「ホテル・ガンジスビュー」という本を読了。
著者は、松本栄一。インド、チベット方面の写真で有名なカメラマンだ。彼がガンジス河に面した聖地、バラナシに数か月間滞在したときのエピソードが載っている本だった。
初めてガンガーを見たとき、雨季の真っ只中で、河は氾濫寸前まで膨れ上がり、沐浴をするガートのほとんどは水没していた。
雨が降れば、街の下水機能は簡単にパンクし、ゴミや牛の糞が入り交じった、ガンガーの水の色と同じ水が通りを埋め尽くした。
呑気にカフェでリムカをすすってた僕も、宿に戻るときはその超汚水にひざまでつからなければならなかった。
路地をジャブジャブと進んでいると、足がピリピリする。有害化学物質にでも皮膚がやられたのかと思って、急ぎ足で帰ろうと歩を進めると、さらにピリピリ。というか、ビリビリに近くなってきた。
よ~く前方を見ると、近くの電柱から電線が1本、水の中に浸かっている。感電する! 焦った僕は、浸水しないように高いところに立てられた近くの商店に逃げ込もうとして、真横にあった電柱に手を伸ばした。
その瞬間!
目の前に光が走り、体から焦げ臭い臭いが漂った。その電柱も同じく漏電していたようだった。見事に感電してしまったが、体のほうはなんともなかった。
ただ、それ以降、妙に静電気が溜まるようになってしまったと思うくらい(冬場には、えらいことになる)。
翌年、再訪したとき、ガンガーはあの時の姿はうそのように、見事な緑色をして、ゆっくり流れていた。水没していたガートに立ちながら、自然の大きさにうっとりした。
【追】
かつてイギリスの統治下にあったバラナシ。イギリスは、街の中に火葬場があることを不衛生として、郊外への移転を決めたが、バラナシ政府はそれを頑なに拒否した。その理由は、「火葬場が街のためにあるのではなく、街が火葬場のためにあるからだ」というものだった。
↑かっこよすぎ
著者は、松本栄一。インド、チベット方面の写真で有名なカメラマンだ。彼がガンジス河に面した聖地、バラナシに数か月間滞在したときのエピソードが載っている本だった。
初めてガンガーを見たとき、雨季の真っ只中で、河は氾濫寸前まで膨れ上がり、沐浴をするガートのほとんどは水没していた。
雨が降れば、街の下水機能は簡単にパンクし、ゴミや牛の糞が入り交じった、ガンガーの水の色と同じ水が通りを埋め尽くした。
呑気にカフェでリムカをすすってた僕も、宿に戻るときはその超汚水にひざまでつからなければならなかった。
路地をジャブジャブと進んでいると、足がピリピリする。有害化学物質にでも皮膚がやられたのかと思って、急ぎ足で帰ろうと歩を進めると、さらにピリピリ。というか、ビリビリに近くなってきた。
よ~く前方を見ると、近くの電柱から電線が1本、水の中に浸かっている。感電する! 焦った僕は、浸水しないように高いところに立てられた近くの商店に逃げ込もうとして、真横にあった電柱に手を伸ばした。
その瞬間!
目の前に光が走り、体から焦げ臭い臭いが漂った。その電柱も同じく漏電していたようだった。見事に感電してしまったが、体のほうはなんともなかった。
ただ、それ以降、妙に静電気が溜まるようになってしまったと思うくらい(冬場には、えらいことになる)。
翌年、再訪したとき、ガンガーはあの時の姿はうそのように、見事な緑色をして、ゆっくり流れていた。水没していたガートに立ちながら、自然の大きさにうっとりした。
【追】
かつてイギリスの統治下にあったバラナシ。イギリスは、街の中に火葬場があることを不衛生として、郊外への移転を決めたが、バラナシ政府はそれを頑なに拒否した。その理由は、「火葬場が街のためにあるのではなく、街が火葬場のためにあるからだ」というものだった。
↑かっこよすぎ
ガンガーで沐浴したい。そして私の罪を洗い流したい・・・またトラバさせていただいちゃおっかな♪
僕は、いつも昼からの出勤なのですが「おはようございます」は普通に使ってますね。大人語ですね。
ガンガーで沐浴、一度はやってみたいという人多いですね。でも、実際に河を目の前にすると、躊躇する人も多そうです。ひょっとしたら、日本の道路にできている水溜まりの方が清潔かもしれません。
バラナシはすごい街です。カオスです。日本ではめったに見ることができない生と死が当たり前のように転がっています。
そこに行って人生が変わったほどの体験をしたわけではありませんが、猛烈なインパクトはありました。
雨季のバラナシの様子はあちこちで聞きますが、やっぱり水があふれるんすねぇー。
今度こそ北インドに行って、バラナシに行って、インドらしさを感じたいと思っています。
でもいつになったら行けるかまだわかりません。
僕は北インドしか行ったことがないので、今度は南インド&ラダックなどにも足を伸ばしたいと思ってます。
でも、南に行った人は、ほぼ全員「南のほうがいい!」っていうんですよね~。
ラダックは最高です。別天地です。
ちなみに、バラナシ、私は乾季にいきました。涼しくて過ごしやすかったです。
沐浴はしませんでした。だって・・・白いブラジャーが茶色くなるって聞いて・・足の指先しかつけてません~私が積んだ功徳もその程度?
