スポーツマン再生工場

(旧全力で走れる喜び)
3軸理論®/骨格ランニング®

ランニング障害『シンスプリントと体型別トレーニング』

2020-10-17 13:54:14 | ランニング障害



シンスプリントで走れない...
シンスプリントが再発する...
シンスプリントが何ヶ月も続いている...


シンスプリントでお悩みの方に、結局最後は『体型別』の走り方を知らなかったからだという内容の記事になります。マッサージ、はり、湿布、インソール、クロストレーニング、筋膜リリースなど、いろいろと試してみたけれども一向に改善しないという方、もしもシンスプリントで悩まれているのでしたら、ぜひ読み進めてみてください。


①シンスプリントって?

すね(脛骨:けいこつ)の下1/3付近、ちょうど細くなっている部分に痛みを感じる症状を一般的にシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)と呼ばれています。ランニング障害の代表例として知られていて、ランニングをはじめ、サッカーやバレーボールなど、ジャンプ動作を行うスポーツでも頻発するスポーツ障害のひとつです。

はじめはうずくような鈍痛を感じ、アイシングなどで誤魔化していると徐々に悪化し、気がついたら走れないどころか足を着くことさえも緊張してしまうほどの痛みとなってしまいます。


②一般的な対処法

一般的に、シンスプリントの原因は「使いすぎ」「柔軟不足」「筋力不足」とされています。ゆえに、従来はこれらの対応策として「休養」「ストレッチ(筋膜リリース)」「筋トレ(カーフレイズ)」などが行われてきました。

練習を休みたくない選手には、クロストレーニングとして「プールでのウォーキング」「自転車」が知られています。また、骨格の問題として「インソール」「テーピング」「サポーター」なども使用することがあるようです。


③治らない人、再発する人は?

従来の方法で治らない場合、また再発してしまったときはどうしたら良いのでしょうか?

それは「本当の原因」を解決する道しかありません。従来の方法はすべて「対処療法」であって、「根治方法」ではなかったのです。確かに「足関節の動きが渋い」「ヒラメ筋が張っている」などは認められ、それらを解消することで一時は治ったような気がするかもしれません。しかし「どうして動きが渋くなったのか」「どうしてヒラメ筋が張っているのか」を解決しないことには、緩めたあとにさらに緊張を高めることを行い、さらに悪化してしまうということが火を見るよりも明らかな流れでした。

したがって、間違いなく「どうして痛くなったのか」を解決するプログラムを行うことが、確実にシンスプリントから解放されるためには必要なプロセスとなります。治らない人、再発する人は、ぜひシンスプリントの本当の原因を解決しましょう。


④一番の原因を見つけよう

シンスプリントの本当の原因は、自分の体型に合っていない走り方(ランニングフォーム)が原因でした。いくら脛(スネ)のストレッチや筋トレ、筋膜リリースを行なっても、痛み止めを飲んでもアイシングをしても治らなかったわけです。

シンスプリントに限らず、ランニング障害は無数にあります。今回、なぜ「シンスプリント」なのかを考えてみてください。膝や腰、足裏や背中にはこないで、なぜ「脛(すね)」に来たのかをです。

いくら施術や薬で痛めた部分を治療しても、再び同じ走り方をすれば、再び同じ「ストレス」をかけてしまい、同じく痛めるか、なかなか治らないかということになってしまいます。


⑤シンスプリントになりやすい人は?

シンスプリントになりやすい人と、なりにくい人、ならない人の違いは明らかです。シンスプリントになりやすい人の傾向として、以下の3つがあります。

・着地の仕方
・シューズ
・走り方

痛みのある周辺を冷やしたりほぐしたりして痛みが寛解するのは「まだ軽症」の部類です。再発や慢性例となってしまうのは、「重篤な重症例」ですので、上記対処療法ではなく、それ以上に「本当の原因」を解決しましょう。そして、なりやすい人、治らない人、再発する人の共通する傾向としては、こちらの3つが挙げられます。

・着地の仕方
近年、フォアフット(前足部)着地が知られてくるようになったのですが、正しい「フォアフット着地」ができていないと、シンスプリントの一番の原因となってしまいます。ストレッチや筋膜リリースなどのケアも大事ですが、本当の原因である正しい着地もマスターをしてからランニングを再開しましょう。

・シューズ
シューズには、大きく3つの傾向があることが分かってきました。まだ広く知られてはいないのですが「フック」「ストレート」「スライス」の3つになります。シンスプリントを受傷してしまうケースでは「スライス」タイプのシューズを選択されていることがほとんどです。

・走り方
走り方には、大きく「スイング」「ピストン」「ツイスト」の3つがあります。それぞれの「体型」にあった走り方をすれば、パフォーマンスを最大に発揮でき、もちろんシンスプリントのような怪我を予防することにもつながります。逆に、自分の「体型」に合っていない走り方をすると、身体のどこかにストレスがたまり、痛みや歪み、偏った走り方になってしまいます。


⑥まとめ

シンスプリントに限らず、痛みが発生している「結果」だけにとらわれず、なぜ痛くなったのかという「原因」を解消しようとすると、最終的に「体型」にあった走り方にたどり着きます。

「体型別か。そう言われたらそうだよね!」という方
「対処療法じゃなくて、原因を解消しなきゃと思っていたんだよね!」という方
ぜひ「体型別」の走り方をはじめましょう!



※気になるご質問も募集中です。


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
「ランニング障害」と「体型別スポーツ」のSports Meisters' Core®
・年中無休
・出張歓迎
・定期練習会、出張練習会、合宿、講習会多数開催中
出張や遠征、合宿、取材等により長期間連絡が取れないこともあります。
ご用命の際は、直前より事前にご予約されることをお勧めしています。
メール:yell[at]zpost.plala.or.jpもしくはyawarakasou[at]gmail.com
サイト:http://www16.plala.or.jp/sportsmeister/index.html
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ランナーと指導者のための体型別骨格ランニング®研究会
・入会金無料
・年会費無料
サイト:https://kokkaku-running-lab.jimdofree.com
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


推薦図書

「ランニング障害改善BOOK」STUDIO TAC CREATIVE


最新の画像もっと見る

コメントを投稿