松江の四季

松江市の四季折々の風景です。

和鋼街道を行く 踏鞴(たたら)と鍛冶と刀のふるさと街道を行く 2  2020年9月9日

2020-09-24 23:31:08 | たたらと鍛冶と刀のふるさと街道

和鋼街道を行く たたらと鍛冶と刀のふるさとの鉄街道を行く  

その2 奥出雲町

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奥出雲町も踏鞴と刀の町です。

日刀保(にっとうほ)たたらは 戦前戦中の「靖国たたら」が敗戦のためアメリカ軍に刀の製造を禁止されたため

廃炉になりました。しかし戦後 美術刀剣(日本刀)の製造のために 日本美術刀剣保存協会が復元再開

させたもので 日本刀の材料の玉鋼はほとんどここで生産されたものです。

中には有名な刀匠は自分の踏鞴を持っている方もいるそうですが。

 

「日刀保踏鞴」、「踏鞴と刀剣館」はまだ訪れていません。次回に行こうと思います。

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元 松江藩鉄師頭取 絲原家」

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島根県観光案内の絲原家の説明です。



 絲原家は中世武家の一門で、初代 善左衛門が江戸時代初期に備後国(広島県)から郡内大馬木村に移住。

帰農して間もなくたたら製鉄も始め、江戸時代中期に9代忠三郎が現在地にたたらの主力工場である高殿(鉄穴鈩)

と居宅を移し、今日に至っています。


 藩政期には松江藩の5鉄師の一人に任ぜられ、鉄師頭取も務めました。大正時代後期に、洋式製鉄の普及により

約280年間燃やし続けて来たたたらの火を消し、家業を山林業に転換しました。

その間、12・13代武太郎は貴族院議員として国政に参画し、国鉄木次線(現JR)の開通に尽力しました。

また14代義隆は半世紀にわたり地方自治にたずさわりました。約400年の歴史をもつ絲原家です。

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絲原家の門です。

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玄関です。この衝立の絵画も相当なものなのでしょうね。

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奥座敷です。もちろん上がれませんが 玄関先からのぞけます。

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天井が無く 屋根を支える梁がみえるばしょもあります。江戸時代のものらしいです。

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梁には 駕籠(かご)が吊るされていました。この駕籠に乗って当主が踏鞴をみまわったのでしょうか。

殿様ですね。

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ダイニングルームです。時代はわかりませんが、江戸末期か明治初期でしょうか。

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この辺りまでは見学できるのですが、向こうの木製ドアから先は 今も住んでらっしゃる生活の場

です。娘さんが たしか高校が私と同級だったような気がしますが、定かではありません。

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巨大な蔵です。すごいお宝が 収められているでしょうね。

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蔵の横には 御成り門があり、藩主、皇族が出入りするそうです。

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広い庭園です。見学の順路まで書いてあります。

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絲原家の茶室 「庭玉軒」です。本家は京都紫野の大徳寺にありますが それと同名で

全く同じものが建てられています。そういう事は普通の人にはできませんが ある人の仲介です。

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あの 近衛文麿がここに遊びに来た時に 口利きしたそうです。

近衛文麿と言えば 天皇制を千年にわたり利用して 政敵を抹殺し、ひたすら私腹を肥やし続けた

あのずるがしこい不比等に始まる藤原家の末裔です。

 

近衛文麿は自分たちの始めた戦争の戦況報告を昭和天皇に奏上するときに 足を組んで説明したそうですね。

天皇制を利用しまくって太ってきた奴が 天皇に対して 完全に上から目線ですね。

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敷地内には 鉧(けら)が安置されていました。製鉄王の家ですから、当たり前ですが。

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御屋敷の隣には「絲原記念館」がありましたが 残念ながら時間切れになり

次回のお楽しみに取っておきます。

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