「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

はじめに・・・

夫が「頸部食道癌」と診断され8年。この間に20回にわたる手術・放射線治療・抗がん剤治療とフルコースの治療を行ってきました。残念ながら今の医療で出来ることはここまで。 これを機に今までの歩みを記憶が鮮明なうちに全て残しておこうと思い、このblogを立ち上げました。 また、新たなチャレンジの第一歩として、2010年年明け、「治験」を試みましたが、敢え無く失敗に終わり・・・・。 今は食事も摂れず、胃ろうから栄養剤の注入の毎日です。 そんな私達でも逞しく生きています。 私たちの経験や毎日の生活が、同じように頑張っておられる皆様の参考に、そして少しでも希望と励みになれば幸いです。 その日の日記は「リアル日記」として、また今までの軌跡については「回顧」として綴って行きたいと思います。  ご質問やご意見はお気軽にどうぞ。

「生かされている」

2011-03-24 01:08:54 | リアル日記
春の高校野球が始まりましたね。
開会式の宣誓、とても立派でした。ついつい涙が出てきました。

今まで元気だった方が天災によって一瞬にして命を奪われる・・・・。
片や「3ヶ月先の事は考えないように・・・」と言われながら、もう何年も生きている。

これも運命なのか・・・・。
「運命」って簡単な言葉では片付けたくはないけれど、「何で?どうして・・・?」って、聞きたくなる。

旦那は地震のニュースを見るたびに「いつ死ぬかわからん俺みたいなのが、いつまでも生き残っとうっていうのに・・・。」(元気だった人が、津波で一瞬にして命を奪われるなんてやるせないなぁ・・・)とつぶやいています。

何度か記していますが、やっぱり、人間は「生かされている」のでしょう。
生かされているその一瞬一瞬を、生かされている意味を見出しながら精一杯生きていくしかないのでしょう。
「生かされている」辛さ・・でもあるし、「生かされている」ありがたさ・・でもある気がします。

宣誓を聞きながら、生かされていることを考えさせられた1日でした。

旦那は今日も会社へ行きました。
娘と私のために、朝ごはんも作ってくれました。元気です。

頑張れ日本!!頑張れみんな!!頑張れ自分!!