ところでチップを払う側としてはできたら払いたくないのだが、もらう側は1ドルだって多くもらいたいと思うのが人情だ。そこでもらう側は払う側が少しでも払いやすいように、というか少しでもチップを多く稼ぐためにいろいろ心を砕くことになる。
その一例がおつりを細かくすることである。
例えば、150ドルの勘定で100ドル札を2枚出したとする。おつりは50ドルだから、日本なら普通50ドル札を1枚返すことになるはずだ。
しかし、香港は違う。多分ウェイターは20ドル札1枚、10ドル札2枚、5ドル玉1個、2ドル玉2個、1ドル玉1個をトレーにのせて持ってくるはずだ。
ここが勝負所である。いくらチップを渡すか、客は瞬時に決定し、すみやかにかつできるだけさりげなくトレーから自分の決めたおつりの額を取らねばならない。そうでないとダサい奴だと思われてしまう。
150ドルの勘定なら、サービス料で10%とられているし、10ドルくらいが妥当だと思うが、今日はまぁガールフレンドもいることだし、ちょっと見栄を張って20ドル置いておくか。となると、20ドル札と10ドル札をすばやく、しゅっしゅっと抜く。この場合両手を使ってもかまいません。要は速度だ。
または、帰りにはトラムに乗るから2ドル玉が要るしなぁ、として20ドル札と10ドル札と2ドル玉2個を取り、(ガールフレンドもトラムに乗るのでね。彼女の分も払わないといけないから)計16ドルをチップに置く。
んなもん、コーヒーはまずいし、ウェイトレスの態度もなってない。3ドルでいい、3ドルで。3枚の札と5ドル玉及び2ドル玉各1個をざっくり取り返す。この場合ウェイトレスから「多謝(どーちぇ)」と言ってもらえないこともたまにある。
勘定のパターンはさまざまだから、このチップの置き方のパターンも無限に増える。当然頭の悩まし方も無数にあるということになるが、これはもう場数を踏んで実地訓練で慣れるしか仕方がない。
その一例がおつりを細かくすることである。
例えば、150ドルの勘定で100ドル札を2枚出したとする。おつりは50ドルだから、日本なら普通50ドル札を1枚返すことになるはずだ。
しかし、香港は違う。多分ウェイターは20ドル札1枚、10ドル札2枚、5ドル玉1個、2ドル玉2個、1ドル玉1個をトレーにのせて持ってくるはずだ。
ここが勝負所である。いくらチップを渡すか、客は瞬時に決定し、すみやかにかつできるだけさりげなくトレーから自分の決めたおつりの額を取らねばならない。そうでないとダサい奴だと思われてしまう。
150ドルの勘定なら、サービス料で10%とられているし、10ドルくらいが妥当だと思うが、今日はまぁガールフレンドもいることだし、ちょっと見栄を張って20ドル置いておくか。となると、20ドル札と10ドル札をすばやく、しゅっしゅっと抜く。この場合両手を使ってもかまいません。要は速度だ。
または、帰りにはトラムに乗るから2ドル玉が要るしなぁ、として20ドル札と10ドル札と2ドル玉2個を取り、(ガールフレンドもトラムに乗るのでね。彼女の分も払わないといけないから)計16ドルをチップに置く。
んなもん、コーヒーはまずいし、ウェイトレスの態度もなってない。3ドルでいい、3ドルで。3枚の札と5ドル玉及び2ドル玉各1個をざっくり取り返す。この場合ウェイトレスから「多謝(どーちぇ)」と言ってもらえないこともたまにある。
勘定のパターンはさまざまだから、このチップの置き方のパターンも無限に増える。当然頭の悩まし方も無数にあるということになるが、これはもう場数を踏んで実地訓練で慣れるしか仕方がない。