「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

一周忌です

2012-08-18 22:12:57 | リアル日記
8月17日午後5時22分

昨日は一周忌でした。

博多から戻り、午前中はノンビリと娘と、時々は旦那の話をしながら
片付け物でもしておりました。

「去年の今頃はお父さん、もうグッタリしてたねぇ。」
「この日は、何も話できんかったね。」
「最後に話したこと覚えてる?」
「花火を病院の上から見るつもりにしてたのに、それどころじゃなくなったんだよねぇ」
「お父さん、きつかったのかなぁ??」

私が最後に旦那と会話をしたのは、前々日くらいまで。
氷を口に含ませてる時
「美味しいね。」「そう?良かったね。」って、それだけ。
子供みたいに嬉しそうにガリガリやってた旦那。
残念ながら、大した会話は特にしてないんだなぁ。

亡くなる前の日だったかな。

旦那がふと目を開けて、「あれ?俺どこにおる?俺があそこにおる。」って、部屋の隅を指差してはっきり話したんだよね。
私はドキッとして、「俺はここにおるよ。ホラ」って、言って旦那の胸をトントンってしたら、「ふん。」って、また眠ってしまったな。

お迎えが来てたのかなぁ?なんて思いましたが・・・。
もう少しだけ旦那は頑張ってくれました。

そんな事を思い出しながら、午後からは友人が次から次へとお参りに来てくれました。

本当にありがたいことですね。

旦那はきっときっと幸せだったと私は信じています。







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
突然すいません。 (ゆうき)
2013-07-04 03:48:16
今日たまたま、このブログを見つけ3時間かけて全部読ませて頂きました。
今まで読んだどんな本より、どんな映画より、どんな話より心を打たれました。
病魔と戦いながらも、前向きで強く優しい旦那さんだったんですね、自分が苦しいのに、いつも1番にあるのは家族の事だったんでしょうね。それを献身的に支えられた奥様にも感服致します。
自分は弱い人間です、嫌な事からすぐに逃げたしたくなる弱い人間です、でもこのブログを拝見させて頂いて、これじゃダメだと強く感じました。
これから自分は、足元にも及びませんが、ご主人のような強く優しい立派な人間に少しでも近づけるように努力していきたいと思います、本当にこのブログとの出会いは感謝してます。
それと、最愛のご主人を亡くされた奥様にの悲しみが、どれだけ辛いものか赤の他人の自分が計り知れる事はできません。
でも、少しでもその悲しみが早く癒されるよう神に祈ります。
突然、赤の他人の自分がこんなコメントをしてすいませんでしたm(_ _)m
返信する
今頃ですが・・・ (yappi)
2015-08-26 12:55:15
ゆうき様
コメントを頂きながら、2年以上も放ったらかしで大変失礼致しました。もうご覧になられてはおられないでしょうが、返信させて頂きますね。

私と娘の誇りである旦那の事を理解して頂き、また、このblogに立ち寄られた皆様に前向きな勇気と希望を持って頂きたい!!という私の想いを本当にそっくりそのまま読み取って頂き、私の方が感激&感動しております。

きっと、ゆうきさんは弱い人間じゃない。
人の気持ちを汲み取る事ができる、とても繊細な方なのでは?それ故、いろんなことを抱え過ぎて、自分が潰されそうになってしまうのではないでしょうか?
ご自分の希望・目標を持って、繊細かつ図太く周りの状況に対応していってくださいね。
ぜひ、またコメントにてお会い出来る事楽しみにしております。
返信する

コメントを投稿