巣立った幼鳥が見られるようになり、あちこちで騒々しい声が聞かれます。写真はムクドリの幼鳥(左)と成鳥雌(右)。幼鳥は雌に似ていますが、嘴や羽の色、頭部の羽毛の質感などが異なります。
海岸でミユビシギの群れを見ていた時のこと。
1羽が魚をくわえて走ってきました。ベントスを採食しているものと思っていましたが、魚も食べるのでしょうか。それにしても明らかに大きすぎるような。
飲み込もうと努力するでもなく、あっさり放した右の個体。浅瀬で飛び跳ねる魚に、左から来た1羽が駆け寄ります。
結局、そのまま魚を放置して、2羽とも走り去ってしまいました。小型の魚だったら飲み込むこともあるのでしょうか。
近所のヤマモモに造られたハシブトガラスの巣。隣の建物から巣内を見下ろすことが出来る位置にある、観察条件の良い巣です。昨年はここで幼鳥が巣立ちました。今年もそろそろ巣の補修が始まるかと思い、チェックしていたのですが・・・。
上の写真から6日後、大胆に剪定されて巣は撤去されました。近くのクスノキにあった塒も最近利用した痕跡がなく、放棄されたようです。
電線に並んだムクドリの群れ。しばらく見ていると、何かがパラパラと降ってきました。堅い粒状のものが結構な頻度で落ちてきます。地面にはおびただしい数の植物の種子。
しばらく観察していると、種子を吐き出す様子がわかります。くちばしを半開きにして頭を数回振ると、種子がぽろっと出てきます。なんだか福引のガラガラを見ているようです。
種子を吐き出すムクドリ 円内の種子はトウネズミモチと思われます
前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。ここ最近の出来事といえば、雑誌「バーダー」で連載が始まったほか、先々の仕事をいくつか準備中。冬鳥シーズンというのに、家にいることが多いです。
先日、とある植物が見たくて探し歩いたのですが結局見つからず、あきらめた頃になって近所の道路脇にわんさか生えているのを見つけました。何度も通っている道なのに・・・。
資料用に写真を撮っていると、枯れた葉陰になんとハラビロカマキリのメスを発見。指で触れると威嚇のポーズをとったのですが、そのままフリーズ。もう寿命も間近なのでしょう。でも、12月下旬に生きたカマキリを見るとは思いませんでした。