福岡オリンピック招致に反対する会

福岡市のオリンピック招致に反対する市民団体

4月20日 市民のつどいに約80人が参加

2006年04月26日 | イベント
 クリスタルビルで開かれた「福岡オリンピックをストップさせよう市民のつどい」には、突風が吹く中、80人を超える市民が参加しました。

 市が発表したオリンピックの計画と試算の審議が行われた市議会第1委員協議会の内容を日本共産党の中山いくみ議員が報告。その後、各区・団体が街頭での市民の声や反応を紹介、活動の交流を行いました。

中山議員の報告
 総額5370億円のうち施設整備やインフラ整備など福岡市が負担する開催経費は990億円という市の計画案について「今市内に1つしかない児童館は、1つ2億円で建設できるから、500棟、全校区に何回も建設できる。全学年で30人学級を実現するのも40~50億円でできる」と述べ、「1000億円あればこれだけのことができる。市長はこれを『安上がり』と言っているが、まったく市民の感覚とズレている。オリンピックをするお金があったら、他にやることがあるというのが圧倒的な市民の声ではないか」と批判しました。

中央区の会
 街頭で署名をしてくれた人に声をかけ、あずかってもらうために、いつもに署名用紙を入れたものを用意している。
 20枚あずけたら20枚埋めて返してきてくれるのがすごい。

博多区の会
 今3000筆が集まっている。商店街などで街頭署名をしているが、銀天町では1時間で170筆、美野島でも60筆が集まった。

建交労
 現在、1人で115筆を集めている。国民・市民を無視した行政が行われている。組合で国会署名にも取り組んでいるが、国会にも市議会にも紙爆弾をぶつける絶好のチャンス。

長住の会(南区)
 長住1丁目ではハンドマイクで署名をしていることを知らせたら、あるお宅のドアが開いて「署名せないかんやろ」と。するとそのむかいの方が出てきて「私もします」と。その隣の方も出てきて、次々署名してくれた。人工島のときより怒りは強い。歩けば歩くほどこの怒りをたばねないといけないという思いになる。

早良区の会
 西新で宣伝をしているとタクシーの運転手さんが車を降りてきて署名をする。「私は介護保険がまたあがった。税金の使い方間違ってますよ」と。特に女性は5枚、10枚とあずかってくれる。「自分は自民党の支持者です」という人もいて、党派を超えて怒りが広がっていることを実感した。

西区の会
 17日にデモをした。歩きながらだったが、署名も取れた。
 下山門の会は1000の目標を達成した。街頭宣伝で集まった署名は参加者みんなで分けている。そうすることで苦手な人も参加できる。助け合って宣伝の輪が広がっている。

東区の会
 東区でも1時間で237筆の署名が集まった。本当に道行く人たちが集まって署名してくれるし、あずかってくれる。行動すれば期待と怒りが実感できる。実感して行動する人を広げていきたい。

城南区の会
 いろんな人に依頼して、どれだけ広げていくか。団体の中で構成員の人たちにもれなく届けていこうと話し合っている。

民商福岡市協議会
 民商では初めて天神で1時間の宣伝に取り組んだ。市民のみなさんが相当怒っていると実感した。宣伝はテレビでも報道され、それを見た人から次々電話があっている。久留米の人は「どこでも誰でもできるんですか?100人ぐらい集めて送ります」と。15000の目標で達成したい。

南当仁ネット(中央区)
 会員の声を集めて、テレビ局やJOCに送っている。

石村代表
 18日、第1委員協議会と午後の文化・スポーツ振興協議会を傍聴した。まず、席は5~6しかなく、傍聴させようとする意思がみえない。資料は持ち帰ってはいけないし。
 答弁する課長の声は小さくて聞こえない。たぶん自信がないからだと思う。
 市は5月1日からアンケートをすると言っているが、「市民を説得させるためにとる」と言っている。それなら、こちらから積極的に意見を述べていこう。

 会は5月22日に署名を集約し、25日臨時議会に署名を提出する予定です。

オリンピック招致をストップさせよう市民のつどいのご案内

2006年04月12日 | イベント
 山崎市長が突然打ち上げた「福岡オリンピック招致」。
 4月28日がJOC(日本オリンピック委員会)の正式立候補表明の締め切りです。市長は24日に「意思表明書」に申請料500万円を添えて、提出しようとしています。
 一方、市民の怒りは日々高まり、街頭での署名活動では毎回3ケタを超える署名が集まり、バスからわざわざ降りてきて署名する人や通り過ぎて戻ってきて署名する人。また、郵送されてくる署名用紙には「あんな市長は早くやめてほしい」など、怒りの思いが書き込まれています。
 市民の思いを集めて、必ず署名を成功させるためにつどいを行います。お誘い合わせの上、ぜひおこしください。

