今日も雨の朝です。この所週末となると雨の日
まだまだ被災地の復旧に手も届かないうちに
又この雨です。被災地の皆さんの気持ちが・・
行政長の現状把握が遅い。 いら立つ被災地
千曲川の決壊で大きな被害が出た信州長野県
台風15号・19号では、河川の決壊や暴風によ
って多くの人命と財産が失われました、にも
関わらず、国と自治体の対応の遅れが気になる
記録的な大雨をもたらした台風19号は12都県
で80人超もの犠牲者を出しているが政府は先月
の台風15号を教訓に「先手を講じる」と対策
には万全を期したようだが、想像以上の猛威
に今回も国や自治体も被害状況の把握が遅く
自然災害のリスクが高い日本で喫緊の課題と
なっているのが、スピード感ある復旧と、その
ための初動対応である。
初動対応の遅れは、9月9日に千葉県を通過し
甚大な被害をもたらした台風15号が記憶に
新しい。このとき、森田健作知事が南房総市
の被災地を訪問したのは、被害発生から5日
を経た14日のことだった。トップによる現
状把握の遅れが、市民生活の復旧を遅らせる
という事例となった。
現状をしっかり把握して陣頭指揮を執ってほ
しい・・そんな被災地や被災者の思いは行
政長にはなかなか届かない。2011年3月11日
の東日本大震災で当時の菅直人総理は翌12日
に空から福島第一原発を視察したものの岩手
県や福島県の避難所を訪問したのは40日も後
の4月になってからのことだった。
中国に目を転じれば2008年5月12日午後2時
28分に発生した四川大地震では、温家宝首相
は同日午後8時には四川省都江堰市を訪れて
いました。現地紙によれば、「わずか5日間
でほぼすべての被災地をまわった」という。
中国では大規模な自然災害や事故などが起こ
ると、中央政府のトップは瞬時にして被災地
を訪問する。マスコミは翌日の紙面にトップ
の写真とコメントを掲載し、国を挙げて本気
で取り組む姿勢を報道する。そこには当然、
体制批判の矛先をかわすという“政治的パフォ
ーマンス”が存在することは否めないがトップ
自らが現状を把握しているかどうかはその後
の指揮に大きくかかわる。
「中国は“強い政府”のもと、民間の力は弱め
られ、個人に与えられる自由も制限されます
が、災害時においてはむしろこの強い政府が
力を発揮します」と話すのは、千葉県に在住
する中国華僑の王偉さんだ。彼も台風15号で
被害を受けたひとりだが、その復旧について
「中国と日本は政治体制が違うことはわかっ
ていますが、それにしても行政の力が全く見
えませんでした」と落胆する。
上海に駐在経験を持つ西日本の某市職員は、
日中間の政治体制の差異は致し方ないとしな
がらも、日本の役所の体質をこう語っている。
「もとより、日本は縦割り行政であり、地方
分権を進める中で責任の所在も曖昧となり、
初動対応は遅れがちです。災害からの復旧を
急ぐために『みんなが全力で当たれ』とトッ
プの上意下達があれば別ですが、残念ながら
今の日本の役所にはそれがありません。また
うちの役所について言えば、『隣の部署は大
変そうだ』という程度で、職員全体が被災地
における現場活動に高い関心を向けてはいま
せん。こうしたことが、全体のスピード感を
落とす要因にもなっているのではないでしょ
うか」と語っている。 Aさんの記事借用
政治家も行政も皆同じ、皆ボランティア頼り
の復旧活動、信州の県庁所在地の役所はいつ
ものとおり、のんびり欠伸をしながらの仕事
でした。(≧∇≦)
まだまだ被災地の復旧に手も届かないうちに
又この雨です。被災地の皆さんの気持ちが・・
行政長の現状把握が遅い。 いら立つ被災地
千曲川の決壊で大きな被害が出た信州長野県
台風15号・19号では、河川の決壊や暴風によ
って多くの人命と財産が失われました、にも
関わらず、国と自治体の対応の遅れが気になる
記録的な大雨をもたらした台風19号は12都県
で80人超もの犠牲者を出しているが政府は先月
の台風15号を教訓に「先手を講じる」と対策
には万全を期したようだが、想像以上の猛威
に今回も国や自治体も被害状況の把握が遅く
自然災害のリスクが高い日本で喫緊の課題と
なっているのが、スピード感ある復旧と、その
ための初動対応である。
初動対応の遅れは、9月9日に千葉県を通過し
甚大な被害をもたらした台風15号が記憶に
新しい。このとき、森田健作知事が南房総市
の被災地を訪問したのは、被害発生から5日
を経た14日のことだった。トップによる現
状把握の遅れが、市民生活の復旧を遅らせる
という事例となった。
現状をしっかり把握して陣頭指揮を執ってほ
しい・・そんな被災地や被災者の思いは行
政長にはなかなか届かない。2011年3月11日
の東日本大震災で当時の菅直人総理は翌12日
に空から福島第一原発を視察したものの岩手
県や福島県の避難所を訪問したのは40日も後
の4月になってからのことだった。
中国に目を転じれば2008年5月12日午後2時
28分に発生した四川大地震では、温家宝首相
は同日午後8時には四川省都江堰市を訪れて
いました。現地紙によれば、「わずか5日間
でほぼすべての被災地をまわった」という。
中国では大規模な自然災害や事故などが起こ
ると、中央政府のトップは瞬時にして被災地
を訪問する。マスコミは翌日の紙面にトップ
の写真とコメントを掲載し、国を挙げて本気
で取り組む姿勢を報道する。そこには当然、
体制批判の矛先をかわすという“政治的パフォ
ーマンス”が存在することは否めないがトップ
自らが現状を把握しているかどうかはその後
の指揮に大きくかかわる。
「中国は“強い政府”のもと、民間の力は弱め
られ、個人に与えられる自由も制限されます
が、災害時においてはむしろこの強い政府が
力を発揮します」と話すのは、千葉県に在住
する中国華僑の王偉さんだ。彼も台風15号で
被害を受けたひとりだが、その復旧について
「中国と日本は政治体制が違うことはわかっ
ていますが、それにしても行政の力が全く見
えませんでした」と落胆する。
上海に駐在経験を持つ西日本の某市職員は、
日中間の政治体制の差異は致し方ないとしな
がらも、日本の役所の体質をこう語っている。
「もとより、日本は縦割り行政であり、地方
分権を進める中で責任の所在も曖昧となり、
初動対応は遅れがちです。災害からの復旧を
急ぐために『みんなが全力で当たれ』とトッ
プの上意下達があれば別ですが、残念ながら
今の日本の役所にはそれがありません。また
うちの役所について言えば、『隣の部署は大
変そうだ』という程度で、職員全体が被災地
における現場活動に高い関心を向けてはいま
せん。こうしたことが、全体のスピード感を
落とす要因にもなっているのではないでしょ
うか」と語っている。 Aさんの記事借用
政治家も行政も皆同じ、皆ボランティア頼り
の復旧活動、信州の県庁所在地の役所はいつ
ものとおり、のんびり欠伸をしながらの仕事
でした。(≧∇≦)