第64回釣行 胆振方面漁港（07年8月25日）

土曜日朝、本日の釣行場所をペー君と考える。
久しぶりの『積丹方面ランガン』が第1希望。
だが、やっぱり予報では風＆波がありそうだ。

経験上、他で風があっても美国か余市では風を避けられる。
でも渋チンそうだしな～・・・

結局昼過ぎまでダラダラして、過去の自分の釣行記を見てると
以前2～3回行った『胆振方面漁港』の存在に気がついた！
全くアタマから消え去っていた！

かの有名なデカアブハンター"ベゲCさん"が今年の春、
クロソイ56.5cmを釣った、あの幻のポイント。

そのポイントでオレ達は昼間しかやった事無いので、
今回初の夜釣りに挑戦しよう！

今日は、ペー君お手製の弁当と水筒をリュックに入れ、
休憩しながらの、ゆったり夜釣り。
家を3時半に出発し5時半にポイント到着。
本格的なオカッパリ釣行は1ヶ月ぶりだ。

今日も札幌は暑かったが、さすが太平洋。
半そで半ズボンに丁度良い適温。

陽も落ち始め、早速のイイ時間に
デッカイアブラコ釣ってやるか～と意気込むも
極小バイトがあるのみ。しかも全然のせられない。
スイミングでは全然来ない。1/2ozシンカーをつけて穴探し。

結果から言うと、本日は最後まで穴探ししてたのだが、
お陰でオレもペー君も、『穴に落ちてく感覚』がだいぶ判ってきた。

たまにアブっぽいバイトもあるのだが大半は小ソイだろう。
穴に落ちきって、リフトや巻上げの途中でコツっとくる。
ワームのサイズ変えたり、竿を送りこんでみたり
色々やってみるのだが、開始1時間でバイトの数に反して釣果無。

あぁ～、今日の目標デカアブGETなのに・・・

とりあえず気分変える為に、お弁当タイム。
風も微風で心地よい。後は釣果のみだな。

ちょっとだけ移動してキャストすると
フォール中にガツッときた。しかしその後の引きはショボイ。
案の定20cmも無いくらいの小ソイ。(写真無し)

すると、オレの横でやってたペー君にもやっとこお魚が！

↑おぉ、マゾイ。オレと同じく虐待サイズだが。


↑これでボー○は無いな、とペー君。

相変わらず穴探ししてると、オレにおぉ？！っと思わせる引きが！
ソイのような小刻みな引きは無い。重さはまぁまぁ。
でもあんまり引かない。あげてみると結構デカイが・・・

↑ドンコ。ここ来たら必ず会う気がする・・・。


↑ウワァ、なんかデカイ。ガンジよりマシか。
　これが高級カマボコになるとは。

ここでワームを付け替えに基地へ戻ると、
先程食べたオニギリから落ちたと思われる米粒を
面白い虫がむさぼり喰ってる。

↑6本の足だけ色が違って、お尻には角のようなハサミがある。
　なんかカッコいい。2cmくらいしかないがデカかったら怖いな。

この後も飽きる程度(飽きない程度では無い)に、
ポツポツ釣れる。釣りに行ったら、だいたい一回はある
『活性上がって連続ヒット』みたいなのが全く無い。


↑チョット良型。27cm。こんなんでも結構ウレシイ。

相変わらずバイトはチョクチョク有るのだが、
全然喰わない。追い喰いもしてこない。
ガルプ以外のワームも結構試したが反応薄い。
オレに技術があればもっと数釣り楽しめるのに・・・。

生命反応無ければ「ココにはいないんだ。」とあきらめられるが
オレもペー君も「抜けたぁ～」「いなくなった～」「えぇ？？？」とか
こんな事ばっか言ってた。まぁお陰で集中力切れなかったけど。

そんな時、やっぱり穴からの巻き上げを始めた瞬間、
結構イイ感じでティップが曲がった！
おぉ！これは今日イチの引き！
と巻き巻きするも、どんどんどんどん重くなる。
どういう事？そんなに巨大なヤツなのか？
重くなって、重くなって、最終的に根がかりしたように
全く巻けなくなった。？？？？？

