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Fitteの倉本です。

クリンチャーorチューブラー

Fitte 倉本様

はじめまして。OOと申します。

ブログをいつも楽しみに拝見しております。
お客さま、ユーザー目線の内容で、本当に参考になります。

さてこの度ホイールの新調を検討しており、その第一候補に
BORA ONE 35 クリンチャー ダークラベル(シマノ)を検討しています。

BORAを買うならばFitteでとブログを拝見している時から考えていました。

そこで現在の在庫・納期について教えていただけないでしょうか。

またBORA ONE 35までは決まっているのですが、クリンチャーorチューブラーで
まだ迷っています。
普段使いしたいのでクリンチャーかなと思っていますが、双方の特徴、メリット、デメリット
など今一度ご教示頂ければ幸いです。

参考までに、私は身長180cm、体重73Kgで平地メイン、ヒルクライムは苦手です。
レース志向の中級者といったところでしょうか。

お忙しいところ誠に恐縮ですがどうぞよろしくお願い致します。

P.S
ご商売の都合で書けないことは多々おありでしょうが、ユーザー目線でのブログをよろしく
お願いいたします。私も一ファンとして心より応援しております。




というご質問をいただきました。


重量に付きまして
クリンチャーよりチューブラーの方が軽いです。
一般的に車両の世界では軸下は15倍効くと言われているので100gの違いは1,500gの違いという事になります。


耐久性につきまして
ブレーキ面は箱型のチューブラーが圧倒的に強いでしょう。
U型のクリンチャーは空気圧と共にリムの摩耗をチェックしておかないとなりません。
他メーカーですが




空気圧につきまして(転がり抵抗に付きまして)
チューブラーの方が高圧まで入れられます。(但し10BARを超えてくると転がり抵抗の軽減よりスリップの量の方が多くなり効率的ではありません。高圧は乗り心地悪いし、、、。)
クリンチャーはブチルチューブがカンパニョーロの推奨品となっております。
60kg以下の人は6BAR
65~75kgの人は6.5~7.5BAR
80kg以上の人は8~8.5BAR
です。
ちなみに、8.5BAR以上入れますとクリンチャーの場合リム割れの危険性が高くなります。
余談ですがLightweightのクリンチャーは通常上限が8.5BAR8BARです。
体重82kg以上のレーサーの方はチューブラーもクリンチャーもBORAを使わないようにしてください!
体重109kg以上ある場合にはBORAには乗らないように飾りとして使ってください。(ホビーでも使わないようにしてください。)

真円度という事になりますとバルブ部分の膨らみがチューブラーの方がボコボコしますので転がり抵抗はラテックスチューブ入りのチューブラーで8BARの方がちょっとだけ良い感じです。
私はBORAクリンチャーをレースで使用した際は23Cタイヤで6.5BARで乗りました。⇒硬く感じました。


乗り心地につきまして
Fitteでは販売時にチューブラーの場合ラテックスチューブ入りの HUTCHINSON CARBON COMP/1本¥9,800(税別)
を2本差し上げておりますのでチューブラーの方が乗り心地が良いという事になります。
クリンチャーの場合HUTCHINSON FUSION3 X-Lightの25Cを2本差し上げておりますが、チューブがブチルチューブ指定なので乗り心地はチューブラーの方が良いでしょう。
乗り心地の良さは疲れにくさに関係いたします。


利便性に付きまして
普段使いしたいのでクリンチャーかなと思っています⇒全くもってその通りです!
タイヤを2本も持って練習しに行くよりチューブ2本の方が軽いですし、ここだけはクリンチャーの圧勝でしょう!
チューブラーの場合リムセメントもリムテープも面倒くさいので(慣れれば言う程でもないですけれど)工賃は3倍ぐらいかかります。
空気の保持率もブチルチューブの方が圧倒的に良いです!(練習なら1週間ぐらい空気を入れなくて良い感じ)


という事で結論です。
性能を採るのであれば「チューブラー」
利便性を採るのであれば「クリンチャー」です。

という事で私は現在ローラー用の練習ホイール前後セット約1万円、以外の外走り用5セットは全てチューブラーです。

ご参考になりましたでしょうか?

応援の程宜しくお願い致します_(._.)_

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