新しい年の仕事初めは俯瞰写真の撮影です。
蝶の館のオランジェリーは、屋根が葺かれ、開口部がふさがれ、床がしかれて、やすんばに初めてやすめる場所をつくりだしました。八歳(とせ)の春を迎えての嬉しい光景です。

やすんばの白きやかたに丸きにわ 春また来たり八とせの春
蝶の館のオランジェリーは、屋根が葺かれ、開口部がふさがれ、床がしかれて、やすんばに初めてやすめる場所をつくりだしました。八歳(とせ)の春を迎えての嬉しい光景です。

やすんばの白きやかたに丸きにわ 春また来たり八とせの春
譲り受けたイルミネーションで、オランシェリーの正面と中庭を飾ってみました。
石壁の縁にそってはしる輝きと煌きは、池の水面に写し映え、里山の闇夜を何某かの世界へと誘うものになりました。
石壁の影映え照らすきらめきは 里山の闇聖夜となすかな
石壁の縁にそってはしる輝きと煌きは、池の水面に写し映え、里山の闇夜を何某かの世界へと誘うものになりました。
石壁の影映え照らすきらめきは 里山の闇聖夜となすかな
中庭でのガーデニングを終えてアーチの下で飲むコーヒーは格別です。友人がせっせと送ってくれるジャズのCDを聴きながら、ぶつぶつと独り言を言っている冬の夕ぐれは、何ごとにも代え難いひと時なのであります。
冬むかえ花入れ替えて眺めいる 西の陽うけてジャズ聴きながら
冬むかえ花入れ替えて眺めいる 西の陽うけてジャズ聴きながら
蝶の館・オランジェリーの北壁外側から室内を通して中庭を望んだところです。開口部は、これからセルフビルドするので、このように迫持ち(せりもち=アーチ)越しに眺めるのはこれが見納めになります。といっても、この壁ができてから五年も経っているので何をか云わんや、というところでしょうか。
五歳経てこれが見納め南北の 迫持ち越しに見ゆる景色は
五歳経てこれが見納め南北の 迫持ち越しに見ゆる景色は
オランジェリー北壁内部の夜景です。この壁は5年前にできていたのですが、その間に野生の蔦が外壁を這い、そして内部まで侵入してきました。闇の部分は正面通路にあたる場所ですが、その真ん中に山桜が立っています。移植するか通路を迂回するか決めかねているところです。
五歳たち蔦忍び入る石壁の 闇のむこうに山桜の樹
五歳たち蔦忍び入る石壁の 闇のむこうに山桜の樹
オランジェリーの内部から中庭を眺めた夜景です。オランジェリーの工事も、床の木ブロックが貼り終わると、次は開口部をふさぐことになり、そうなると、この廃墟のごとき石積みのシルエットはもう見られなくなります。
砕け石ひかりに映えるその先は 秋の中庭月みゆる闇
砕け石ひかりに映えるその先は 秋の中庭月みゆる闇
オランジェリーの夜景です。内部の樹木は榎の喬木です。榎は、ご存知オオムラサキやゴマダラチョウの食樹です。その木が屋根を突き抜けて立っているのが、やすんばのオランジェリーです。セルリアーナは、三つの開口部の真ん中部分にアーチを頂く歴史的建築形式です。
闇のなか光に浮かぶ榎の木 セルリアーナは額縁なりや
闇のなか光に浮かぶ榎の木 セルリアーナは額縁なりや
○「蝶の館」のオランジェリーの屋根ができあがりました。床や開口部が残っているので完成したわけではありませんが、これで、雨の日にも安らげる場所ができたことになります。
○屋根作業に集中していたのでブログ更新が思うようにいきませんでしたが、気を入れ直して続ける所存であります。
○オランジェリーが使えるようになったことから、施設の一部を、未完成の状況ではありますが、希望する方に見ていただくことを考え始めています。時期、方法等については未定ですが、決まり次第このブログに掲載することといたします。
若き日の夢をも超える眺めかな いし はな ちょうの織りなす夢園
○屋根作業に集中していたのでブログ更新が思うようにいきませんでしたが、気を入れ直して続ける所存であります。
○オランジェリーが使えるようになったことから、施設の一部を、未完成の状況ではありますが、希望する方に見ていただくことを考え始めています。時期、方法等については未定ですが、決まり次第このブログに掲載することといたします。
若き日の夢をも超える眺めかな いし はな ちょうの織りなす夢園