたつと術後の傷の痛みも大分治まって、意識もはっきり。
去年のような貧血もなく楽々歩けます。飲水もOK。去年は術後しばらく水分禁止で辛かったなあ…。
そういえば、今回全く気持ち悪くならなかった^^。吐き気止め効きました。

夕方K先生が回診に来て一通り傷の様子を見ました。
そのときに一緒に胸を見ると、真ん中に穴の開いた厚手のスポンジのようなもので両乳頭を覆って、その上にさらに穴の開いていないスポンジをかぶせている状態。中はどうなってるんだろう。
ソケイ部は透明なビニールのようなもので覆われていて、よく見るとけっこう出血してる;
おへその周りは黒い糸で縫ってありました。
なんだかおっぱい一つ作るのに色んなところに傷が出来てしまったなあ。と思ったりもしましたが(-_-)
こればかりは仕方ない…。
スポンジでよく見えなかったけれど、外側の肉が取れた再建側の胸はけっこういい形かも。
健側は、けっこう吊りあがったかなーと思って見たらなんかイマイチ上がってないような;
もちろん、脂肪も足して頂いて前よりは全然吊りあがってはいるのですが。(ちなみにわき腹の肉は使ってませんでした。残念。)
k先生によると、胸の脂肪が柔らかすぎて(年のせいもあってと言われました…)どうしても下垂してしまうとのこと(i-i)
後日脂肪を足す修正手術も出来ることは出来ますが、保険の範囲でできるかはsatake先生に聞いてみてくださいと。保険外だとすごい金額なんだろうな…。

6時頃夕食が出て、お腹が空いていたので完食。
この頃にはなんだかすっかり元気に。
術後ずっと続いている点滴がなければ病人じゃないみたいw
この日病室には一緒に手術した方と、今日入院した方の3人しかいなくて、手術内容はそれぞれ違っても同じsatake先生の患者同士。カーテン全開にして3人で色々な話をして楽しく過ごしました。
同室がいい人達に当たって本当ラッキーでした^^。
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4 コメント

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アメリカで非浸潤がん (Kanchan)
2012-11-17 17:07:49
はじめまして。

初めてお便りします。今年7月頭にアメリカロサンゼルスで、乳がんの診断を受けました。yodasukeさんとあまりにも状況が似ていて、おまけに元実家が港南台ということもあって、ブログを一通り駆け足で読ませて頂きました。

私も母が乳がんに罹り亡くなっているため、もう何年も毎年のマンモは妊娠授乳期間の2009年から2010年を除いて、必ず受けていました。2011年のマンモでは異常がなかったものが、今年のマンモで約3cm四方の左胸外上側に石灰化が見つかりマンモトーム生検の結果乳がん確定。DCISで0期の非浸潤がん。 MRIの所見とも一致し、診断から約6週間後の8月22日に乳がん皮下乳腺全摘出および同時再建手術。私も自家組織、それもyodasukeさんと同じ脂肪を使った再建にこだわり、お尻の脂肪を使って左胸を作ってもらいました(私がお世話になっているUCLA大学病院では、すでに筋肉を使う手術は行っていないようで、最初から脂肪を使う話をされました)。石灰化の広がりが比較的小さく乳首から離れていたため、皮下乳腺全摘出ですが乳頭乳輪は残せました。皮膚も残してありますが、病巣が皮膚に近く、でも私の乳腺外科医は手術で取りきれたと自身があるようで、対側対策のためのホルモン治療は自己判断に任せると言われ、今のところやっていません。余談ですが、たった4ー5日の入院と分かってはいたものの、どの位自分で自分の世話ができるか全く未知だったため、私も長かった髪をバッサリショートにしましたよ。yodasukeさんと考え方が似てるのかな?

お尻の脂肪からの再建だったためかあまりにも回復が早く、最初の手術のピッタリ2ヶ月後の10月22日にすでに、術側左胸の太腿からの吸引脂肪(予想外の嬉しいおまけでした!)移植による補正手術、お尻の傷の両端にできた余分な皮膚の補正手術、及び健側の吊り上げ手術を、なんと日帰りでしました(こちらは医療費が高いため、なるべく入院を避けられてしまいます)。もともと左右に大きな差があったのですが、術側の左胸はますます小さく、脂肪を追加してもまだ釣り上げられた右胸とは大きな差がありますが、主人は二度目の手術前の大きな右のたれパイと比べると、全然バランスが良いと言います。手術直後には、大きく腫れておまけに乳首の位置が異常に高く見えた右胸を見て、健康だった胸になんてことをしてしまったのだろう、とかなり後悔しましたが、3週間を過ぎた今では大分落ち着きを取り戻しています(というか、切ってしまった皮膚はもう取り戻せないという諦めができた感じですが)。

