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チェロ発表会

2005-07-31 | チェロ
チェロを始めて3年余りになる。 ほとんど週末しか練習をしないから、遅々として上達は覚束ない。 それでも、1-2時間集中して楽譜に向かうのは、精神的にもとても良い。 先生は、そんな私のスローペースを見て、教材も少しずつしか与えないし、取りあえず楽しみながら少しずつでも上達すればいいと思って付き合ってくれている。 根気のない私が続ける原動力の一つになっているのが、年に一回の合同発表会だ。 主催は、Expressivoという音楽教室兼イベントプロデューサーで、この会社がピアノやバイオリン、チェロ、声楽といった社会人向け音楽教室に市ヶ尾のマンションの一室を提供している。 音楽教室はどちらかというとアルバイトで、本業は結婚式の進行や演奏家の派遣などである。 Expressivoという会社は、女性の企業家グループ(といってもOさんほか2-3人?)の会社でもある。 ご本人たちもピアノの先生だったりして、とてもat homeで楽しい人たちだ。 

今年で4回目の発表会は、青葉台のフィリアホールで行われた。去年までは、横浜山の手の海の見える「イギリス館」で、こちらはまた上品な雰囲気があってよかったのだが、田園都市線の鷺沼から青葉台付近の生徒さんが集合するにはちょっと遠いきらいもあった。今年は、地元のそれも音楽専用ホール(リハーサル室の方であるが)となった。  参加者は例年に比べて少なめだったが、今年は中学生のサックスや高校生の女の子コンビのギターなどもあって活気があった。 チェロは3人。 一番先輩格のHさんは、平原綾香の曲を自分でチェロの譜面に落としこんだというから思い入れは強い。 昨年までいた女性のMさんは産休で今年は不参加。私は、持ち前のあつかましさで実力不相応のエルガー「愛の挨拶」に挑戦した。 といっても、第一ポジションが主になるようにアレンジされているのだが。 

今回は家から10分で行ける地の利もあるし、本番前まで結構しつこく練習したのだが、やはり「予想外の箇所」で間違ってしまった。 直前にピアノとあわせてリハしたときも、いつも間違わないところでミスっていやな予感がしたが、やはり苦手な移弦の箇所が終わったあと、最後の盛り上がりにかかる手前あたりで、突然頭が真っ白になり、どこを押さえていいのかわからなくなって、数小節が空白となって飛んでしまった。 実は昨年も同じことが起こったのだか、途中でふと音楽の流れから意識が離れてしまう瞬間が生まれ、そこで断絶してどこを弾いて良いかわからなくなるのだ。暗譜していても楽譜を持ち込めというのは、これに対応するためだろうが、根本的には自分は、階名で(ドレミファ)で、音を記憶していないのが問題なのだと、あとで思い至った。

今回のハイライトは、同じチェロ課の男性の「リベルタンゴ」であった。ヨーヨーマの演奏でチェロ曲としても人気を博したこの憧れの曲を、友人のピアノ伴奏で颯爽と弾ききると会場はため息と賞賛の拍手となった。 この方、幼少よりバイオリンを習い、今はアマオケでチェロも弾いているというから、元からして素性が違うのだが、自分もいつかはあのくらい弾けるようになりたい、と自分を含む生徒を鼓舞するに十分の効果があった。 最後には、ボーカル、ギター、ピアノ、サックスの先生方のアンサンブルが昨年に続いてあったが、どの先生も大変上手で音楽を楽しんでいる姿は本当にすばらしい。 最後にみんなでコーラスもやったりして、大変楽しい発表会でした。 音響が良いので、自分の音がきちんと聞こえたのも今回良かった。  その後、近くのイタリアンで打ち上げもあって生徒同士、先生も含めた交流もあってより一層楽しかったです、ハイ。 チェロのT先生、伴奏のFさん、今年もとちってゴメンナサイ。 来年は間違えないようにがんパリます!
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