しかし河岸のチャイ屋、器をガンガーで洗ってますよねぇ チャイの中身もガンガー由来?美味しかったですけど。
そういえば、にいやさんは バラナシにいるときは長渕剛の「ガンジス」を聞いてたんですよね。。。歌詞は情報ノートで知りましたが、長渕が歌っているのを未だ聴いていません。
会ったときによっぽど熱弁をふるったのでしょうか。今考えると少し恥ずかしい…。
で、長渕ですが、昔から長渕は自分の身の回りにあることをストレートに歌にすることが多かったんです。
免許をとったときは「ライセンス」
子どもが産まれたときは「NEVER CHANGE」など。
そしてインドに行ったときに生まれたのが、「ガンジス」です。
とりあえず、以下がその詩です。(版権に問題があればご一報ください。削除します)
4本の火柱がめらめらと 燃えさかり煙が立ち昇る
俺は今 揺れる小舟の上 ガンジス河を下ってる
細い路地裏には死を待つ老人の群れ 座ったまんまで動かない
やせこけた右手を道行く人に出し 小銭を手のひらにつかむ
俺は舟を降り3時間近く
焼け崩れる真っ黒い人間を見た
「神様はどこにいるのか」と尋ねたら
老婆は自分の胸をさした
笑いながら自分の胸をさした
Bye bye ガンジス 大いなる河よ
Bye bye ガンジス 何も教えてくれない
鮮やかな色に包まれた女たちは
今日も明日も この河で乳房を洗う
今日も明日も この河で乳房を洗う
やがて跡形もなく白い灰になり 黄土色のガンジスに流された
わかっちゃいたけど人間って奴が 確かに目の前で灰になった
裸足で櫓をこぐ老人が 憂い顔で俺に笑いかけた
深いしわを顔じゅうに刻んで 「死んだら灰になるだけさ」と笑った
旅をするのは帰る家があるからだ
さすらいのたびほど淋しいものはない
ふと虚しさに突き落とされそうになったけど
「死んだら灰になるだけさ」と笑ってみた
「死んだら灰になるだけさ」と笑ってみたBye bye ガンジス もっと生きようと
Bye bye ガンジス 俺の命が叫ぶ
さよなら 名も知らない死人(しにびと)たちよ
あなたのように 強く死ぬまで生きようと
あなたのように 強く死ぬまで生きようと
ベナレスの河岸に並ぶヒンズー寺院 ひと群れの牛を引く少年
大きな瞳で手をあげたとき なぜに俺は目をそらしたんだろう
俺は再び小舟に乗り ポケットのハモニカを吹いた
悠々と時にまかせて音を飛ばしたら
生まれてきて ほんとによかったと思った
ガンジスは何故よどんでいるのか
なぜ"聖なる河"と人は呼ぶんだろう
考えながら仰向けにひっくり返ったら
やけに空は高く青かった
やけに空は高く青かった
Bye bye ガンジス お前は黙ったまんま
Bye bye ガンジス 答えなど初めからない
あるのは今 確かに「俺」ここにいる
そして明日東京に帰る
そして明日東京に帰る
Bye bye ガンジス もっと生きようと
Bye bye ガンジス 俺の命が叫ぶ
さよなら 名も知らない死人(しにびと)たちよ
あなたのように 強く死ぬまで生きようと
あなたのように 強く死ぬまで生きようと
Bye bye ガンジス
Bye bye ガンジス
長いな~。曲は10分くらいあるもんな~。でも、ファンとしては最高のひとときでした。
ちなみにインド帰りの長渕は、チンピラ風の格好から、怪しげなエキゾ風ファッションに変わり、手には数珠、頭には赤いバンダナをつけるようになり、インドで覚えたであろう大麻によって見事檻のなかの世界を見ることとなりました。
『シルクロードでは ゴダイゴの「ガンダーラ」を聴くんだ!』発言も覚えてますよ。
桜島(?でしたっけ?)のライブにも行ったりするんですか?
火焔山見に行ったときなんか、気分はもう西遊記でした。
「おっしょさ~ん」(byマチャアキ)って感じで。
でも、本来ガンダーラなら、パキスタンのペシャワールあたりで聞くべきなんでしょうけど。
桜島ライブには、行きません。というかチケット手に入りませんでした。DVD出たら買います。
今書店に並んでいるスポーツ雑誌「NUMBER」に長渕が出ています。アスリート以外では初めて(?)の快挙らしいです。押忍。