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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

ヘリンボーン 11月19日

2009-11-19 18:50:03 | 
訪ね来る友人のため、作業場と化したオランジェリーの床を一日がかりで綺麗にしたところです。
床はダブルヘリンボーン柄のデザインで敷かれています。幅が不揃いの木片を敷きつめるに相応しく、なにより、雑石で囲われた妖しき空間にはこれに勝るものはないと考えている老建築家です。




 友ありと掃き清めたるヘリンボーン ジグザグの向う晩秋の庭見ゆ

榎の芽ぶき 4月12日

2009-04-12 22:36:39 | 
オランジェリーの榎の室内側が芽吹いています。屋根から突き出た側はまだまだ枯れ枝状態です。もし、榎の枯葉を越冬の場とするゴマダラチョウの幼虫が、根本で冬越ししていたとすると、どちらの側の葉っぱに向えばいいのでしょうか。


オランジェリー榎の芽ぶき悩ませり 葉を喰う蝶は何処にいくや

西の壁 2月1日

2009-02-01 22:33:27 | 
西側の篠をはらうと蝶の館の石壁を遠望することが可能になりました。谷向かいの喬木に登って撮影しているのですが、喬木の梢の先はいまだ冬の厳しさに凍えていました。


 篠きえて西壁みせり石のいえ 春の気配はいまだみえざり

新春の館 1月6日

2009-01-06 23:52:11 | 
新しい年の仕事初めは俯瞰写真の撮影です。
蝶の館のオランジェリーは、屋根が葺かれ、開口部がふさがれ、床がしかれて、やすんばに初めてやすめる場所をつくりだしました。八歳(とせ)の春を迎えての嬉しい光景です。



 やすんばの白きやかたに丸きにわ 春また来たり八とせの春

ひと休み 12月3日

2008-12-03 21:50:25 | 
中庭でのガーデニングを終えてアーチの下で飲むコーヒーは格別です。友人がせっせと送ってくれるジャズのCDを聴きながら、ぶつぶつと独り言を言っている冬の夕ぐれは、何ごとにも代え難いひと時なのであります。

 冬むかえ花入れ替えて眺めいる 西の陽うけてジャズ聴きながら

オランジェリー北壁 11月3日

2008-11-03 22:25:55 | 
蝶の館・オランジェリーの北壁外側から室内を通して中庭を望んだところです。開口部は、これからセルフビルドするので、このように迫持ち(せりもち=アーチ)越しに眺めるのはこれが見納めになります。といっても、この壁ができてから五年も経っているので何をか云わんや、というところでしょうか。

 五歳経てこれが見納め南北の 迫持ち越しに見ゆる景色は

オランジェリー北壁 10月31日

2008-10-31 22:00:23 | 
オランジェリー北壁内部の夜景です。この壁は5年前にできていたのですが、その間に野生の蔦が外壁を這い、そして内部まで侵入してきました。闇の部分は正面通路にあたる場所ですが、その真ん中に山桜が立っています。移植するか通路を迂回するか決めかねているところです。

 五歳たち蔦忍び入る石壁の 闇のむこうに山桜の樹

オランジェリーの榎 10月25日

2008-10-25 20:45:56 | 
オランジェリーの夜景です。内部の樹木は榎の喬木です。榎は、ご存知オオムラサキやゴマダラチョウの食樹です。その木が屋根を突き抜けて立っているのが、やすんばのオランジェリーです。セルリアーナは、三つの開口部の真ん中部分にアーチを頂く歴史的建築形式です。

 闇のなか光に浮かぶ榎の木 セルリアーナは額縁なりや

オランジェリー 7月25日

2008-07-25 22:08:36 | 
○「蝶の館」のオランジェリーの屋根ができあがりました。床や開口部が残っているので完成したわけではありませんが、これで、雨の日にも安らげる場所ができたことになります。
○屋根作業に集中していたのでブログ更新が思うようにいきませんでしたが、気を入れ直して続ける所存であります。
○オランジェリーが使えるようになったことから、施設の一部を、未完成の状況ではありますが、希望する方に見ていただくことを考え始めています。時期、方法等については未定ですが、決まり次第このブログに掲載することといたします。


 若き日の夢をも超える眺めかな いし はな ちょうの織りなす夢園