最初の手術前は日本のサイトで情報を読みあさり、市大のsatake先生、クリニックをお持ちのnagumo先生にやって貰えたらどんなにいいだろうと心から思いました。でも日本に帰って検査からやり直して手術を待つという選択肢はなく、すこしでも乳がんを早く取ることが先決だったため、UCLA大学病院のシステムに乗っかったまま手術となりました。今思うと、大都会に住んでいて全米でも優良とされる病院で、経験豊富な医師たちに見て貰え、状況を考えるとてもラッキーだったと思います。未だに私の形成外科医の知名度は明らかではありませんが、私が小柄でお腹からは脂肪はとれず、最初からお尻の脂肪を死なせず繋ぐことが難しいと分かっていたのか、当初はインプラントを勧められお尻からの脂肪移植をとても拒んでいたのですが、最終的に私の意向をくんでくれ、完璧な出来ではないものの、難しい脂肪を繋げてくれ、形あるおっぱいを一日も無くさないで作ってくれたことにとても感謝しています。

今の心配は、病理検査の結果はDCISのまま非浸潤がんですが、yodasukeさんと違うところはがんの顔つきが悪かったことです。でもホルモン治療はしていません。対側乳がん対策ですから。私の場合、術後の乳腺外科医の診察は一度きりで、今後の治療方針がないどころか、誰が主治医?みたいな状況です。どうやって術側の再発を見つければいいのか、どうやって健側の乳がん発症を見つければいいのか、悩んでばかりです。ただyodasukeさんのブログで安心したのは、yodasukeさんも年一回のマンモとエコーが基本の様で、それは何とかなると思います。触診も元々の主治医(内科医)に診断から約半年後の年明けにしてもらうことになっています。yodasukeさんはその点、なにかお医者様達から何かアドバイスをもらっていますか?

Yodasukeさんの手術後までのブログは読ませて頂きました。もう新しいおっぱいとは対面済みですよね。最初は驚かれたかもしれませんが、私の形成外科医も言っているように、おっぱいが落ち着くまで時間がかかるようです(6週間といわれました)。それでも気に入ったおっぱいができていることを祈ってます。
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おめでとう! (そら)
2012-11-19 07:34:55
無事に手術が終わり、おめでとうございます。
同室の方も良い方達で、素敵な入院生活を送られたとのことで、本当に良かったです。
返信する
kanchanさん、アメリカからコメントありがとうございます。 (yodasuke)
2012-11-19 11:31:29
元実家が港南台なんですね。
私は今まで馴染みがなかったのですが、今回の件で何度も行く機会ができて。駅前に百貨店はあるし、区画整理もできてて大きな公園があったり、暮らしやすそうな街だなと思いました^^。

私も、今回の入院直前にまたショートヘアにしてきました。
この先は長期の入院予定はないはずなのでまた伸ばそうかな~って考えてます。

satake先生やnagumo先生のことを色々調べられたんですね。
多分、何年もアメリカに住んでいらっしゃるのでしょうが、異国での手術は不安でしたよね…。
でも、satake先生の著書に書いてあったのですが、穿通枝皮弁法の開発者は日本のお医者さまですが、乳房再建への応用は欧米が早かったらしくsatake先生もアメリカ(ロサンゼルス)で受講した後に実際の治療をスタートさせたとか。
コメントを読ませていただくと、同時再建手術の入院が4~5日で済んだり、2ヵ月後に日帰りで修正手術ができたりと、やっぱり進んでる感じがします。
アメリカは乳房全摘+再建がほぼセットになっていると聞きましたが、日本はまだまだ再建に関する意識は遅れているようです(医者が再建を勧めなかったり…)
署名活動の成果もあり、やっと最近になってインプラントの手術に保険適用ができるかも(?)と言われてますが…。

ホルモン治療や術後の診察に関しては自己判断を求められるのですね。
私の場合は、乳腺科の先生は1年前の手術で癌は全て取り切ったという思いがあるらしく、年1回のマンモとエコーをやりましょうということ以外にアドバイスは一切なし(^_^;)
とりあえずそれだけやってれば大丈夫ということでしたのでその言葉を信じてるのですが。

kanchanさんも触診の他に今後も年1回のマンモとエコーはされるようなので、多分それで何とかなるのではと思うのですが。術側のエコーもするのかな?
でも主治医がわからないのは不安ですよね(-_-)
日本はそのあたりきめ細かくやってもらってる感じがありますが、アメリカは自己判断の国なのですね。
だからこそたくましいイメージはありがすが。

kanchanさんの胸は落ち着きを取り戻してバランスがよくなったのですね。
左右差はまた今後日帰り手術でもっとバランス良くできるのでは?(費用がかかるかな;)
確かに、私も最初に抜糸前のおっぱいを見たときはかなりショックを受けましたが…。
kanchanさんの言葉を信じて、6週間後のおっぱいの変化を待ちたいと思います。
また今後もアドバイスやアメリカの情報などもコメントいただけると嬉しいです^^。
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そらさん、ありがとうございます。 (yodasuke)
2012-11-19 11:38:52
入院中大部屋なので同室がどんな方なのかが実は一番気がかりでした(^_^;)
隣のベッドにマシンガンのようにしゃべりまくる人がきたらどうしようとか…。
ホント、今回は良かったです。
退院の前日まで隣のベッドが空いてたのでそれもラッキーでした^^。
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