ヤマタケ創建 スタッフのひとりごと

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収納計画と動線

2012年12月14日 | 現場ブログ
前回に引き続き収納について考えてみました。

収納は家作りに意外と悩むところではないでしょうか?

結構収納スペースを多く作ったと思っていましたが、実際使ってみると全然足りませんでした。と言う話も聞いた事があります。

また、トイレットペーパーが安い日に箱ごと買いだめしている方もいました。どんだけ広いの!?とアパート住まいの主婦の私には羨ましい限りでした。

後で買い足した家具になると、更に費用がかかり、地震の時に倒れてこないか心配ですし、家具に圧迫されて部屋が狭くなる、見えるところにある家具はデザインなど飽きてきたり、見える部分が傷んでくるとまた買い替えたくなります。

面積はそれぞれの条件で限られてしまいますが、収納は後から増やせるものではないので、あるに越した事はないですが、ただ多めに計画しておけば間違いないと言う訳でもないようです。
容量に気を取られがちですが、大切なのは使い勝手。失敗収納にしてしまっては部屋は片付きません。

奥行きが合わない収納プラン 。奥行きが60cm以上の収納は、奥にあるモノが見え難く取り出し難いため、だんだん手前にあるモノしか使わなくなっていきます。
探していた物が見つからないと思ったら奥にしまってあり大掃除の時に出てきたとか
食品庫の中だったら、いつの間にか賞味期限が切れていた…… ということが起きるのも、この見え難さが原因。奥行きが合わない収納プランは、死蔵品を生み出す失敗収納なのです。

この死蔵品を生み出す失敗収納になりやすいのが押入れで、奥行きが深いので布団や扇風機などの大モノをしまうのには便利なのですが、それ以外のモノをしまう場合は奥まで使いやすくする内部の工夫が必要です。

可動棚を設置しておくと、いつでもライフスタイルに合わせて自由な高さにカスタマイズできますし、物の大きさに合わせて『物の指定席』を作り易いです。

収納にもいろいろあるので、ざっと上げてみます。

・土間収納
・玄関収納
・リビング横ルーム収納
・階段下収納
・隙間収納
・各室ウォークインクローゼット
・屋根裏収納 
・納戸
・スキップフロアで大容量収納
・床下収納

一日の動線を考えてみるとどこになにが必要なのか見えてきます。

栗東展示場の収納も使いやすい造り付け収納がありますので、是非計画の参考にしてください。


玄関横にある土間収納です。大容量かつ多目的な収納スペース。
外で使う泥のついた物をしまうスペースがない。家の中に持って入るのはどうか?と悩んだ事はないですか?
例えば、ガーデニングセット、レインコート、入りきらない靴、趣味の物、アウトドア系やマリンスポーツ、広くしたら盗まれたくない高価な自転車、バイクやサーフボードといった大きなモノを保管したりと便利です。
お客様が来たら土間収納部分の扉を閉めて、内玄関式にすると、よりメインの玄関はスッキリします。

階段下収納は、階段の下の空きスペースを利用した収納庫です。
デットスペースがなくなり良いのですが、シースルー階段にされたい方には出来ないですね。
展示場のシースルー階段下は、こんな家具がついています。

デザイン的に良いとなかなかの評判です。
この階段は、人の動きが多い所で、階段の間からホコリが落ちてくるので、棚の上はまめにお掃除が必要になってきますし、食べ物は置けないようです。

収納は奥が深く、大事ですね。
消費税が上がると言う事で、急ピッチで計画されている方が増えていますが、きっと時間が足りなくなってくると思います。

急いでる方も、急いでない方も早めに『収納計画ノート』を作成すると楽ですよ☆