goo blog サービス終了のお知らせ 

脱東京暮らし

北海道『知床』で母子3人山村留学!!
オホーツク・ブルーのでっかい空の下で「子育て」ついでに「自分育て」

ユー、ブログにコメント

2005-12-21 06:14:37 | 実施地とその周辺 '05
来年から山村留学へ行くことになっている先方の小学校では、例年鮭の卵を飼育して孵化させるという。最近、その観察日記をブログ形式で公開しているというので、早速訪問。

中高学年の子供達がチームを組んで、鮭の卵の様子をそれぞれ記載。写真を見ると小さなサーモンピンクの卵、かわいい

こういうものは寿司でしかみたことがないユー、『いったいこれは何??』って感じ。それでも、みんなの一生懸命な観察日記に、ユー見入る。東京でも鮭の卵を孵化をさせている小学校があるようで、そこの先生がブログにコメントをしていた。

「ユーもコメントしてみる?」

「うん!するする!」

「質問は何にする?」

「ぼくは何で卵のケースに暗幕かけるのか、分からないから、それ聞くよ」

「ニックネームは何にする?」

「う~~~ん・・・謙信もいいしなあ、でも孔明もいいなあ。でもまてよ、ここは東京で、ぼくはこれから北海道へいくんだから、歳三にするよ」

ユー、討ち死にしないでねぇ‥‥

『歳三くん』との名でコメントを書き、投稿!ユー、ちょっと満足げ
その後、鮭日記のブログをみていたら、

「あ~~!!」

「どうしたの」

「書いてあったよ‥‥卵って光がまぶしいから暗幕かけるって、書いてあったよ」

ユー、再びコメント。

歳三くん『光だったんですね。ちゃんと読んでいなくてすいません』

何がともあれ、ユー、先方の小学校との接点ができてよかったね。これからも観察日記、楽しみにしてます

大雪

2005-12-19 15:47:56 | 実施地とその周辺 '05
朝日新聞によると、12月にはいって断続的に寒波が訪れているが、今回の第3波がもっとも厳しいという。偏西風が蛇行して寒気が南下しているのが主たる原因とのこと、特に日本海側は大変な大雪になっているようだ。

我々が来年住むことになる知床周辺も、例年にはない大雪になっているらしい。
東京に住む私たち、冬といえば放射冷却で晴れているけど寒い、というイメージが強い。だから北海道の寒さは想像もできないけど、果たして一冬、乗り切れるだろうか

アイヌの名前

2005-11-18 06:31:39 | 実施地とその周辺 '05
 アイヌ、周知の通り、北海道の先住民。その独自の文化は、北海道各地で垣間見ることができる。
 
アイヌの名前にまつわる話。
 
「5歳以下の子は名前を持たない」 

寒冷地だから、ちゃんと育つことを確認してから、ってことなのかしら。

「命名するとき、近所の人や死んだ人と同じ名前をつけない」

同じ集落だけじゃなく、かなり広範囲までカバーしてたらしい。文字がないアイヌ社会で同じ名前がないか調べるの、大変だったろうなあ(岩手大学の遠藤匡俊先生が詳しいです)。

幕末ころから、幕府のアイヌを和人化する同化政策が積極的にすすめられた=名前も言葉も風俗も服も、み~んなアイヌ的なものは捨てろっていうこと。ひどい話よね。そういや、同じことを日韓併合後の朝鮮半島でもやってたっけ。

アイヌの人たち、表面上は和風に名前を変えて、人別帳なんかに記載してたみたいだけど、普段の生活では相変わらずアイヌ名をつかっていたとのこと。そう簡単に使い慣れた名前は捨てられないよね

義経伝説

2005-11-15 06:32:17 | 実施地とその周辺 '05
 NHKの大河ドラマで放映中の『義経』。歴史好き(いやすでに「おたく」の域かも)のユーは、日曜よる8時、テレビの前に陣取る。テレビの方は、だんだん追い詰められ、これから平泉へ。義経については東北地方をはじめ日本中に残る数々の伝説もさることながら、「モンゴルでチンギスハーンになったのだ」とか「ジャンヌダルクと関係があるのだ」などなど、グローバルに展開している。私たちが山村留学しようとしている知床エリアも、義経伝説が残る場所の一つ。

 知床には奇怪な形の岩がたくさんあり、ここに義経伝説がある。
例えば、、、

マクオイ  :オンネベツ川近く。義経が合戦の時、幕を張ったところといういわれ

オショロコツ:沢の名。義経がここに流れついた鯨を切って、くし焼きにしたところ、そのクシが折れて火の中に倒れたので、びっくりして尻餅をついたところが沢になった

イマニッウシ:ここの立て岩は義経が魚を焼いて食ったクシをそのまま残していったのが石になった

などなど。知床の義経さまは、ちょっと臆病で後片付けが苦手な御様子。他にも義経関連の伝説は多い。これら知床の(北海道の、といえるのかも)義経伝説は、アイヌの文化の神様「サマイクルカムイ」の変化であるらしい(以上『斜里町史』による)。

方々でいろんな憶測が飛び交い、いろんなところに出没させられ、イケメンだっただの、いやブ男だっただのいわれている義経さま、あの世でどんな思いで見ておられるんでしょうねぇ

ユリばあちゃんの岬

2005-11-13 07:24:34 | 実施地とその周辺 '05
 昨日に引き続き、NHKから(NHK関係者ではありませ~ん)。NHKスペシャル、「ユリばあちゃんの岬」。

 知床はアイヌ語で、シリエトクというそうだ。地図でみてもよ~くわかるように、岬までは道がなく、海岸には切り立った断崖が続く。そこにへばりつくようにつくられた“番屋”=漁師たちの作業小屋。毎年、春から秋までの間(といっても5月から9月まで)の限られた期間、漁師たちはこの番屋に住み、オホーツクの海の恵みで生活しているそうだ。

 知床岬の突端に近い赤岩の番屋に住む、79歳のユリばあちゃんが今日の主役。夜明けの早い知床で、夜明けと共に「拾い昆布漁」に精をだす。山の清水をのみ、海鳥のおこぼれのイワシを拾い、これをマキストーブで焼いて食らう。風雨が激しければ翌日の豊漁を期待をしつつ、ゴロッと休む。
 彼女の晴耕雨読的な生活、自然に身をまかせ、決して無理をしない姿勢。彼女の体力精神力には脱帽でした

 横で一緒にみていたユー。

「ぼく、イワシ食べるよ!」

「リ-も!」

リ-も続く。……これって私が料理するんだよね、、、、。

 実は私、ナマで魚を触れるのが大の苦手。漁業と農業の町への山村留学は、私にとっても大きな挑戦となる

世界遺産知床

2005-11-08 21:21:58 | 実施地とその周辺 '05
 山村留学の予定地のことを少しは知らなければ

 まずは山村留学予定地の近くにある世界的に有名な場所から。

 知床は今年7月に世界遺産の仲間入りをした。平成17年7月現在、世界には628の文化遺産と160の自然遺産、さらに24の文化遺産と自然遺産の両方をもつ複合遺産があるそうな。
知床は平成5年に登録された屋久島、白神山地に次ぐ日本で3番目の世界自然遺産。ちなみに文化遺産は去年登録された熊野が10ケ所目。
 知床は登録されるまではいろいろと苦労があったようです(川越久史「世界遺産について」2005.9,月刊地図中心396号、日本地図センター発行。この号に知床の特集があります)。登録されたからにはいろんな制約があるのは確実。今はやりの「持続可能な」漁業とかなんとか、いろいろと大変なんでしょうね、、、。

 現地で実情をみて、報告します