ココは手前に段差？穴？があり、
ベタ底で最後までスイミングしてると、必ず引っかかる。
魚かかったまま引っかかったのか？

とりあえずクラッチ切って、しばし放置。
この時点で本当に魚の引きだったのか、チョット自信が無くなる。
タバコに火をつけ、一応サミングしてると・・・
シュルシュルシュル～(ライン出てく音)
おぉ？！やはり魚ついてた！
間髪いれず、一気に巻き上げる。巻き上げる。
又、引っかかった・・・
何なんだ、いったい！
又しばし放置。タバコの火が尽きかけた頃、ちょっと巻き巻き。
巻ける！先程よりも更にハイスピードで巻く！
上がってきたヤツは～

おぉぉ。結構デカイじゃん。
最初の引きの強さには見合ってないが。
計ってみると・・・

29.5cm！またもや、30UP釣らない釣法か・・・。

しかし、コイツには長い事楽しませてもらった。
最初の引きがドンドン重くなったのはどういう事だったのか？

①オレの高等なテクニックに誘われ、ワームに食いつく。
②巻き巻き引っ張られる間に、海草地帯に突入。
③カラダに海草が巻きつく←この時ドンドン重くなった。
④段差の隙間にシンカーが引っかかる。
⑤おっ？なんか引っ張られない。逃げよう！←クラッチ切ったので
⑥口に何か付いてるも、自由になった。
⑦再度、巻き巻き。気づいたら陸上へ。

まぁ、こんなトコだろう。都合5分は楽しませてもらったな。

ここでペー君から情報が。
オレ達の背後で外海狙ってる人が、
何かの40UPを釣ったらしい、との事。
ここに来て一度も試みた事の無い外海側。
やってみる価値はある！！

いつもの様に、身長より高い堤防を駆け上がるように登る。
足、再発。アホだ。ケガしてるの忘れてた。
またもや太ももの裏がつっぱった様に痛い。
アァ。また完治が遠のく。

とりあえず歩けるので、そのまま釣りを続けよう。
堤防に登ってみると海の様子が一変。
風が当たってるせいか結構波があり、風も向かい風！
ベタ凪、無風の内海より大物の匂いがする！
シンカーを1ozにしてキャスト。
なんか手前でスゴイ引っかかる。
ボトムまで沈む前に何かに引っかかる。
ココは多分ロングキャストしても砂地だろう。
だから手前がポイントだと思ったのだが、この状況では釣りにならん。

そんな時ペー君が「これ。」と持ってきた。

↑小ソイだね。(オレは根がかりと戦っているのに！)

更にペー君、
「コレ取って。絶対自分では取りたくない！」と持ってきたのは・・・

↑ドンコだ。さっきのよりは小さいが、確かにキモイ。

内海が調子良さそうなので、結局外海は数分であきらめた。
ん～、今度昼間に状況を確かめて再度チャレンジしたいものだ。


↑ペー君の今日イチ。26cm。


↑その後も移動しながらポツポツ小さいのが釣れる。


↑オレの今日イチのチビサイズ。12cmくらい。

そろそろ帰ろうかと、戻りながら穴探ししてると
穴に放置中の時にコツ！っときた。
おりゃ！っとフッキングして巻き巻きしてると、
結構イイ重量感が手に伝わる。
こりゃ、デッカイか～？
とか思ってると、グィングィン首振りだした。
「アブっぽい引きだな～。すごいパワーの引きだぞ。」
と、ペー君に話しつつ抜きあげると・・・

アブだった。夜中なのに。夕まずめボーズだったのに。
サイズは40あるか無いか位だろう。
でも、やっぱりアブの引きは楽しい。

ここで本日は帰る事に。アブ釣ってイイ気分になったので。
時間を見てみると0時半。
7時間もやったのか？！
今日は全然そんな長い間やった気がしなかった。
渋～い中！ホントに渋い中！ポツラポツラ釣れたお陰で
時間を忘れていたのか？

7時間やって、2人で30匹も釣ってない程度の釣果。
1人が1時間に2匹釣ってるって事か。

まぁ、この時期オカッパリでは結構イイ方なんじゃないの？？
(ほぼ、ガルプ使い倒しだけど。)