4月20日(木)18時30分~
天神クリスタルビル3階Aホール
福岡市中央区天神4-6-7 電話771-1730

主催 福岡オリンピック招致に反対する会 651-3220
福岡市博多区千代5丁目18番1号 ちどりビル4階(古賀)


3月24日招致撤回を市長に申し入れ

2006年03月24日 | イベント
 24日、「福岡オリンピック招致に反対する会」と同「南区の会」は山崎広太郎福岡市長に、オリンピック招致の撤回を要請しました。

 要請には、40名の市民が参加。それぞれの会が要請文を手渡しました。

 嶽村久美子代表は、「自治会の会議では、オリンピックをするお金があるなら、2年待っても下りてこない血圧計を早くおろしてほしいという声があがっています」と市民の声を紹介。安東毅代表は「街頭に立つと驚くほど署名が集まります。戻ってきてわざわざ、署名をする人も。ぜひ、オリンピックの招致を撤回してください」と要請しました。

 要請の前に行った庁舎前宣伝では、30分ほどで用意した500枚のチラシがなくなり、出勤途中の市民から「私も集めたいから、用紙を何枚かください」と声をかけられ、5枚あずけました。

3月2日結成総会

2006年03月02日 | イベント
 「福岡オリンピック招致に反対する会」がふくふくプラザで、結成総会を開きました。150人の市民が参加しました。

 総会では、日本共産党の宮本秀国市議団長が「福岡オリンピック招致の問題点」についてスライドで説明。山崎広太郎市長や財界は、オリンピックの理念をゆがめ、メーンスタジアム建設予定地の天神北地区の再開発など、人工島事業の次のもうけの口実にオリンピックを使い、「新・都心構想」という新たな大型開発をすすめることがねらいだと説明しました。

会場からの発言
新婦人早良支部 毎年夏休みに区内の小中学校のウォッチングに取り組んできた。昨年は地震のあと、校舎の継ぎ目にブルーシートがかけられたままのところもある。オリンピック招致よりも先に予算をつけてほしい

博多区の女性 4月から障害者にも応益負担が導入される。仲間の間では障害者からお金を取るくらいなら、オリンピック招致なんてやめて、そのお金をまわしてほしいという声があがっている

 福岡市の将来のあり方は住民自身が決めるという地方自治の立場から、オリンピックを悪用した大型開発に反対し、暮らし、医療・福祉、教育の充実を願う運動としてすすめていくこと、5月中旬の臨時議会までに10万人の招致反対署名に取り組むことなどを決めました。

2月10日「福岡オリンピック招致は必要か?」シンポジウムに150人

2006年02月10日 | イベント
 福岡市のオリンピック招致問題について考えるシンポジウム「福岡オリンピック招致は必要か?」が開かれ、大阪オリンピックいらない連の小西和人さんが報告しました。会場は約150人の市民であふれました。

 シンポジウムでは、招致反対の会をつくり、署名運動や宣伝に取り組んでいくことを確認。アピール「福岡オリンピック招致中止を求め、大きく反対署名運動を広げましょう」を発表し、市民への参加をよびかけました。シンポジストの発言を紹介します。

小西さん 大阪市の場合、赤字のウォーターフロント計画を助けるために、オリンピックに目をつけた。オリンピックのためと言って、まったく使わない地下鉄や橋などの建設で1193億円の無駄遣いをした。福岡市も経済状態が必ずしもよくないところで、オリンピック招致などということを抱えたら、今の赤字が増えるだけ」と述べました。

安東教授 オリンピック招致と言って、山崎市長は、また博多の由緒ある街並みや環境を壊す開発を行い、税金をムダづかいしようとしている

中山いくみ議員 私たちの試算によれば市の負担は2500億円。オリンピック招致は財界と一緒になって、天神周辺の都心再開発を進めていく口実にすぎない。ただでさえ市民負担が増えている中で、とんでもないこと

諸岡敬一郎さん(今川1丁目2区町内会長)よかトピアやユニバーシアードなどに町内会が動員された経験について話しました。

 討論では会場から「オリンピック招致より、子どもや教育、福祉に予算を使ってほしい」「反対運動の具体的な提案をしてほしい」などの意見が次々出されました。